劇場版ラジエーションハウスのレビュー・感想・評価
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窪田正孝はよく頑張った
テレビドラマの方はときどき見ていた。主人公は窪田正孝の演じる放射線技師としてのスキルが高い五十嵐唯織だが、必ずしも毎回活躍する訳ではなく、一話ごとに技師や医師のそれぞれにスポットが当てられる。群像劇と言ってもよかった。 本作品はテレビドラマと同じ鈴木雅之さんの演出で、上映時間が限られているから全員にスポットを当てる訳にはいかなかったが、五十嵐と、本田翼の放射線科医の天春杏を中心に、全員が活躍するチームストーリーとなっている。 天春病院での出来事と、杏の父親の病院がある美澄島(ロケ地は岡山県の真鍋島)での出来事のふたつが並行して進み、折からの悪天候が風雲急を告げる。 ラジエーションハウスらしく、放射線で撮影された写真や映像が上手く使われていて、人間が怪我や死に向かい合うときのありようが描かれる。窪田正孝や広瀬アリス、それに山口紗弥加の演技が光っていた。 一方でお笑い担当の八嶋智人や浜野謙太は元気一杯に馬鹿をやる。矢野聖人の悠木倫は密かに感染症対策の研究をしていたようで、空気感染する新型ウイルス対策に俄然やる気を出す。コロナ禍を笑い飛ばすみたいなアイロニーを感じた。 美澄島でのヒロイン役の本田翼の演技は相変わらず一本調子だった。キムラ緑子や今野浩喜の好演に助けられて、ヒロインとしての立ち位置をギリギリ保った格好だが、当方としては天春元院長との場面に不満がある。 天春杏は医師なのだから、父親の死に際しても冷静な態度で呼吸と心拍と瞳孔反射の停止を確認し、時計を見て死亡診断の宣告をしながらハラハラと涙を流すような、そういうシーンが欲しかった。それがあれば天春杏の人物像にも深みが出て、物語に厚みが出たと思う。 コメディタッチの作品としては楽しめたが、メインキャストが精神的に追い詰められたりしないから、ヒューマンドラマとしての奥行きが浅い。五十嵐の人物設定が単純なことに由来するとは思うが、ここまで来たら人物設定は変えられない。お笑い要素の強いエンタテインメントに仕上げるしかなかったのだろう。窪田正孝はよく頑張った。
テレビの続き。
ドラマはなんとなく観ていたので、映画はドラマ以上に面白くなってることを期待して観に行きました。 うん、面白かった、かな。途中までは。 後半、感染症疑いで島が孤立するとこ、もう少し緊迫感にリアリティが欲しかったなぁ。 一応立ち入り禁止にはなってたけど、見張りに立ってる自衛隊?の人が防護服着てないとか、未知の感染症なのにありえないし。そんな状況で医者同士が直接応援を要請とかもありえないし。そんなことしてるからなんか話がこじんまりしちゃって緊迫感がイマイチで。 テレビならそれでも良かったけど、映画としてはちょっと物足りなかったですね〜。 でもまぁテレビの続きだと思えば、楽しめました。
ドラマ好きだったんで
ドラマが楽しかったので見に行きました。2時間に4話分くらい詰め込んだ感じでしたね。お得といえばお得でした。 期待通り水戸黄門的予定調和で安心して楽しく鑑賞できました。 でも、逆にどうして映画にしたんだろうと思ってしまった。2時間のスペシャルドラマとしてテレビでやっても良かったのでは? 昨今の連続ドラマはなぜ最終的に映画にするのか? お金を出して観るほどじゃなかったと言えばそれまでなんだけど、映画にはもっとお金かけたスケールのおーきいものを期待しちゃいます。 いや、たまたまこの映画の時に考えただけで、この映画は面白かったんですよ。
楽しめた
医療人からするとツッコミどころは満載ですがそれもラジハの魅力の一つですね。笑 複数のエピソードが同時進行で進みますがそれぞれをもう少し掘り下げても良かったのかなぁとは思いました。 全体的には笑いあり、涙ありで面白かったです。個人的にはカテーテルのフック型とコブラ型で揉めてたシーンが視聴者のほとんどの人分からないでしょ!と思いつつツボでしたw
ファン必見❣ 『ラジエーションハウス 劇場版』
ドラマシリーズの大ファンです。 主人公ふたりを囲む役者さんたち これがいい ❣ 存在感のある・輝いてる俳優さんがたくさん出演していてそれだけでも満腹感 ^₀^ それぞれがとてもきめ細かく描かれていて、みんないい味(個性)出してます。 Storyもいい。 ラジエーションハウスのスタッフが、同僚たちはもとより、医師たちとも回を重ねるごとにチームワークがよくなり、“絆”といえるような信頼関係が築けていきます。 前に出た患者さんがキーパーソンになったりもします。 。。。 この度、 映画化されたので、早速観てまいりました。 満足 ^₀^ 後半の離島の話が少し思っていたのとは違っていた(緊迫感が不足)ので、減点しましたが、2時間枠だと時間の都合もあり、仕方なかったのかもとも思います。 さて、今回も「人気ドラマシリーズの劇場版」というテーマに触れた方がいいのでしょうか? 楽しめたから深く考えない方がいいのでしょうか? ・・・今回は目をつぶって触れないことにします。。。 まずドラマのファンは観るべしです! シリーズの世界観をそのままに、ドラマの延長線上ではなく、いい意味で“劇場版”にスケールアップしています。 山口紗弥加→広瀬アリス→そして本田翼と魅力的な女優さんたちのパートが続きます。 そしてまさかのエンディング😜 あっ。映画観て、ドラマ見てない方は是非ドラマも観て下さい。映画も楽しめましたが、映画よりももっともっと感動的な場面がいっぱいだったり、もっと涙腺が緩むシーンがあったり、クスっと笑えるシーンもありますヨ 😊 😭。 ドラマ SEASON3を期待💦 《蛇足😓》2022年4作品め…すべて邦画 しかも、たまたまですが、すべて“劇場版”です。 <+)))><<
テレビドラマを見続けていた人向け⁉︎
1個人の想いを…。 私が,好き好んでレビューを書いてるサイトの情報より〜 この作品自体が,劇場版で公開する直前?直後?迄は,あまり見受ける機会が少ない評価の点数の満点だった❗️事からも観ざるを得なくなり、レビューに踏み切った訳であり… まぁ,人ソレゾレで色んな観方をするのは当たり前っちゃ当たり前だが,私はテレビドラマの方は全く未視聴で,最初に“窪田正孝"にこういう能力を持っているとかの説明も有ったりした事で、(色んな映画館等での予告を見受ける箇所も有ったりした事も踏まえ)理解出来た部分も有った。 始めはテレビドラマの延長じゃ無いの?とも思えたし…, 私は医者では無いので,専門的なツッコミは出来ないが、実際の所で本当に医療関係の仕事をしてる人にとっては,どういう風に映ったのか?ツッコミ処満載なのか?問い正してみたい処でも有るが…。 ゴチャゴチャ言っちゃった後で言える事では無いのかもしれないが、ドラマ云々はどうとかでは無く,映画作品としては私自身には全く興味すら無かった本田翼も可愛く見え、上から目線の言い方をしちゃうが,ソレなりに面白かったんじゃ無いの⁉️という処…。
チーム・ラジハの絆を描く
放射線技師・五十嵐唯織の活躍を描くテレビドラマ「ラジエーションハウス」の劇場版。テレビシリーズは毎週楽しく視聴していたので、劇場版もさっそく鑑賞してきました。テレビシリーズの流れを踏襲しつつも、舞台を病院の外に広げ、スケールアップした展開で、それなりに満足できる仕上がりでした。 ストーリーは、父の危篤の知らせを受け、甘春杏が美澄島を訪れている最中、出産間近の夫婦が交通事故で甘春病院に運び込まれる前編と、美澄島で原因不明の感染症が広がる後編を通して、ラジハチームの活躍を描くというもの。 医療ものらしく涙を誘うシーンが多く、わかっていてもついつい涙腺が緩んでしまいました。中でも、事故で重体となった妻に、夫役の山崎育三郎さんが呼びかけるシーンは泣けました。後半は、自身の進退をかけてまで仲間の窮地を救おうとする、ラジハのチームワークにまたもや涙。そんな中で、技師として成長した広瀬裕乃、医師として一皮むけた甘春杏を通して、チーム・ラジハの絆の強さを描いていたのがよかったです。「頼り合う」というより、各自がベストを尽くして「信じ合う」感じが熱いです。うちの職場もこうありたいものです。 主演は、窪田正孝さんで、彼らしい安定の演技です。ヒロイン本田翼さんも、かわいさ全開でよき。脇を固める、遠藤憲一さん、広瀬アリスさん、浜野謙太さん、山口紗弥加さん、丸山智己さん、八嶋智人さん、矢野聖人さんら、ラジハメンバーもそれぞれに見せ場があり、安定の布陣です。 ツッコミどころはもちろんありますが、ほどよく織り込まれた軽いノリとテンポのよさで、なんとか押し切っています。それより、明らかに別のエピソードである前後半のつながりの悪さの方が気になりました。せっかくの劇場版なので、前後半にもう少し関連性をもたせるか、離島の感染症をメインに据えて話を広げるかして、もっと脚本が練り込まれていれば、より感動的な作品に仕上がったのではないかと思います。 とはいえ、ラストは一応の区切りをつける締め方で、持ち越され感がなかったのは好印象です。テレビシリーズから続く人物相関はあるものの、初見でも察して理解できる内容なので、多くの方にお勧めできる一本です。
劇場版?でしたが劇場版!!でした
テレビドラマの劇場版?劇場版にする意味があるの?と観る前は少し思っていましたが、ごめんなさい!!ストーリー展開も映像のスケール感も劇場で観たい作品にきちんと仕上がっていました。 前半の天春病院パートでは山崎育三郎さんの演技や表情に涙し、広瀬の成長やそれを見守るチームの一体感が心地よくある意味いつものラジハらしい良さが目立ちました。後半の美澄島パートでは一気にドラマでは描けなかった外の世界へとラジハメンバーが飛び出し活躍する姿が描かれていて映像的にもスクリーンでこそ映えるようなカメラワークが随所にみられ見所の1つになっているように思いました。 その中にあってやはり変化していく杏とずっと変わらない唯織が軸になっていてラストはドラマからずっと見守って来た方にはかなり胸熱な展開になっています。ドラマを見ていなくても緩急があって涙も笑いもふんだんな楽しく見れる作品ですが、2人の幼い頃の約束や過去のトラウマで幼い頃の記憶がない杏ちゃんと奥手な唯織のじれったいほど前に進まないピュアな関係性がわかっているひとにはかなり胸高鳴る爽やかな後味が感じられることと思います。
育三郎さんのその後は?
本田翼さんがいまいち甘春先生にハマってない感じ。五十嵐くんが憧れる医師ってほどの貫禄がなかった。という感想です。 あと育三郎さんの奥さんはどうなったのでしょうか。せめてあんなに常軌を逸してた育三郎さんと赤ちゃんのその後の笑顔のシーンが見たかった。
THEフジTV映画
ドラマ鑑賞組だったので、期待通り面白かった。 いい意味でワンパターンな展開だが、ドラマの続編としては伏線回収出来ていて納得。 主演だけでなく、レギュラー陣しっかり活躍しており満足。笑いあり、涙ありで楽しめました。
寂しい…
医療系のドラマって、重くなりがちで、中々自分の中で、気軽に観れるものではなかったのですが、唯一ラジエーションハウスだけは、楽しく観ることが出来たし、またとても心にグッとくる感動もあり、贅沢なドラマだなと思っていました。 劇場版は、共演者や制作陣の愛が感じられ、出演者みんなが主人公の内容でした。医療に携わる人も誰一人欠けてはいけないし、また患者であったとしても家族や周りの人々にとっても欠けてほしくない尊い存在が描かれていました。 個人的にこのドラマを通して、印象が変わったのが窪田正孝さんと遠藤憲一さんです。 窪田正孝さんは、アウトロー的な感じでずっと思っていて、仲間と連むより一人でいる方ががいいというタイプのように思っていました。 あと遠藤憲一さんも強面が過ぎて、こんなに陽気な方だとは…。 そんな現場の仲の良さが活かされていて、ドラマや映画に影響を与えることもこのドラマを通して知った気がします。 そんな集大成の劇場版は、笑いと涙とあたたかいものが残る贅沢な内容でした。 広瀬アリスちゃんが舞台挨拶で、もうこのメンバーで会うのが少なくなるので寂しいなぁ…とまた窪田正孝さんもこんなに仲が良い現場もないと、私も寂しいです。
感動と感謝!
かなり久しぶりのレビューです! たまたま、時間があったので 鑑賞。 ラッキーでした。 ドラマは見ていませんでしたが、 素晴らしい。 オリジナルストリート、 若手から中堅、 ベテラン俳優さん達の力が 映画のクオリティーを更に上げ、 涙、笑い、感動、 そして映画関係者の皆さん、 医療関係者の皆さん、 日本人の優しさに感動!
初見でも楽しめる内容
三つぐらいの話のオムニバス版みたいな構成。 漫画もドラマも未見だったんですが、楽しめました。 みんなが揃った時のGメン'75的な(古っ!)カッコ良さがあるよね。 ただ、ある演出が若干くどく感じたかな。
エッセンシャルワーカーに捧げます!
TV版からのファンで映画版は、よくある時間制限での無理矢理感を覚悟していました。でも、2時間なのに3時間位、見たようなシチュエーションてんこ盛りで所謂、コスパ最強作品だと思いました。
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