「ストーリーはいいのに」百花 ともちゃんさんの映画レビュー(感想・評価)
ストーリーはいいのに
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話しとしては凄く面白く考えさせられる映画だと思いますが、そこが表現しきれていない気がします。
泉(子供)を置き去りにしてまでも、愛人を選んだ母親ですが、そこまで愛に溺れた表現がありません。
置き去りにした、神戸時代の生活のシーンも時間をとってる割には、愛に生きた女性を表現出来てる訳でもなく、間延びしてる感じがあります。どちらかと言うと、母親に置き去りにされた、泉の表現をもっと増やした方が後に繋がる気がします。
震災のシーンもチョット中途半端な感じです。
ラストに出てくる半分の花火も、そこに至るまでの振りがイマイチでインパクトがチョット弱く感じて、最後に見せ場の半分の花火のそこまでどーーんときません。
奥さんの役が長澤まさみではなくてもよかったのでは?と思ってしまいます。チョット俳優人に頼ってる感が見えてしまいます。個人的には主役はともかくとして、そこまで重要でない奥さんのような役は無名の女優の方がされる方がリアル感あって好きです。
最初に母親がピアノ弾いてて誰かが玄関から入ってくるシーンから始まった時には、こういう世界観で行くのか!と思いましたが、それ以後そう言ったシーンはなく、あったとすれば、スーパーでの買い物シーンとマンションでの階段のシーンぐらいでした。2回も必要?とは思いましたけど。
CGの女性もイマイチストーリーに絡めてない気がします。
全体的なカットのバランスが良くないのか、チョット見ずらい感じはします。
前日に見た「SABAKAN」が良すぎたせいかも知れません。
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