「劇場版?でしたが劇場版!!でした」劇場版ラジエーションハウス りーはさんの映画レビュー(感想・評価)
劇場版?でしたが劇場版!!でした
テレビドラマの劇場版?劇場版にする意味があるの?と観る前は少し思っていましたが、ごめんなさい!!ストーリー展開も映像のスケール感も劇場で観たい作品にきちんと仕上がっていました。
前半の天春病院パートでは山崎育三郎さんの演技や表情に涙し、広瀬の成長やそれを見守るチームの一体感が心地よくある意味いつものラジハらしい良さが目立ちました。後半の美澄島パートでは一気にドラマでは描けなかった外の世界へとラジハメンバーが飛び出し活躍する姿が描かれていて映像的にもスクリーンでこそ映えるようなカメラワークが随所にみられ見所の1つになっているように思いました。
その中にあってやはり変化していく杏とずっと変わらない唯織が軸になっていてラストはドラマからずっと見守って来た方にはかなり胸熱な展開になっています。ドラマを見ていなくても緩急があって涙も笑いもふんだんな楽しく見れる作品ですが、2人の幼い頃の約束や過去のトラウマで幼い頃の記憶がない杏ちゃんと奥手な唯織のじれったいほど前に進まないピュアな関係性がわかっているひとにはかなり胸高鳴る爽やかな後味が感じられることと思います。
コメントする