バブルのレビュー・感想・評価
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命を愛したいとおもえる作品
劇場で5回観ました。観れば観るほど沁みてくる、人間どころか生命そのものの美しさと、儚さです。映像も音楽も、構築していくひとの営みも美しい。まだまだ劇場に足を運びます。この作品に出会えてほんとうに良かったと、こころが喜んでいます。
重力が壊れた東京が舞台、というのがいい
この『バブル』、気になって観に行った(最近のアニメになかなかついていけない歳になってしまったので久しぶり)。
結果、面白かった。絵もキレイ(『蟻地獄』=重力渦の映像は凄く美しかった)。
「確かに飛んだんだ!」
『飛べちゃったんだろ。もっと怖がれ』
とか、
『生命を構成する分子配列や銀河の螺旋、自然の現象……『渦』は宇宙のフォームなのよ』
『うたが来てくれて初めて俺になった。ありがとう』
なかなかよい。
パンフレットを読むと、蜘蛛の巣や蟻地獄だけでなく「重力雲」や「降泡現象」等など、ワールドがちゃんと設定されていて、観おわった今も、映画の色んな場面や現象を考えると面白い。
バブルで溢れ重力が壊れた東京で繰り広げられるグラビティアクション、大っきなスクリーンで観てしびれた。
対戦相手のソーギヤが
EVEみたいだった。
未来を予知したような内容で、考えさせられますが、それは感想を読んで納得した部分が多く、内容は消化不良気味。
ウタちゃんのアイドルみたいなポスターは何かわかりませんでした。映像が完璧で観に行ってよかった。
常々思いますが、声優さん限定にしてほしい。
あと、この映画に罪はなく、ここで書くことではないかもしれませんが…船の事故と重なりあって所々やり切れない思いになってしまいました。全く狙ってないだけに、不謹慎ですみません。
視聴側のモノの捉え方、思考で何倍も面白くなる壮大な作品
根本にあるテーマは「破壊と再生」
何億もの時の中で、ビックバンで宇宙が誕生した時から幾度となく破壊と再生を繰り返し、成長してきた宇宙。
舞台は街全体に異常現象で泡が降り積もり、泡に包まれ破壊された東京である。
この現象は、宇宙規模で幾度となく起こる破壊と再生の中の一つであり「バブル」はこの「破壊」をテーマに人魚姫の物語と交えながらストーリを展開していく。
「空から泡が降ってくる」ことにより
疎外された東京、その中でストリートチルドレンの様な子供が生活し、警察組織が存在しないが単純な暴力で物事を決めるのではなく、泡に沈み、崩壊した街に適した「パルクール」を用いて物資の争奪を行う。
主人公「ヒビキ」もまたそのストリートチルドレンの一人であり、耳が人より非常に良く優れているので、パルクールでも物体の位置を耳で判断することで他よりも突出した才能の持ち主である。
実際に東京がこの様に隔離されたらこの様なことに本当になるんじゃないか?ストリートチルドレン、謎の泡を観測する研究者が出てくること全てが必然的に起こるであろうと感じさせられた。
ヒロインである「ウタ」は泡である。
元々、泡として浮いていたが、ヒビキを見つけ
観測する中で恋焦がれ、溺れたヒビキを救う強い意志の元に、無数の泡の意識と共に人間の体を作り具現化された。人魚に誕生である。
ウタは、王子様(ヒビキ)と触れ合うことで体が泡に戻ってしまう。
ウタは、ヒビキを助ける為に泡の世界から出てきたのであろうと捉えれる。
物語終盤では人魚を助ける為に、王子様が助けに行き。最後は人魚が泡になって消滅するが、
繰り返し起こる破壊と再生の中で、いつかまた出会えるというメッセージを感じ取れた。
愛というものは素晴らしく、時には恐ろしい
この物語は映像の凄さ、グラフィック、音の使い方も(特にヒビキがヘッドホンを外すシーン)も勿論素晴らしいが、大抵の人は物語が理解できず、それだけでは面白くないという意見も多くなるだろう。
作品を視聴する上で、作り手が伝えたいメッセージ、何を感じるか?自分で考えることで気付き、物語の真髄に辿り着ける作品だと思い、メッセージ性の深い作品でとても面白かった。
迫力抜群、作画も抜群だけど
DEATHNOTEの作画担当の小畑先生がキャラクター原案なだけあって個性的なキャラが多く魅力的だったし、進撃の巨人も担当された方が監督なので作画は神作画と言っても良いと思う。
声優陣も主人公とヒロイン、あとマコトという女性キャラを除けば全員1度は聞いたことのある声の豪華声優陣で曲も素敵だった。
だけどそれら全てを台無しにしてしまってたのが脚本かなぁと思った。
結局世界中に降ってきたバブルは一体何で、何故降ってきたのか、ヒロインは一体何者で何のために生まれてきたのか、そこが全くもって描かれてなくてパルクールと恋愛を融合させた中身はほとんど何も無い物語。
とても残念。
映像の迫力はすごい
進撃の巨人のアニメも手掛けた荒木哲郎さんが監督を務めたということで、映像が立体的でとにかく迫力満点でした。
肝心の内容ですが、、、個人的には刺さらなかったかな、、。
結局泡の正体はなんだったのか?ウタとヒビキはどういう関係性があったのか?
モヤモヤっとしたまま終わった感がありました。
ただ面白いという意見も多いので、人によって感じ方は変わるものですね。
難しい。
ダイナミックな動きと音楽の素敵な融合
よくできていたと思います!
いつの間にか引き込まれる、映像と音楽の巧みさに感激しました。
劇場でこその魅力が大きいかな。
何度も指摘されているように映画館で観ないともったいないと思われます。
確かに、「ジャパニメーションの最高峰」レベルにあるとビリビリ、ヒシヒシと感じられる作品でした。動きの表現に脱帽です。テンポも良くて、理屈抜きにたっぷりと楽しめるはず。
オマージュもちらちら、余裕を感じます。
パラクールのアクションを更に発展させていたので、見応えが半端でなく。
ヒロインは普通の女の子ではないので(最初に明かされます)あのデザインはー、と好き嫌いで判断すると、これまた勿体無いでしょう。主人公の男の子はハッとするくらい、素敵ですし!
新しい発見がきっとあると思います。
胸が熱くなるシーンもひとつやふたつではないでしょう。
エア・ギアのエア・トレックの代わりにパルクールを使った人魚姫ストー...
エア・ギアのエア・トレックの代わりにパルクールを使った人魚姫ストーリー。
画は凄い。でもそれだけ。ちょこちょこ冗長だし。
なるほど、虚淵玄単独脚本じゃない。
ちゃんと映画館で観て欲しい映画
映像はめちゃくちゃ美しく
キャラクター視点のアクションがジェットコースターみたいになったり
小畑健さんデザインだから漫画的に掻き分けられててキャラが立ってる!
ファンタジーらしくていいよ
ボーイミーツガール?な良作
人魚姫をベースに、ナウシカとクトゥルーと青春を混ぜ混んだ怪作です。
地球外から泡のような生命なのか情報体なのかよく分からないものが、人間と出会って心というものを知るという話です。
主人公のヒビキは王子、ヒロインのウタは人魚姫、母体の泡は人魚の王という役割。
バトルパルクールのアクションがとてもカッコいいし、主人公とヒロインのシンクロも心が通じていて、作中にあったお互いに会ったから本当の自分になったという発言を上手く補強出来ていると思います。
ヒロインが泡を出して遊んでるシーンもクライマックスの母体の泡に心を伝えるシーンに繋がるし、泡の形も人との思い出が想起されてとてもいい。
サブキャラも中々キャラが立っていて、世界観を知るのに役に立ってます。
葬儀屋?のもつ謎の推進力ブーツも良いし、
何より見た目も良いですね。
ナウシカの漫画の土鬼皇みたいで、そのせいで母体泡も王蟲に見えて何となく言いたいことが分かりました。
そしてラストのあのシーン。
ヒロインが泡に還り、主人公が泡を集めるところは本当に哀れで、悲しい。
観て良かった作品だと思います。
絵は綺麗
Netflixで鑑賞。絵は綺麗で申し分ないんだけど、とにかくキャラクターに引き込まれない。ストーリーも人魚姫を薄味にした感じ。この絵ならもっとなんとか出来んじゃないのかなぁ。結局、あの泡は何だったのかも分からないまま
あと一押し欲しい
タイトルがバブル?
予告を見たところ、ピョンピョン街を飛び跳ねていたので、バブル世界をジャンプするストーリーかな?と思っていたら、まさかまさかの人魚姫でした。
だからバブルなんですね。
ストーリー的には破綻もしていないのですが、イマイチ盛り上がらないのは、主人公がグイグイ引っ張ってくれるキャラじゃないからでしょうか。
良くも悪くも、平均点的な感じです。
あと一押し何かあれば、もっと良くなると思いますが、それが何なのか・・う〜ん、難しい。
TV画面で観るよりは、大画面向きだと思うので、Netflixで観るか迷っている方は、劇場に観に行った方がいいですよ。
勝手に地球にやってきて、たくさんの人を傷つけておいて何の責任も感じてないゴミカスなヒロイン
勝手に地球にやってきて、たくさんの人を傷つけておいて何の責任も感じてないゴミカスなヒロインには終始いらいらさせられた。
作画と音楽だけで中身がない、予告編見ただけの状態が一番面白かった。
パッケージを見た感じでは美味しそうだが、いざ口にするとまずい期間限定のお菓子のようなものを感じた。
「竜とそばかすの姫」もそうだけど音楽と作画でなんかすごいと騙せれるとおもってるのかな。
唇、瞳、髪の艶、を意識したものが多い「ほらね?作画すごいでしょ?」て言ってきているように思えてうざい、作画が良くても前後の会話に感情移入できなければただのアート。
ネトフリからもらった予算の半分くらいで作って余った分でもっと素晴らしい作品作ってください、
こんなのには力いれすぎず体大事にしてください。
瞬きも呼吸することも忘れて、最後まで見入ってしまいました.
レビュー本文
久々のアニメ映画でした。
背景美術のクォリティの高さに脱帽。
それに負けず劣らず、キャラクターの動きのアングルやスピード感が良かったです。 ほとんど無呼吸で瞬きを忘れて、最後まで見入っていました。
ストーリー的には説明不足や観客を置いてけぼりな感じは否めませんが、謎めいたところは自分の勝手な想像力で補いながら。
志尊淳くん、良かったです。 この映画のキーワードは、歌と音です。 ひびきの病気は、聴覚過敏?全ての音が同じ音量で聞こえてくるのでしょう。 ひびきがイヤマフをしていることで、自分と自分の聴覚を、外界(の音)から守っているのです。 そのひびきにしか聞こえない歌。 これが何を意味しているのか…。
そして、ひびきが言葉を知らない、命の恩人の少女に「ウタ」と名づける。
ひびき、ウタ、ひびき、ウタ…というシーンが、ほっこりして良かったです。
ひびきは、音に敏感なので、優しい音にも敏感です。 貝殻のペンダントウタに贈るシーンも良かったです。 自分にしか聞こえないはずの波の音を、歌にも聞こえる事を知った時が、ひびきが自分の殻になっているイヤマフを手放す第一歩でした。
「人魚姫」のアンデルセンの原作は、本当に切ないです。
「リトルマーメイド」が人魚姫のお話だと思って育った若い人達に、アンデルセンの原作と、アンデルセンがこの物語に込めた思いをぜひ読み取ってから、このアニメーションを見てほしいです。 美しい人魚姫の絵本を見て、ウタは人魚姫に自分を重ねる…。
でも、原作の王子は、人魚姫が嵐の海で自分を助けてくれた恩人とは気がつかないけれど、ひびきや仲間達はウタを救いに挑んで来てくれる。
そして、人魚姫ウタは、王子ひびきに見守られて逝ってしまいます。 が、また、バブルになって、ひびきのそばに漂っている?のです。
ウタは、歌であり、泡沫(ウタカタ)のウタだったのですね。
ひびきは、自分からイヤマフを外して、みんなの声を聞き、みんなの中に笑顔で入っていくのです。 ウタに会えたから本当の自分になれた。
この映画をイヤマフを離さないRくんやTくんにぜひ見せてあげたいと思います。 あの子達のイヤマフを外してくれるステキな出会いが、この先の未来に訪れますように🙏
人魚姫+未知との遭遇+……
(実写でいうところの)カメラワークがいいと聞いて映画館で見ました。たしかになかなかよかったです。
ストーリーは地球外生命体との出会いと別れ(正確には「別れ」ではない)ですが、ベースに「人魚姫」があり、要素としてはスピルバーグの「未知との遭遇」や荒廃した世界を描くディストピアものなど他の先行する作品はいくつか思い当たるだろうと思います。
たぶん地球外生命体なので人間のような性別はないはずですが、ある理由で女の子の姿をして現れます。
そのためにまたしても「男性のために女性が犠牲になる話」(新海誠ですら「天気の子」でそれを乗り越えたはず)に見えなくもないのが少し残念ですが、いろんなことを考え、想像させてくれる作品になっています。
こういう作品をテレビの画面で見てもしょうがないですよねぇ……
普通な感じ
開始して、謎のヒロインが現れて、すぐ何となくエンディングが分かってしまうというか。アニメお約束のお姉キャラはメガネで巨乳など定番の設定でした。複雑な設定が多いアニメ作品の中では、敢えてシンプルなストーリーで良かったです。
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