「伊藤健太郎と「丸かぶり」が正直で清々しい。複雑で閉塞的なある意味底辺に近い方々の描写が丹念ではあるが冗長では無く、誰でもついていける秀作。」冬薔薇(ふゆそうび) 満塁本塁打さんの映画レビュー(感想・評価)
伊藤健太郎と「丸かぶり」が正直で清々しい。複雑で閉塞的なある意味底辺に近い方々の描写が丹念ではあるが冗長では無く、誰でもついていける秀作。
ワシ、秀作、佳作の大安売りで連発してるけれども、広義なのでツッコミは許してくださいね😊。
今回、ワシに異変が・・・🥸
いつも「事後的にキネ旬、作品評価表 図書館で見る」のだけれども、今回は「事前に キネ旬見た。」
時間的に「ロマン・ポランスキー=オフィサー・アンド・スパイ」と時間が重複
どちら観るか迷いに迷った。
でも「キネ旬」の評価は概ね「冬薔薇」に軍配。あるあるこういう親子、父親そこらへんに・・・向き合うことは重要。
受け売りだけれども「超大物スター監督の悪い話し、良くない行為 VS 鼻垂れ若造の失態、愚劣」
でもこの作品、曇天がよく似合う、雪の中の薔薇に相応しい「現実味のある」作品。
人間関係は複雑で丹念に見せてくるけども、間伸びやしつこさのないテンポの良い作品。
登場人物の「こころのひだ、人情、邪悪、怠惰な心」を味わえる。
ちょっと「半グレの捜査力は非現実的」だけれども
ちっぽけな小市民のダメダメさ、良さが身に染みる。
ロマン・ポランスキーの話に戻ると・・やっぱり基本ミーハー(死語)なワシはキネ旬に流された。
人間ドラマVS歴史物 と言う大きな違いはあれど、ロマン・・の鑑賞は消えた。
時代的に面白く無いし、こんなの世界史の授業では山川の世界史レベルでは触れることない地味な事件
そもそも歴史の勉強というのは「個々の細かい事象を追うのでは無く、大きな流れを掴んで将来に生かす」のだから
よって、急旋回、本作を鑑賞。
答えは大正解。半グレ描写が超ムカつく💢😤のが玉に瑕ではありますが
半グレ=反社会的・・・は置いといて
伊藤健太郎演ずる青年の「高校中退、専門学校サボりまくり、かといって弁護士の女を騙して
ヒモ状態で働かず、家業にもソッポ向く」無気力・ダメダメ加減の一部「自分にも思い当たる」感じ。
相手が敵視してるのに気づかず、就職先の斡旋当てにする腑抜けぶり
小林薫、余貴美子演ずる両親も、伊藤健太郎の主人公も「疲れ果てて・・自身、周囲に向き合うことを回避」
する、現実感、思い当たる感、閉塞感が「正直な人間描写で良い」
真木蔵人、老けたなぁ。伊武雅刀、石橋蓮司らと好演。
賄い食が「エビのない」焼きそば(チャーハン)、オニギリ&湯豆腐みたいの、カレーライス、
石橋蓮司と「酒🍶+あられせんべい🍘」、夫婦でパスタ+スーパードライビール🍺の小さいの
何故か?郷愁をそそる。エビの入ったちらし寿司🦐も観てみたい。
事前の無料リーフレット「このサイトにも表示されている」第十八・・丸の土砂運搬船が「長崎の壱岐」と
船体表示なのに、劇中では「横須賀」表示、撮影時期の問題だろけど、この船の所有者が九州から関東に出てきたのと
なんらかの関連??(有料パンフの受け売りだけれども、「船の名前 住吉丸→渡口丸で変わっている不思議・・・
みかずきさん コメントありがとうございました😃。おっしゃるとおりですね。「すばらしき世界は「こんなヤクザいない・・」的な描写も散見されましたが、本作は「いるいる、こんな人、そういえば自分も・・」とういう「当て書き」にしては秀作でした。社会の不寛容、個人の怠惰。リアルで身に染みました。ド共感です。でも敢えて言うと伊藤健太郎はこのスジしか突破口はなかったんでしょうね。激しく共感です。ありがとうございました😭😭
満塁本塁打さん
みかずきです
本作、本日、鑑賞しました。
秀作だと思います。4.0点としました。
すばらしき世界みたいに、直接的に不寛容な社会を題材にはしていませんが、作り手が不寛容の社会を意識しているのはよく分かりました。
主人公の再生、更生まで描かなかったことで、
不寛容社会での主人公の再生、更生が如何に困難であるかがリアルに伝わってきました。
続編があっても良いなと思いました。
-以上-
りあのさん こちらこそです。変な意見すみません。でもなんでもハッピーエンドでなくてもいいかな・・と思いました。ありがとうございました。嬉しい😃今後もよろしくお願いいたします。😊
満塁本塁打さん
コメントありがとうございます。
レビュー、なるほどです。
最近は違ってきたと思ってたんですが、潜在的に、日本昔ばなしやグリム童話みたいな、なんか教訓を得るような作品を高評価にする傾向が有るのかもしれません。
でも、痛さを共感したり、先の見えない、どうなるんだろうという思いで終わる作品も、有り、ですよね。
同じ作品を見て、いろんな見方を知る事が出来るサイトっていいな、ってあらためて思いました。ありがとうございました。
みかずきさん。賛否両論ですねぇ。「ハズレ」だったらごめんなさい🙏🙇🙇。私自身は「飽きない」けど「チョットイタイ、自分みたいで、現実的で、後味はイマイチだけれども、観終わったら・・なんか心に残る作品」でした。ありがとうございました嬉しいです😆。
こんばんは、満塁本塁打さん
みかずきです
私も、キネ旬レビューは、鑑賞の参考にしています。
本作は、キネ旬レビューでは高評価ですが、
こちらのサイトを含め、映画レビューサイトでは低評価です。
賛否が分かれているので、迷っていましたが、満塁本塁打さんのレビューを読んで心が定まりました。鑑賞することにします。
-以上-