「お笑い路線を徹底できなかった中途半端なBC級映画」シャドウ・イン・クラウド 徒然草枕さんの映画レビュー(感想・評価)
お笑い路線を徹底できなかった中途半端なBC級映画
うーん、こういうBC級ジャンルを否定はしないけど、これはちょっとな~w
何というか、ありえなさすぎて痛快、爽快な感じがまるでわかないのが致命的だろう。
「ミステリーゾーン」の旅客機の翼を壊すバケモノが登場するわ、ゼロ戦が登場するわ、軍人同士の不倫とその結果生まれた赤ちゃんが登場するわ、女は強い、いや母は強い、バケモノを殴り倒すくらい強い…まあ、いいけどね。それにどう反応しろっていうのか? 小生はため息をつくしかないのであるw
きちんと論評するなら、これはギャグ映画である。ならばその路線を徹底して、お笑いの要素をふんだんに盛り込んでいたなら、いいパロディ映画になっていたのではなかろうか? ついでにサン・テグジュペリ、星の王子さま、リンドバーグ、「エイリアン2」のシガニー・ウイーバーとか、あれやこれやネタを紛れ込ませていたら、結構面白かったかもしれない。
コメントする