「自分の母親と重ねて。「記憶」とは?」百花 tigerdriverさんの映画レビュー(感想・評価)
自分の母親と重ねて。「記憶」とは?
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母親が認知症を患っているため辛い場面が多かったが、薬も含め対処方法のない病気であるため、誰もがなりうるし、誰もが介護しないといけなくなる可能性がある、本当に考えさせられる問題だと思う。
そんな中、この映画では、突然「息子」のことが分からなくなる怖さなどを表現しつつも、以下が印象的だった。
・「忘れる」ということは、人間らしい行為であること (AIをメタファーとして)
・「記憶」とは? (半分の花火を認知症の母親のほうだけが覚えていた。)
最後に半分の花火を一緒に見れたことは本当に良かった。
認知症の人は、たとえば目の前にいる人が誰なのかわからなくても、その人が自分にとって
大事な人であることは分かるそうな。忘れてない。記憶はやっぱりそこにある。
最後のピアノを弾いたあとの場面、息子を見たときの表情。自身の母親と重なりました...。
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