「良かったところをなぜ捨てたのか」名探偵コナン ハロウィンの花嫁 よっちゃんイカさんの映画レビュー(感想・評価)
良かったところをなぜ捨てたのか
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コナンは前前作から劇場で見始めた。
一応初期の頃の作品はDVDなどで見ている。
去年までは推理がおまけでついてくるアクション映画として楽しめたのだが去年の映画はやりすぎたと思ったのか、今作はこれといった無茶なアクションはなかった。
が、だからといって推理部分が補強されたわけではないので去年までの強みを自ら捨てて去年よりもレベルを下げてる始末。
ゲストキャラの少なさから容易に予想できる犯人。
少ない証拠で突然自供を始める犯人。
本当にお粗末な推理要素。
さらにストーリーも高木・佐藤ペアと警察学校4人組とゲストキャラ達でブレブレ。
それぞれの要素がクライマックスで重なり合って高まっていく感じが全然無かった。
他の捜査員と顔を合わせることが出来ない設定の安室さんって扱いづらいキャラクターだなぁと。
その分ハマるととんでもないかっこよさと爆発力を誇るんだろうけど。
渋谷の高低差を使って液体の爆弾を爆発させる発想は面白いなと思った。
ただ、台詞がかなり説明口調なのが気になった。
それが冒頭ぐらいまでならまぁ許容できるが、物語のクライマックスで主要人物が自分の気持ちを吐露するところもすごい説明口調なのが気になった。
また、冒頭の高木佐藤ペアの結婚式に見せかけて護衛訓練をしていたというのもわけわからなすぎて肝心の掴みからのれなかった。
それならまだ夢オチの方がよかった。
これからは映画で活躍するメインキャラは1組に絞った方が良いのでは。
来年はアクション映画路線に行くのか推理映画路線に行くのかどうなんだろう。
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