「カリ城とナウシカは、実はジブリでは無い、そして本作を語るのは『思い出のマーニー』を・・」屋根裏のラジャー えびかに伯爵/二世さんの映画レビュー(感想・評価)
カリ城とナウシカは、実はジブリでは無い、そして本作を語るのは『思い出のマーニー』を・・
先ずはレビュータイトルを説明させて。
ルパン三世カリオストロの城と風の谷のナウシカは、制作当初ジブリ作品では無かった(ジブリはまだ出来てなかった)。
版権とかの大人の話は分からないけど、DVD的には二作とも今は、ジブリのカテゴライズ!て事で、合ってる。
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オールドジブリが製作を辞め(最近復活した)た時に派生したのが、スタジオポノック。
だけど?
ジブリ製作ラストの『思い出のマーニー』は、こちら米林監督チームの作品だ。
同、『仮暮らしのアリエッティ』『メアリと魔女の花』については今は、まぁ少し忘れよう。
大谷翔平選手だって、全打席ホームランとは行かないしね・・。
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本作、ザックリレビューするなら俺的に、トイストーリーを思ったかなぁ?
子供は天使かもだけど、悪魔なんよね。
直ぐに短絡的に、関係性を断つ/物を捨てる。
自己中心的に行動をする。
↑↑↑それを責める気は、毛頭無い。
それが子供てモンだし、皆んな昔は子供だった。
寂しかったり悲しかったり苦しかったり、で子供は時折、想像の翼を広げ、自分の中にもう一人の友人を作る(コレが進むと多重人格が産まれる)。
そんなもう一人の友人側から、見たストーリー。
108分だけど、ちょっと長いと感じた。
序盤の緩さが、そう感じた感じさせたんかなぁ?
中盤から後半に掛けては、イイ感じの流れだったと思います。
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モノを覚えたり継承するのって、ロジックやメソッドも勿論、とても大切なんだけど・・
『Don’t think FEEEEEEL!』も、時には(人によっては)絶対に必要。
同じ釜の飯を喰い、数多の時間を巨匠と過ごした者のみが受け継げる、まさに継承。
→本人がスタート時で変態なのに、宮崎御大や富野御大から継承を受け、自己流に進化変質の変態度が深化した庵野氏!とは全く違う。
→恐らく御本人が柔和な感じで、見るまま聞くまま素直にストレートに継承を受けた米林監督(それで居ながら圧倒的に宮崎御大とは質が全く違う!)。
背景やジブリグリーン、お見事!
声優陣のキャスティングも、お見事!
庵野氏とは違う意味で、継承なされたんよね。
ジブリで有りながらジブリでは無い、継承?
屋根裏のラジャー、面白かったです。
トイストーリーと思い出のマーニーと、何故か?インセプションやザ・セル見たくなりました。
欲言うなら?劇中歌に少し捻りが有っても、良かったかも?
・見ながら食べたい飲みたい物】
ハンバーガーにフライポテト、コーラ!(*ノンアルの108分で参ろう!)
・女子と見たい度】☆②
(*男女で、見た後にかなり意見が分かれそう・・)
・逆に!子供と見たい度】☆⑤
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庵野氏、細田監督、新海監督、そして・・
米林監督ヾ(*・ω・)ノ♡
日本のアニメ界は、しばらくこの四人でお話しが進みそうです。