ヘルドッグスのレビュー・感想・評価
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うーん…
動機と行動が乖離しすぎていて全く共感出来ませんでした。やくざ側がどんどん死んでいくのだけど、何故彼等は殺されるのか、殺していく警察側にはなんのお咎めも無いのはどうなんだろう?殺される側のやくざにも家族や大切な人がいるはずで、岡田が逆に大切な人を奪う側に回ってしまっていますよね。何か雰囲気だけで事が進むので流れで見てしまったけど、最後にはうーん…って感想しか残りませんでした。
個人的にはしずるがテレビでやってた雰囲気セリフのコントを見ているようで面白かったのと、ミヤビが蹴りで割ったボトル(そこもよく分からない理由)を自分で片付けてたシーンが面白かったです。
とにかく台詞が聴き取りづらい
まだ視聴途中だけど
いい雰囲気の映画ではある
まず完成度は高いと思った。
チャチな邦画が乱発される中、雰囲気も良い。
だから途中離脱することは無かったが、それだけに惜しいところが目についた。
まずセリフが早すぎる。
これは早口ということでも声が小さいということでもない。
相手がしゃべったことに対してレスポンスが早すぎる。
漫才ならそれでも良い。練度から来るテンポが面白さとして加点される。
けれどこれは一人の男と闇社会の生き様を描く映画であって、
舞台劇でもなければ漫才でもない。
相手のセリフがわかっていないとあり得ないような返事のスピードでは
リアリティに欠ける。
次に血しぶきがCGすぎる。
銃の命中率にバラつきがあるのはアクション映画あるあるなのだとして、
血しぶきがいかにもなCGなのが惜しい。
あれでは説得力が出ないので、大変だろうけれど他の方法で演出してほしかった。
最後に、これは好みの問題もあるだろうが、
海外を意識してのことなのか、殊更なアジア感が少し嫌だった。
似たような例としてキル・ビルなどがあるが、あれは海外の制作陣が
言わば日本文化をイジっているような形での表現なのでまだ良い。
だけれどもこれが日本が制作したものとなると、
なんだか海外の顔色を伺っているような印象でなんだかなぁと思った。
まぁNetflixで公開してる時点で意識するでしょと言われればその通りなので
前述の通り好みの問題ではあるのだけど、
なんだか日本映画なのに韓国映画を見てるような気分だった。
とまぁここまで惜しいポイントを列挙していったものの、
それをこんな長文でお送りしたくなるくらいには良い出来だったと思う。
格闘をするにあたって説得力のある岡田准一の肉体と所作も良かったし
MIYAVIはこの雰囲気に華を添えるにはピッタリだった。
銃の扱い方もぎこちなさは無かったし、ナイフによる近接戦闘も良かった。
なにせ日本人なもので、有名俳優は他作品がチラついたりするものだが
それを考慮したとしても、全体としては良い出来だったと思う。
一気見できる
スリリングでエキサイティングな作品
終始楽しむことができる作品。
最初から最後まで楽しむことができる作品は多くない。
全体的にバイオレンスかつスリリングな展開が続くのがその大きな要因となっている。
リアルすぎる演技のせいか、一部聞き取りにくい言葉があるが、それはそれで良いのかもと思える。
岡田准一作品はSPなど、アクション系が多いが、潜入捜査とはいえ、ヒールな感じがたまらなくカッコいい。
ちょっと軽い…
岡田准一のシリアスな演技の割に全体的に軽い演出というか、緊張感があまり伝わって来なかった。MIYAVIとのバトルも短いし、彼のアンダーカバーのバックボーンも薄かった。岡田准一が強過ぎて、坂口健太郎のサイコボーイっぷりも薄味。大竹しのぶは必殺仕事人か。会話も早口小声?滑舌悪?なのか聞き取りにくく、字幕にしてしまった。キャストが豪華なだけに残念
圧倒的な暴力と復讐劇
入りからして暴力と復讐で始ります。
でも主演の岡田さんの美しさ⁈と雰囲気からドス黒いものは全く感じない。坂口さんも最初極道ぽく無いかなと思ったが、意外とハマり役で演技も良かったのでスルッと腑に落ちる感じがしました。
総合的に見て昨今の邦画の中では見てよかったと思えるもので、最後までとても楽しめました。
ただ一言だけ言わせてもらうと、これは映画の話では無いがモグラが多すぎな感じが否めなかったのと、現代ヤクザの法規制による弱体化など映画の状況との乖離から時代の流れを感じたということはあります。
その他メモ:
※昨今の高齢者を狙った強盗など今後の映画も不夜城的なものからギャングース的な犯罪のコモディティ化の流れを汲んだものになってくのかな。
※そういえば出てくる殆どの主役級俳優の皆さんは良い味わいを出して手練れた演技をされてたことが、本映画のストーリーを支えててとてもよかった。
痛快、爽快
岡田くんのアクションはほんま鉄板 いつまでやってくれるんやろーって...
アンダーカバー
ガンギマリできる原田眞人作品
マッドドッグスで始まって、ヘルドッグスで終わる
Netflixで早くも配信になりました。
張り切って観ましたが、
早セリフとキャストの多さに
振り落とされそうになりました。
何人、死んだんだろう?
とか、
潜入は、全部で何人?
とか、
機関銃乱射しても、パトカー来ないなぁ、
とか、
チラッと思ったけれど、
そんなことは枝葉で本筋は闇社会に生きる男たちの、
生き様。
映像が綺麗。
(ロケ地が凄く厳選されてて、あと螺旋階段、非常階段、クラブ・・・)
(お洒落でみんな雰囲気が良いので、気分が上がる)
突然、オペラのアリア!!
極道さんの合唱団!!
詩篇を口ずさむ兼高(岡田)
予想を裏切る所・・・
みんな良い。
出演者が良いです。
岡田准一の男っぽさ!!アクションのキレ!!
坂口健太郎の、甘いマスクとマッドの落差。
MIYABIの端正な顔のインテリヤクザの冷酷。
松岡茉優はとても好きな女優・・・単なる添え物にならないとこが、凄い。
ラストで一気にネタバラシがあって、
ノワールだなぁ!!
こんな世界観もありだなぁ!!
と、
酔いしれました。
セリフが
ちゃんとしたノアール!
映画を見た後に、何かを書くのはなんのためなのか。
映画について書かれたものを読む人はなぜ、そんなものを読みたいのか。
たぶん、読むに値するかどうかを確かめたいという理由が多いのかもしれない。しかし、そうだとすれば、映画を既にみた人間はそんな人に何を語ればいいのだろうか。
是非、見た方がいいというのも大きなお世話な気がする。唯一いえるのは、自分が見て何を感じたかだ。
ヘルドックスはショット、ストーリー、俳優の演技がタイトに結びこまれて、一気に見させられた。
ストリーミングなのに、中断なく一気に見た映画だった。
岡田准一、Miyavi、坂口健太郎、松岡茉優がそれぞれに個性を存分に発揮していた。
なかでも僕は酒匂芳さんのプレゼンスにしびれた。(これは個人的な趣味といってもいい領域ではあるけれど)
アンダーカバーの暗闘の世界に流れる、哀切なスペイン音楽のBGM。
本格的ノアールを楽しむことができた。
この監督のカメラの呼吸の仕方が好きなのかもしれない。
いったい何を見せられているのだろうかと?思われる映画に
(完全ネタバレですので鑑賞後にお読み下さい)
正直、この映画を見ていて「いったい自分は何を見せられているのだろうか?」と思われました。
主人公の兼高昭吾(岡田准一さん)が殺しを始める動機、新宿交番勤務の警察官時代に出会ったスーパーで働く女子高校生ら4人が殺された事件については、その犯人の復讐殺害については映画冒頭の早々にケリがつきます。
その後は殺害動機の良く分からないままに虫けら同然に暴力団の人間が兼高昭吾らによって殺害されて行きます。
観客の私としては、いったいなぜ彼らが虫けら同然に殺されて行っているのか良く分からないまま映画が進行して行ったように思われます。
そもそも(警察上層部から依頼されたとはいえ)兼高昭吾が彼らを殺害する個人的な動機は観客としてはあったとは思えず、なにより共感することは困難でした。
なぜなら兼高昭吾の殺害動機が深かった関係性あったスーパーでの女子高生を含めた従業員殺害の話はもう既に終わっているからです。
どんどん殺害されて行く暴力団員は、ただひたすら暴力団というカテゴリーの人間だから殺されても良いのだと言わんばかりの薄っぺらい理由での殺害の連続に、個人的には思われました。
警察上層部の阿内将(酒向芳さん)や、暴力団員の土岐勉(北村一輝さん)の愛人だった吉佐恵美裏(松岡茉優さん)の今回ストーリーでの動機は、最終盤でようやく明らかにされるのですが、その場面に行くまでに正直、精神的には疲れ果てる映画に残念ながらなっていると思われました。
やはりどんな人物であっても、なぜその人物が殺されなければならないのかは丁寧に描写する必要があるとは思われました。映画は人間を描く表現だと思われますので。
よって個人的には内容的には2点の評価の低い作品になってしまいました。
ただ、主人公の兼高昭吾役の岡田准一さんや室岡秀喜役の坂口健太郎さん、十朱義孝役のMIYAVIさんなどのアクションは素晴らしく、そこは見ごたえがあり、他の役者陣の質の高い演技含めて、プラス1点の3点の評価となりました。
役者の演技もアクションも素晴らしいのに、本当にもったいない作品だと個人的には思われました。
(あと関係ないですが、映画『沈黙のパレード』と重なっている役者が多くて続けて見たのもあってそこもどうなんだろうとは、勝手ながら個人的には思われました‥)
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