「チームワークが大事ですね。」劇場版ラジエーションハウス 琥珀糖さんの映画レビュー(感想・評価)
チームワークが大事ですね。
近年、病院に行って感じるのは、
血液検査の数値とかエコー検査やCTや脳波に心電図。
整形外科ならまずレントゲンそれからCTやMRI。
検査結果から治療が始まることです。
「ラジエーション・ハウス」とは放射線治療法のことだそうです。
テレビドラマの方は2回観た程度ですので、過去番組でどのような出来事や
対人関係の相関関係があったのかは殆ど知りません。
いきなり劇場版を観た「ラジハ」初心者として、感想を少し書かせて頂きます。
主人公は放射線技師の五十嵐唯織(窪田正孝)
この映画は五十嵐がスーパーヒーローの映画というより、チームの映画であり、
データーを駆使して治療する医師・看護師・放射線技師の活躍を描く
新趣向の医療ドラマなのでしょうか?
映画では2つの事件が起こります。
1つは、
交通事故で意識不明になった妊婦のお腹の赤ちゃんの命に、どう対処
するのか、との問題。
2つ目は、
離島の父親が危篤になり帰島した甘春杏(本田翼)
なんと島民3百数十名の島に謎の虫垂炎に似た症状の胃痛と腹痛で
多数の島民が倒れてしまうのです。
助けを呼ぼうにもおり悪く台風が発生。
島は孤立してしまいます。
その上、薬も医療機器も何もかも不足している。
そこに院長に辞表を出した五十嵐が離島を訪れ、原因究明に当たります。
そして古いレントゲンを工夫して使い仕事をして行きます。
ラジエーション・ハウスのチームが結局は全員が離島に駆けつけ、
チームプレイを発揮する。
感動のストーリーなのですが、違和感もひとつ2つありました。
妊婦の夫の高橋(山崎育三郎)の手術室立て篭もり事件。
まさか刃物を医師に突きつけて脅すなんて・・・
少々やり過ぎだと思いました。
そして、
離島のパンデミック。
これもそんなに急激に多数が一度に起こるのも、やや不可思議。
現実だったら阿鼻叫喚の地獄図になりますね。
それと気になったのは甘春杏の父親の死後の事。
遺体やその後の葬式はどうなったのでしょう?
(私の見落としでしょうか?)
それでも理想に燃えて行動する全員の輝く瞳が美しく、
ドラマティクで、分かりやすくて、
とても良かったです。
しかし、
「一枚の写真から見えない病を見つけ出すエキスパート」
というより、
「緊急時に頼れる行動する医療従事者」
そんな印象を受けました。
超リアリスト、現実原理主義者【独りよがりの頑固ジジイ👴】の私には、ムリムリでアレルギー🤧反応でした。【レビューは結構、綺麗事、創作の美辞麗句並べてます。】東京MERも同様でした。イイねありがとうございました😊😊😊