ゴーストブック おばけずかんのレビュー・感想・評価
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ガッキーの調整力がハンパない。
正直、子供向けだからと割り切った他愛のないお話であり、山崎貴監督のデビュー作『ジュブナイル』に続いて、岩井俊二の『打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?』に影響を受けた、一種のフォロワー的な子供の青春物語だが、岩井作品のような叙情には達しておらず、むしろ、びっくり箱的ギミック満載の冒険ものとして観るのが正解だと思う。というか、普通に本作がターゲットにしている層が求めているのもそっちだとは思いますが。 思わぬ大収穫だったのが、脚本やセリフや子役の演技の拙さを補完する、新垣結衣のガッキーパワー。子供の中の唯一の大人という役どころだが、絶妙にシーンの息抜き役を担い、サムい局面でもユーモアで包み込み、この映画全体のトーンを巧みにコントロールしているようにすら見える。 わりとガッキーがいなかったら結構な惨事になっていたのではと思ってしまったが、逆にガッキーがいることを前提に、絶妙に作品の方向性の舵取りをした監督の功績なのかも知れない。得てして映画は誰が真の功労者かわからないものだが、この映画のガッキーの仕事人っぷりには心から惚れ惚れする。
大人も充分楽しめる映画!
元々は児童書であるおばけずかんの映画化。 全体的には 子供がドキドキワクワクするような内容だけど大人も充分楽しめる。 VFXも凄いし、うるっと泣きそうになったシーンも。 最後の小学生4人が走り出したタイミングで エンドロール流れるのいいですね。
面白かった!
最初は、ガッキーと神木隆之介が出るんだからと軽い気持ちで見始めたが、子供たちの友達を思う気持ちや、願いを叶えるための真剣な気持ちに感動したり、登場するお化けにびっくりしたりして 面白かったです!子供たちも個性があって とても楽しめました。
ベタな話をしっかり作れる唯一無二な監督
山崎貴監督はいつも満足できる作品を見せてくれます。 今回は「デスティニー」みたいな雰囲気の作品でしたが、なんか楽しいですね。 ナウシカを実写してみたいと、どこかで読んだことがあります。実現してほしいです。
小学生の大冒険。大人も面白かった。
お子様向けかなと思ってあまり期待していなかったけど面白かった。 大人だけど普通に泣いた。 「頑張る小学生像」がぎっしり詰まってた。 どうなるんだろう?ってハラハラして目が離せなかった。 おばけが迫力があってすごく良かった。 小さい子には怖いかも?というくらいおばけの迫力があった。 おばけの声優さんもかっこよくてよかった。 子供たちの演技も変に大人ぶらず子供らしくて良かったと思う。 ところどころ笑いどころもあって一緒に子供と笑いあえてそれがまたよかった。 久しぶりにもう1回見たいと思った映画だった。
素晴らしい秀作です‼️
4人の小学生が輝いてました。 設定、ストーリー、映像共にクオリティが高くて見応え十分でした。訴えられたテーマも心地よいものでした。 新垣結衣の存在感は傑出していました。 凄く良かったです。
いつまで過去の栄光に縋るの?
「ALWAYS 三丁目の夕日」の山崎貴監督が・・・・ っていつまで過去の栄光に縋ってるんだろ? そもそも山崎貴がではなく脚本の古沢良太氏の力であって VFXは確かに凄かったが脚本の力で底上げされた作品なのに なんで山崎貴の実力のような書き方してるのやら ALWAYSから何本も映画つくってるにも関わらず あの「STAND BY ME ドラえもん 2」を作った!や 「ドラゴンクエスト ユア・ストーリー」を作ったなど書かないのはなぜだ? 今作の映画もCGの部分は力いれてあるがそれ以外は可もなく不可もなくで 他の人も書いてるが「学校の怪談」のような作品を期待した人は本編をみてガッカリする 次回作のゴジラも正直不安でしかない
わりと好きな感じの映画
・私と山崎監督作品との相性 DQYS:絶許 ルパン1st:好き 三丁目の夕日:好き ドラ:嫌い 鎌倉:好き 好きと嫌いが両極端なのですが、おそらく私はこの監督の実写映画は好きなのかもと思っています。 という前置きをしてからレビューをします。 そうそう、子供はこういう感じの演技でいいんだよ感。 CGもかなりいい感じ。ストーリーはもうちょいヒネってほしかったの半分、でも子供とみるならこれくらいがちょうどいいんだよね半分。 キャラはどのお化けも子供たちもガッキーも魅力的だと思います。 この世界観は一作で終えるのはもったいないな、、、同じ設定で子役を変えていくとか、別のお化けが登場する別の世界に行くとか、そういう作品として長く続けてほしいと思います。 総じて、なんかわくわくしながら映画を見続けることができました。 二度目が見たいかというと微妙ではありますが、いえいえ、これで充分です。 子供に強く勧めたのですがCMを見て怖がってしまって見せられていません。サブスクに来たら見せてあげたいものです。
大人のほうが楽しめるかも。
ハリー・ポッターの感じを、日本版で一生懸命作った感じ。 比べて劣化版と考えて否定すると問題だけど、単体で考えるとストーリー、技術共に問題なし。 映画にうんちくを語る人よりは、そんなに気にしない人、高齢者とか楽しめる面白い内容だと思います。
子供主体の冒険物語はいつもワクワクする
子供(子供達)が主人公となって活躍するファンタジー作品は、子役が演じることでしか出せないワクワク感やハラハラ感を楽しめるので大好きです。 邦画でいうなら妖怪大戦争がその例でしょうか。 この作品は以下2つの作品と内容は違えど、おばけと本を題材にしている点が有名な洋画の「キャスパー」と「ページマスター」を彷彿させました。 そしてかつてお化けを題材にした「妖怪大戦争」で子役時代に主演を務めた神木隆之介さんが、同じお化けを題材にした作品で今度は大人の立場で出演しているところに、当時リアルタイムで鑑賞していた人間としてはグッときます。 後は子役の中では柴崎楓雅さんが群を抜いてお芝居がお上手でした。あまりに大人っぽい好青年になっていたので「テセウスの船」の加藤みきお役での怪演が話題になった子だと気付くのに時間がかかりました。 お芝居が更にお上手になられていて見応えがありました。童心に戻ることのできる楽しい映画でおすすめです。
児童映画らしいおねがい
地域性…なのか?主人公3人組が個性豊か 定番のチビ、デブ、ノッポは分かるが、ハーフまで付いてくる様になった。国際化だなぁ(笑) 強制イベントから始まるおばけ集め(笑) スタートから子どもたちに大したヒントをやらず始まるので中々ゆったりしている。 便利なおばけを使うシステムに冒頭からひっかけられる子どもたちに、社会ではこんなルールに引っ掛けられる事があると言う寓話的要素も盛り込んで、親子で観られる作品になっている。 町の変形に見られるギミックも最初は「あれ?」と見比べて違いを確認するのが楽しい。 まぁ昨今まともな実写児童映画は観たことがない。 意義はあっても売れないから作られないのは商業主義、映画も商売だから仕方ない。 昔は勉強的な意味合いで大人が子どもに観させる映画が作られていたが、今は子どもが「観たい観たい」と言わせるゲームやアニメの映画化されたものだけが主流…。 それだけにファンタジーではあるもののそう言う意味合いも含めた作品が必要な層には需要がありそうな作品だ。 おばけの使用制限とか制約もつけて、それなりに知恵をしぼるシーンもあり、子どもも楽しんで観られそうだし、親も大体物語の粗筋に見当がつく。 まぁお父さんなら新垣結衣の先生に引率されたいかも知れんが…? 現実にもあんな友達みたいな先生増えそうなきがする…。生徒怒って指導出来ないからこんな先生多くなってる気がする。 ラストはお約束だがちょいと楽しめる日本らしいファンタジー親子でどうぞ。 大人1人で観てもそれなりには楽しかったけどね。(笑)
数々の試練を友達と共に乗り越えていく展開はグッとくるシーンも多くて、大切な物事を色々と考えさせられる作品だ
特撮や作品で、今や日本を代表する映画監督となった山崎貴監督の最新作が本作の『ゴーストブックおばけずかん』です。 どんな願い事も叶えてくれる一冊の本である“おけずかん”を手に入れた子供たちを待ち受ける、数々の試練に立ち向かう強い絆と、どんなに絶望的な状況でも諦めない勇気が印象的でした。 「大人が知らないベストセラー」として子供たちに愛される児童書「おばけずかん」の世界を圧倒的なVFXで映像化して、手に汗握る冒険と、子供たちの成長物語が描かれていきます。 物語は、ある悩みを抱えた小学生の坂本一樹(城桧吏)が寝床につこうとしたときに、白い布をかぶった謎のおばけが突如現れて、「願いを叶えたいか?」と枕元で耳元でささやいたことから動き出します。翌日親友の工藤太一(柴崎楓雅)や飯田サニー宗佑(サニーマックレンドン)に打ち明けたら、3人共に同じオバケを見て、「願いを叶えたいか?」と囁かれたことを知って、3人ともビックリ。心当たりとなるのは、以前3人でいったことがある野仏のあるところを目指すのでした。実は3人の子供たちには、どうしても叶えたい願いがあったのです。 行ってみると、その場所は古本屋に変わっていました。恐る恐る古本屋に3人が忍び混む姿を偶然見てしまった臨時教員の瑤子先生(新垣結衣)も子供たちの後を追い古本屋へ。そこには白いおばけ、昨晩囁いていたどんな願いも叶えてくれるという「おばけずかん」があり、その図鑑を手に入れた子供たちは瑤子先生と共に、あやしい店主(神木隆之介)のいる迷路のような古本屋から脱出します。しかし古本屋から出た外の世界は、何かいつもの日常とは違う世界でした。建物の屋根が90度ねじれていたり、看板の文字は変な書体で読めやしません。何よりも自分たち以外だれ一人として見かけない世界だったのです。そんな違和感だらけの世界に怯えながらも知恵と勇気を持って立ち向かおうとする子供たち。そんな混乱する子供たちの前に、突然クラスメートの橘湊(吉村文香)も迷い込んできます。 このおかしな世界の唯一の手がかりは、図鑑の秘密を知る「図鑑坊」(声:釘宮理恵)の存在。「図鑑坊」の力を借り、おばけたちを相手に命懸けの試練に挑むことになる子供たち。瑤子先生は最初こそ見下されていましたが、子供たちの強い信念に感銘を受け一緒に戦うことを決意します。 試練となるのは図鑑に載っているおばけたち。彼らはとても強力で、子供たちは何度も挫けそうになります。果たして試練を乗り越えて、彼らは願いを叶えることはできるのか?そして運命を変えることはできるのか?というお話しなんです。 子供たちが主役で児童書が原作の本作は、子供向けの作品と思われるかもしれません。 願いを叶える為におばけずかんを求め、数々の試練を友達と共に乗り越えていく展開はグッとくるシーンも多くて、大切な物事を色々と考えさせられる作品だと思いました。 特に子供たちが、どんな切実な願い事をもって、おばけずかんの試練に立ち向かっていたか、ネタバレされるとき、ホロリと泣かされました。『ALWAYS三丁目の夕日』や実写版『どらえもん』で、多くの観客の涙を誘ってきた山崎監督だけに、本作でも大人が見て泣けてくるヒューマンな展開がてんこ盛りなんです。 友達や仲間、何か叶える為には努力が必要不可欠な事を訴えるテーマは、親子で見るには最適な作品ではないでしょうか。 そして戦うとはいえ殺し合うわけではないところも安心感があって、むしろ頬笑ましい仕上がりになっています。 子供目線でいえばまさに主役の子供だちと自分を重ね合わせることでしょう。一緒に悲しみ、一緒に喜び、そして感動して、それらの感情を共有することは間違いありません。 主題歌は星野源。同じ作品に夫婦共演していることも、なにやら本作の展開を暗示しているように思えます。主題歌全体がポップで『逃げ恥』調。サビのフレーズが、一度聞くと頭から離れなくなるので、自宅で聞き直して踊りたくなってくることでしょう。もう少しで始まる夏休み。家族や友だちと一緒にワクワクドキドキするのにちょうどいい作品でした。 古本屋の謎の店主役として出演している神木隆之介もいい味出していました。「髪で袴を穿いてるあの容姿は、一歩間違うとコスプレになっちゃうけど、神木くんだったら日常のシーンに出てきても大丈夫だという期待があって。それに神木くん、怪しいのが上手ですから。ジワッと怪しい感じを醸し出していくというか」と神木の起用の理由を山崎監督は明かしたのです。 最後に、本作もエンドロール後に古本屋の謎の店主が再登場して、「図鑑坊」に次の対象者を探しに旅に出ようと持ちかけます。続編にやる気満々の終わり方でした。(ネタばれでははありませんあしからず) 。
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