「見る人をかなり選びそうだけど、それでも見る人さえ間違わなければ良作。」冬薔薇(ふゆそうび) yukispicaさんの映画レビュー(感想・評価)
見る人をかなり選びそうだけど、それでも見る人さえ間違わなければ良作。
今年158本目(合計434本目/今月(2022年6月度)5本目)。
※ 先だって「ガンダムの映画」「極主夫道 ザ・シネマ」も見ましたが(時間あわせのため)、これらの映画にレビューの需要はないと思うので飛ばします。
さて、こちらの映画。
究極論にいえば、職業選択の自由(憲法22)というところに全部しまうのかな…とい印象です。
どうもおひとりは弁護士の資格をお持ちの方らしいのですが(ストーリー上)、本当なんでしょうかねぇ…。
ストーリーの性質上、殴り合いだの何だの、あの時の恨みが何だといった話が大半というよりそればかりになってくるので、実質、どういう観点で見るのか…という点は難しいです。
法律枠としてみるなら、民法上の不法行為や不当利得、事務管理といった概念、さらには、相殺の概念などかなり高度な話がどんどん飛んできますが、「出るだけ」なので無視することも可能です(まぁどう解しても、あんな殴り合いワールドで民法で救済を求めること自体が「事実上」意味なし)。それよりも「冬薔薇」と書いて「ふゆそうび」と読ませるこの花が映画内で何を述べたかったのか…、この部分はいろいろ考えたのですがわからなかったところです(パンフレットも、その「ガンダムの映画」のおかげで入れない状況だった)。
難しいなぁ…と思う一方で、映画ののべたい趣旨自体は一応わかるし(全部はわからない)、仮に多少つらく採点しても4.5にしかならないと思います。
特に減点要素とすべき点もないので、フルスコアです。
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