「海のトリトン」サバカン SABAKAN kossyさんの映画レビュー(感想・評価)
海のトリトン
斉藤由貴とキン肉マン消しゴムが大好きな小学校5年の久田。昭和を感じる背景ばかりで懐かしかったけど、思わず食い入るように見てしまったのがTVで再放送されていた「海のトリトン」だった。さすがに斉藤由貴のポスター(とは言ってもカレンダーの写真)にチューするのはやり過ぎ!しかも12月のカレンダーだから、夏にはもう汚れてしまってる気がした。
ひょんなことから仲良くなってしまった久田と竹本。家がボロボロだからといってクラスで友達ができない竹本に対して、唯一笑わなかったのが久田だったのだ。イルカを見るために小冒険に出かけた二人。不良に絡まれたり、溺れそうになったり・・・そんな時に助けてくれたのが金山(八村倫太郎)と女子高生の由香(茅島みずき)だった。
ヤンキーの不良ぶりとか、内田のじじい(岩松了)の姿とかも印象に残るものの、金山と由香のエピソードがちょっと足りないような気がした。名前からもハングルをすぐ読めることからも、二人は在日朝鮮人なのだろう。広がる海の彼方にはまだ見ぬ祖先の故郷があるはずだ。はるかな波の向こうには夢の世界があるのだろう・・・と考えていたのかもしれません。逆に、少年たちは未来など求めていない。現実あるのみ!と受け取れた。
イルカを求めて冒険する2人の少年。脳内には「海のトリトン」のテーマ曲が駆け巡っていたのですが、ここで「イルカにのった少年」の城みちるがサプライズゲストで登場すればもっと面白かったのになぁ。そして、久田の父役竹原ピストルが歌う「酒と泪と男と女」。いや、子どもには難しかろう・・・ちょっとチグハグな感じもしたけど、大島ミチルの劇伴(BGM)が素晴らしく良かったので気分はもう少年時代。思いっきり久ちゃんに感情移入してしまった。タンタン岩、ブーメラン島・・・RPG気分。そういや86年はRPG「ドラゴンクエスト」が発売された年。どことなくドラクエ風の音楽(オーケストラバージョン)でもあったなぁ♪
そして悲しい別れのシーン。海辺を走る電車がとてもいい。岩松了の登場でさらに涙腺崩壊。典型的なお涙頂戴ストーリーなれど、昭和を生きてきた人にとってはグサリと刺さるはず。そして今日は8月31日・・・宿題仕上げなきゃ。懐かしい。まぁ、俺は8月30日にはやり終えたけどね・・・読書感想文は後に延ばして・・・
映画の帰りにサバカン寿司を食べてみたくもなったけど、家にサバの水煮が一個あるのでそれで我慢。何しろアルツハイマー認知症予防にもなるため、定期的に食べています。最後に、おっぱい好きは少年だけではないぞ!と言いたい。
では、またねー
kossyさん,お邪魔します。
>広がる海の彼方にはまだ見ぬ祖先の故郷があるはずだ。
>はるかな波の向こうには夢の世界があるのだろう・・・
あ、さりげなく「海のトリトン」の歌詞の世界ではないですか。
(読み返して気付きました)
海のトリトンの主題歌は、まさに「旅立つ少年」の歌なんだなぁ
と、思わず口ずさんでいる自分がいます。 GoGo トリト~ん♪
おひさしぶりです。 懐かしさ満載の映画でしたね。あっ、AXIAだ、懐かしい、でもそういえば買ったことないや。私はマクセルかTDKを使ってたからな。
金山君と由香さんが恋人同士と思った人が結構いますけど、あの雰囲気は兄妹ですよね。私も、きっとキムさんなんだろうと思いました。「まだ(行ったことない)」けど、水平線の彼方から呼ぶ声が聞こえてたんでしょうね。
今晩は。
お久しぶりです。
”金山と由香のエピソードがちょっと足りないような気がした。名前からもハングルをすぐ読めることからも、二人は在日朝鮮人なのだろう。広がる海の彼方にはまだ見ぬ祖先の故郷があるはずだ。はるかな波の向こうには夢の世界があるのだろう・・・と考えていたのかもしれません”
ここは、気づかなかったです。流石です。
この一文で、今作のストーリーが全て私の脳内では、繋がりました。
有難うございます。では。
kossyさん
コメントありがとうございます!クロムテープ(ハイポジと一緒ですっけ?)懐かしいです。いつもノーマルテープが何本かセットになってるやつをまとめ買いしてて、バラ売りのクロムやメタルに憧れててました^_^
サバカン寿司、私も食べてみたいです♪