シャドウ・イン・クラウドのレビュー・感想・評価
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久しぶりに映画オタク心をくすぐる、
最高に面白い映画でした!
もうしょっぱなの水たまりを踏みつけるシーンからダリオ・アルジェントばりの極彩色に、
ジョン・カーペンターばりのチープなシンセミュージックが流れて、
タイトル「Shadow in the Cloud!」ってセンスよすぎてそれだけで大興奮。
あとはひたすらクロエ・グレース・モレッツが強く逞しくて素敵でした。
楽しむのが正解
予想以上のB級だったが
本編、ひたすらクロエ推しの作品。秘密の任務で輸送機に乗り込んだ後、離陸時から入れられた操舵室に閉じ込められる形となり、そこから後半まで無線で機の人間と揉めながら、襲来する日本の零戦と、グレムリンと対峙するという、ひたすらクロエの1人芝居となる怪作である。事ある毎にセクハラ発言をする男どもと、比較的協力的な男。どうせこの男と上手くいくんだろうな・・・等と考えていると、物語は予想を超える展開となる。本作では冒頭からグレムリンがいる事を匂わせる形であるが、何故、どこから来たのか、何体いるのか等のこちらが知りたい情報は一切省いている。 2008年公開のマット・リーヴス監督作、「クローバーフィールド/HAKAISHA」でも似たような手法が取られているが、こちらはこぢんまりした作品のため、身近な恐怖の様に思え、雰囲気作りには一役買っていると思われる。
基本は顔の見えない機の連中と無線で会話をするのだが、顔が見えない相手から暴言を浴びさせられるのは、現代のSNS社会に存在する闇を風刺したものなのだろうか。また、女性が虐げられていた時代が変化し、活躍していくという時代の変化を描写している。本作でクロエが「何でも出来ちゃう子」なのもそれが大きな理由だろう。
CGがチープで幻滅してしまう部分もあるが、83分という短い本編の中に色々と工夫が詰まっており、それなりに見応えのある作品であった。
予告ではクロエがグレムリンを思い切り殴りつけるシーンがピックアップされるが、全体に渡ってかなり突拍子の無い作品である。ここまで来ると脚本はあって無い様なもの。色々な意味ですごい作品を観た気がする。
クロエ作品の中では悪くない
観るに当たっては第二次世界大戦時にイギリスで編成された女性の空軍組織WAAF(Women's Auxiliary Air Force)について知っておく必要がある。
WAAFは実戦闘ではなく後方支援が主だったようだが戦場は男社会という事もあり女性に対する差別や侮蔑も酷かったようだ。
『シャドウ・イン・クラウド』はそんなWAAFに所属する主人公ギャレットが男性社会の中で逞しく戦っていく姿を描きながら戦時を生きた女性達への女性讃歌になっている。
つまり敵のグレムリンや日本軍や仲間の男性兵士も強い女性を引き立てるための添え物でしかない。
ラストのバトルシーンが正に象徴的。
グレムリン=キモい、やや強い
日本空軍(零戦)=早い、強い
仲間の男性兵士=下品、バカ、弱い
という感じなので強い女性……というかクロエ・グレース・モレッツを観る映画になっている。
80分近い尺の7割がクロエとたまにグレムリンしか映ってない(男は通信の音声のみ)シーンなのも割り切っている。
ストーリーはダメダメだが
えーっと、一言で言うとアクション映画です
時代は1943年、第二次大戦中の話。女性兵士が命令で軍用機B17に機密とされる荷物を持って乗り込んでくる。その後、飛行中にグレムリンという空の怪物に襲われたり、命令が偽物で荷物の中身が不倫でできた赤ん坊やったり、日本軍との戦闘があったり、不時着したりと、内容をやたら詰め込んである映画。機銃座から外に出て翼にぶら下がって赤ん坊の入ったカバンを取りに行くアクションとか飛行機から落ちたのに敵機の爆発で吹き飛ばされて戻ってくるアクションって、いくらなんでも不可能やろ、メチャクチャやろって突っ込んでまうけどドキドキハラハラはしました。明らかにB級映画。でも、それなりには楽しめます。
前半が退屈すぎる
ジャンルが良くわからん映画という印象。戦争ものなのか、アクションものなのか、モンスターパニックものなのか。全部入ってるけれど、どれも中途半端です。
まず、映像はしっかりしているので、それなりに金は掛かってそうですが、始まってからの半分以上がほぼずーーーっと主人公の顔のアップだけ。場面転換がなく無線越しのうるさい会話劇をわちゃわちゃ聞かされるだけでつまらない。後半のアクションシーンで多少盛り返しますが、前半の画が退屈すぎます。
主人公は、とある「荷物」を守るためにモンスター(グレムリン)と戦いますが、そこに日本軍まで襲ってきて大忙し。短い時間に詰め込みすぎで全てが薄味になってしまっています。敵をモンスターか日本軍かどちらか一つに絞った方がスッキリしたことでしょう。個人的にはグレムリンいらなかったです。
おそらくですが、この映画のテーマは「男に負けない強い女性」なのかなぁと思いましたが、そのために男を悪く弱く描きすぎているのもちょっと気になったりならなかったり。
強引なB級
クロエがストーリーの中心。
肉体的な活躍をみせる。
が、相当な強引さでチョイと引くレベル
クロエ好きなら寛容になれると思うが、さすがにちょっとやりすぎだろうとは思う。
意外にごんぶとい体格のクロエの肉弾戦はキックアスから成長も窺える…のか?
グレムリンとどつきあいはあんまり綺麗ではなかった。
そして下品なばかりの搭乗兵士たち、そしてほぼ活躍しない夫
三機がかりで輸送機落とせない零戦?とか都合良すぎかな?
正直クロエ目当てでなければ頑張って観る事はないかと思う。
モレッツ無双
ひたすらモレッツちゃんが活躍する話。
ツッコミどころ満載だが、かわいいからよし!
特に、上空を飛んでる飛行機から這い出して移動するシーン、飛行機から落ちたのに爆発で戻ってくるシーン、グレムリンを追いかけ回してボコボコにするシーン。
映画館で観なくてよかった。笑い転げる系映画🤣
超人血清打ってるでしょ間違いなく。
キャプテンモレッツ爆誕👍
その日のコンディションで感想が変わりそう
観て正解の1本
レビュー平均が星3・1ってあり得ない。
ほんと、スパイダーマンが3人出てくれば傑作という狂った世界に生きてる事を思い知らされる。
久しぶりに映画を堪能出来た。これが映画だと胸を張って言える1本である。(ちょい、褒めすぎ)
開始3分、タイトルが出た時点で観に来て良かったと思ったし、エンドロールで拍手が起こらなかったのは奇跡である。(ちょい、言い過ぎ)
穴があるシナリオ、あり得ない展開。だが、これでいいのである。そういう欠点込みで映画を観る楽しさに溢れた作品になっている。
決して本作を傑作と言いたいわけではない。事実、星3・5だし。伝わるかな?
伝わったならぜひ観て欲しい。ちなみにスパイダーマンは1人も出てこないので、スパイダーマンが面白かったという人は、合わないと思うので観ないで結構。(事実)
配給のカルチュア・パブリッシャーズは、数年前に文句なしの傑作SF映画「ジャッジ・ドレット」を配給していて(スタローンじゃない方ね)、映画が分かってる買い付けがいると見た。
タイトルなし(ネタバレ)
微妙過ぎる戦闘機密室サスペンス
前半が閉じ込められていて動きがなく、ギャレットだけ女性でそれを揶揄ったり差別したりする退屈な会話が続く。
ゼロ戦が襲ってきているのに乗ってる戦闘機に回避行動などの動きがないのが不自然。
棒切れで赤ちゃんのバッグを引っかけようとしてアーアー言ってるクロエちゃんが可愛い過ぎて笑ってしまった。
ラストのグレムリンを追いかけるクロエちゃんのところは面白かった。
ぶっ飛んだ展開
う〜ん… 意外とマトモに着地する映画だった。
もっと現実の世界からハミ出した超B級なハチャメチャ映画かと思っていたが…
予想外のバッグの中身が明かされた時点で、ほぼほぼストーリーの先行きが見えてしまい…
その後ホントに予想通りの展開となって、アレよアレよという間にアッという間にラストを迎えてしまった。
ちょっと意外だったのはエンディングで流れたケイト・ブッシュくらいか。
あの曲も意外と古くならないというか、何気にバッチリはまっていたが、どうせなら”The Big Sky”にすりゃ良かったのに。あの曲の高揚感ならエンディングにもピッタリだし、間違いなく爆上がりになったはず。
予想通りの展開の割には結構面白かったのは、やっぱり高空飛行での危機一髪のヒヤヒヤ連続シーンの応酬の数々。
空の上で360度ぐるぐる動き回るカメラワークも最高。航空好きにとって、これはもう無条件でスリリングになっちゃうヤツだ。
クロエのアクションも相変わらずキレが良かった。
今この手のEmpowerment系の主人公にするには、間違いなく彼女が最強&最適だったに違いない。
でも、なんだかんだで、やっぱり彼女の肉感的な唇が一番良かったかなあ…
そういった単細胞な輩に対するアンチな映画かもしれんけど。やっぱりイイものはイイのだ。
なので、煽情的なセクシー・シーンが、アホネタとして、もっと色々とたっぷりあっても良かったかも。
バカな男どものアホ具合が、より際立つことにもなるし。
しかし、それにしても、あの『Kick-Ass』のクロエが、いつのまにやら、すっかり大人の女性になってしまって…
なんとも感慨深いラストシーンではありました。
母なる天空の極秘任務
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