劇場公開日 2022年9月9日

「親子の絆?」百花 りかさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0親子の絆?

2024年8月17日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル
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りか
光陽さんのコメント
2024年8月20日

なるほど、母親は若い時から認知症の傾向があったのかもしれませんね。というか、そうであって欲しい。
そのほうが救いがあります。

光陽
R41さんのコメント
2024年8月18日

おはようございます。
いつもありがとうございます。
さて、私がこの作品に対しいちばん難しく思うのがタイトルです。
「百花」
一輪挿しと黄色い花
1月1日の誕生日
そして花火
このあたりにヒントがありそうなのですが、わからないのです。
決して絶やすことになかった母の一輪挿し
母の心の支えと記憶の象徴
現実の花と、花火という儚い花
母にはこれらの花にその時々の大切な記憶が一緒に存在します。
それはおそらく100ほどあるという例えなのでしょうか。
母の心の支えはピアノであり、夫であり、イズミであり、愛人であったのでしょう。
そこにいつもあった花 そして花火と時々の想い出
ひとつひとつその存在を失っていって、やがて記憶も失っていく。
あんなに見たがっていた花火と一緒にいたイズミの記憶が消え、最後に残ったのがピアノだったのでしょう。
100あった思い出が1個1個消え、最後に残ったのがピアノだった。
このピアノが最後の花だったのかなと想像します。
つまりタイトルは、すべてがある状態である「百花」から、徐々に失われていく記憶を花にたとえているのかなと思います。
でも正直自信がありません。
ただ、このように考えさせてくれるところが邦画の魅力的なところですね。

R41
R41さんのコメント
2024年8月17日

コメントありがとうございます。
さて、難し作品で多義的ですね。
描かれない箇所が多いので、想像しかないのですが、その主観は当然誰も一様ではありません。
その余白に「私自身」と重ねて見る作品なのでしょう。
りかさんの解釈もありだと思います。
認知症というより、都合に合わせた思考回路がやがて本当の認知症を招いたのかもしれません。
この都合のいい解釈は誰もがしますが、同じものを一緒に見ているのに大きく解釈がズレる場合がそれにあたるのでしょう。
そういう人を描いているのかもしれませんね。

R41