「灯台もと暗し」名探偵コナン ハロウィンの花嫁 movie mammaさんの映画レビュー(感想・評価)
灯台もと暗し
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黒づくめが出てこない本作。
夫が妻に甘いのは普通だと思うが、
接近戦に長けた警察OBが、
事もあろうに爆弾魔の妻の本性に全く気付かずにいたとは。
妻側に、夫への気持ちが少しでもあれば良いが、
最初から爆破目的で近付かれたと知った時、
存在価値を否定されたかのようなショックだろう。
それでも、これ以上の犠牲と暴走を避けるため、
ほんの少し前まで結婚式幸せ絶頂だった妻の暴走を止めるため、首にチョップを喰らわせる。
妻の悪事に気付かず、渋谷の街中を犠牲にして、
心に一生残る深い傷を負ってしまうだろうな。
警察学校同期メンバーが活躍するが、
そこにも混ざらず独自推理のコナン。
過去の警察学校時代と、
今の刑事や公安として活躍中の時系列がありながら、ずーっと小学生のコナンに違和感。
渋谷のスクランブル交差点いっぱいに広がる巨大ボールと、それを張らせるくくりつけられた発明ベルトと、そのベルトを結ぶのが小学生達という衝撃と、
ピンクと青の液体が混ざると爆発する恐怖の仕組みと、
爆速で作り上げられた中和剤と、
首輪型爆弾のレプリカ。。
どれも非常に非現実的でありながら、
ハロウィンの渋谷でテロが起こればどうなるかという、
恐ろしい展開。
ハロウィンの花嫁=戸籍ごと花嫁に仮装していた、爆弾武装女。
家族を爆弾で奪われて復讐組織を率いるエレーヌに、一矢報いらせてあげたい気持ちもあるが、
エレーヌの今後の人生のために、それを止めたコナン。
コナンも実は人生を変えられてしまった存在で、黒づくめへの巨大な復讐を計画していたりしたら完全犯罪そうで怖いな、などと思いながら鑑賞。
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