「脚本が緻密、そして昭和世代こそ観てほしい」名探偵コナン ハロウィンの花嫁 レイさんの映画レビュー(感想・評価)
脚本が緻密、そして昭和世代こそ観てほしい
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映画の面白さを測るひとつに、中だるみをするかしないかがバロメーターになることがある。
そのバロメーターは自身で言うと鑑賞途中で時計を見るという行為なのだが、この作品を鑑賞中に時計は見なかった。
実は公開前にツイッターで、試写会参加した業界の方が「70年代の刑事もののドラマみたいな展開」と仰ってて、「あ、外さないな」と期待過剰で公開日に観たが本当にサスペンス&アクションの流れに淀みがない。
登場人物全員が不要な役割の人がいなく、過去で足跡を付けた事で未来を救い、悪も善もそれぞれ真っ当な着地点に行きついて欲しいという王道に逸れることは無いながらも、今までのシリーズで見られなかったコナンの悪役側に対するラスト近くのアプローチの変化に、この作品中にずっと漂っていた「一人一人誰かの大切な人」に対する優しい想いが凝縮されていた。
本当は履修した方がもっと理解が深まり愉しむ深さが5倍増しで違ってくるので(セリフの捉え方に意味がかなり付加される)心からお勧めではあるが、単品としても良作品だと思う。
あとタイトルの件で辛辣なコメントも拝見するがそれは見当違いだと言っておきたい。
観た方に想い返して欲しい。
作品中、本当の花嫁は?その花嫁は仮装(偽装)をしていた。ハロウィン祭のように。
前作の緋色の弾丸は自身酷評になったが、ハロ嫁に関しては観終わった後すぐまた観たいと素直に思った。
私はコナンの映画版で最後にサッカーボールが爆発して解決するのが死ぬほど好きでは無い。
最後にネタバレだが、
今回は膨らむだけです。同志は安心して観て下さい。
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