「前半はラブコメ、後半はヒューマンドラマ」チェリまほ THE MOVIE 30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい Luna15さんの映画レビュー(感想・評価)
前半はラブコメ、後半はヒューマンドラマ
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ドラマでハマって原作を読み、映画を見ました。
ドラマのラブコメの続きを見られると思ったら、それだけではない事に最初は戸惑いました。
でも、パンフレットを読んだり、特番で町田さんが言った「やる意義がある」という言葉を思い出し、制作陣、役者の方たちも全ての人が幸せに向かえるようにしたいという想いがあるのだと感じました。
前半の魔法使いの部分は楽しい雰囲気で、都心で他人の声ばかり聞いて疲れているであろう安達のためにキャンプをしたり、初詣へ行って安達と黒沢が未来への希望を話したりしています。
でも、長崎転勤をきっかけに夢ではなく、現実に向かっていきます。
自分たちの事を、周りに認めて貰えるように行動します。
その過程で伝えられる言葉がとても心に響くもので、安達家、黒澤家のシーンは赤楚さん、町田さん、ご両親とも演技が素晴らしかったです。
ラストはとても考えさせられましたが、安達から手を繋ぎ指を絡ませるのに、二人の進んだ関係とどんな未来も一緒に行こうとする意思が感じられました。
私はこの映画が好きです。
でも、ドラマのラブコメだけを期待した人には期待外れになるかもしれない。
賛否両論あるだろうな…と思いました。
−0.5は、長崎の夜のラブシーンを、やると決めたのならきちんと表現してほしかったからです。
手の描写はとても美しかったのですが、原作通りキスシーンを入れた方が気持ちがわかりやすくて良いと思いました。
それ以上は見せなくていいと思いますが…。
朝も、布団から見えるのは肩までなので服は無い方がわかりやすかった。
特に、ドラマラストが未遂だったのなら、それと差別化するために服は無い方が良かったです。
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