「スタンドバイミー」サバカン SABAKAN まだまだぼのぼのさんの映画レビュー(感想・評価)
スタンドバイミー
少年時代の一夏の大冒険に、大人になってから想いを馳せる。
名作映画「スタンドバイミー」と同じプロットで日本の夏を舞台に描いた青春映画は、王道でありながら愛しい日々を丁寧に綴った味わい深い作品でした。
風変わりなクラスメイトと仲良くなっていく主人公・久ちゃんの心の動きが、少年らしい揺れ動きと共に伝わります。序盤の完全なスタンドバイミー展開から続く後半で、周囲の大人達を含めた関わり合いから、竹ちゃんの想いが伝わるところ、またそこから主人公2人に起きる出来事にはとても胸が切なくなりました。
1時間半というコンパクトな尺の中に、愛しくて可笑しくてかけがえのない思い出のカケラたちが無駄なく散りばめられ、たくさん涙が溢れ、心が温かくなりました。
とっても素敵な映画でした!
コメントする