「ハリネズミ キツネ ハリモグラ 卵を潰せ!グータッチ作戦」ソニック・ザ・ムービー ソニック vs ナックルズ 近大さんの映画レビュー(感想・評価)
ハリネズミ キツネ ハリモグラ 卵を潰せ!グータッチ作戦
SEGAの人気ゲームをハリウッドで実写映画化し、2020年に大ヒット。その続編。
今ハリウッドでは日本のゲームの実写化ブーム。2019年にはポケモン。来年は待望のゲーム界のスーパースター、マリオ!
その合間に早々と2本も製作~公開。さすがは快速ハリネズミ!
前作がTHEエンタメなら、今回はTHE続編。
新キャラとして、ライバルと相棒登場。
アクションもスケールも前作増し。
勿論、ソニックもますます駆け回るぜ!
まずは、前作のラストで宇宙の果てのキノコの星に飛ばされたアイツ。
前作何が面白かったって、ロボトニック役のジム・キャリーの、久々とも言える本領発揮のハイテンション・コメディ・パフォーマンス!
地球への帰還とソニックへの復讐をたぎらせる。にしても、あんな星で己の頭脳を駆使してサバイバルしているロボトニックがスゲェ…。
ソニックのトゲを使って宣言通り帰還の“リング”を開いたロボトニックの前に現れたのは…?
もう独りぼっちじゃなく、グリーンヒルズで“家族”と楽しく暮らすソニック。
持て余す俊足を使うかのように、夜な夜なこっそり“バットマン活動”を。街に繰り出して悪者退治。
本人は“ブルー・ジャスティス”とヒーロー気取りだが、街や人々に大迷惑。これじゃあバットマンならぬ“バッドマン”。トムからお小言。
ある日、トムは妻マディと共に、義姉レイチェルの結婚式に出席する為、ハワイへ。
留守番をおとなしく…いやいやエンジョイするソニックの前に、奴が舞い戻ってきた。
ロボトニック!
それと、赤いハリモグラ。
ゲームでもソニックのライバルだという、ナックルズ。
エキドゥナ族という宇宙で最も危険な戦闘種族の戦士。大きな拳から繰り出されるスーパーパワーが強烈!
“マスターエメラルド”という最強の武器になりうる宝石を探しており、その在りかの鍵をソニックが握っているという。
ロボトニックはソニックへの復讐の為、ナックルズはマスターエメラルドを探す為、手を組んだ。
ピンチのソニックを助けたのは、黄色いキツネ、テイルス。ゲームでもソニックの仲間。
最強の武器を巡り、ソニック&テイルスvsロボトニック&ナックルズが勃発…!
先に探し出すのはどちらか…?
そして結婚式出席中のトムらは…?
先述した通り、スケールは前作以上。
前作はリングで地球上を駆け回ったが、あくまでグリーンヒルズとNYが舞台。
今回はグリーンヒルズを起点とし、雪山~ハワイへ。
マスターエメラルドが眠る洞窟はまるで『インディ・ジョーンズ』みたい。
そして再びグリーンヒルズを舞台に、巨大○○○○と大バトル!
ナックルズのパワーはソニックを凌ぐ。強敵だが、戦士なだけあって一本筋を通し、漢気あり。ちょっと単純で頭が弱いのが玉にキズ。点点点…。根っからの悪者ではない…?
ソニックに憧れるテイルス。発明が得意で、二本の尻尾をプロペラのようにして空を飛ぶ。言動がキュート。
ロボトニックのしつこさと憎たらしさは研きがかかり。
ソニックの俊足と軽口も快調。
が、今回ばかりは一人では無理。
テイルスやトムらの協力があって。
ちと今回トムの出番は前作より少なめだが、ハワイでは義姉のレイチェルが大暴れ!
仲間や家族、敵と思ったが誤解を乗り越えて。
ロボトニックは結んだ筈の手を容易く裏切る。欲するのは未知のパワー、執着するのは復讐、溺れるのは己の過信。
クライマックスは手に入れたマスターエメラルドの力で作り上げた巨大ロボットで猛威を振るう。
この脅威に、こちらは仲間や家族の絆、“グータッチ”で。
昨日の敵は今日の友。ハリネズミ、キツネ、ハリモグラで卵を潰せ!
共闘はハリウッド映画や日本の漫画の王道だが、やはりスカッと胸がすく。
マスターエメラルドの力でソニックが変身。青から金色へ。その名も、スーパーソニック!
何だか“スーパー○○○人”みたい。
そういや、関係性も。ソニックが悟○で、ナックルズがベ○ータで、ロボトニックがフ○ーザ辺りか…?
『ソニック』は未プレイだけど、そうやって見ると分かり易い…かも。
最強の武器や力より大切なのは、仲間や家族。
それが原動力。
何の為に闘うのか…?
大切な仲間や家族を守る為。
それが、ヒーロー。それが、家族として。
可愛い仲間、厄介な好敵手が出来た。
ロボトニックは死んだ…? それとも…?
EDに登場したキャラは…?
次作へ向けて、突っ走れ!ソニック!
気掛かりなのは…
ジム・キャリーが引退を公言したので、ロボトニックは今回で見納めなのかな…?