劇場公開日 2022年4月29日

「いたのか五十嵐!」劇場版ラジエーションハウス サプライズさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0いたのか五十嵐!

2022年4月29日
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鑑賞方法:映画館

笑える

楽しい

単純

ドラマ未鑑賞、というか存在すら知りませんでした。窪田正孝が主演ということで興味本位で劇場に足を運びましたが、祝日ということもあってか、かなり人が多くて驚き。10歳くらいの子どもが2人だけで見に来ていたり、カップルや老夫婦なども居て幅広い世代に人気なドラマなんだなと実感。鑑賞してみるとわかったが、キャラクターの濃ゆさと医療ものなのに笑いがあるというところが人気の秘訣なんだろうなと思いました。

ただ、率直な感想を言うと微妙だった。
完全にドラマ向きの作品であり、劇場版といいながらもドラマのような構成で特別感がない。昨年末に公開された(私は今年見たが)、99.9と似たような感じ。せっかく大きなスクリーンで上映するわけだから、もっと脚本から演出までドラマ以上にしっかりこだわってほしい。劇場版としての落とし込みが足りなかったように思えました。

繋がりがない2つの話。ドラマでいえば3.4話分を一気に見ている感じ。これまた映画に感じないポイントのひとつ。欲張りすぎだ。結果的にどっちとも粗い作りになっていて疑問点だらけだし、ツッコミどころ満載。もしどうしても2つの話を1つの映画にしたかったのであれば、同時進行で話を進めるべきだった。2つの中身がかけ離れ過ぎて見るのが疲れる。そんなに長い尺では無いのに、かなり長く感じてしまった。

ただ、先程も言った人気の秘訣であろうポイントは素晴らしかった。個性豊かなキャラクター達。邦画好きなら数多くの名優にウキウキしてしまうに違いない。やはりいい演技をする遠藤憲一、浜野謙太、矢島智人、高嶋政宏、高橋克実のベテラン軍団。ストーリーは粗かったけど、豪華キャストで満足度は高め。キャスティングも非常に良くて、飽きはしませんでしたね。

笑いどころもちょくちょくあって、医療ものがあまり得意ではない私でも楽しむことが出来ました。後半部分に難アリですけど、前半はかなりいい感じ。ずっとシリアスな雰囲気ではなく、たまにコメディ要素が入ってくるのはありがたいし面白い。放射線技師の話だからって、あの演出は不気味で嫌だったけどね笑

やはり、ドラマからの劇場版のハードルは高い。
「コンフィデンスマンJP」「今日から俺は!!劇場版」「劇場版 きのう何食べた?」の凄さに改めて気付かされた今日でした。この映画を見に来た子ども二人。映画が始まる前に一瞬だけ様子を見に来たお父さんに「ポップコーンこぼさないようにね」と注意されていたのにも関わらず、映画終わったあとに思いっきし全部こぼしていて大笑いしていました。ユナイテッド・シネマのポップコーン、量多くて食べれないもんね笑

サプライズ
ノブ様さんのコメント
2022年5月5日

確かにテレビドラマですよね。
私は99.9もラジエーションもテレビで観ている派なのですが、勿論映画も面白かったですが、どちらも映画館で観る必要性は薄いと思いました。2時間スペシャルか映画のテレビ放映待ちでも十分だったり。(笑)

ノブ様
満塁本塁打さんのコメント
2022年4月30日

返信ありがとうございます。ご賛同ありがとうございます😊。「エロ」は人間の根源!深いですねぇ。またよろしくお願いします😊🙇

満塁本塁打