ディストピア2043 未知なる能力のレビュー・感想・評価
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ハリエット・タブマンをリスペクトしている。
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ハリエット・タブマンをリスペクトしている。
『派手な銃撃戦をやらない』それが、ニュージーランド映画だと思う。(つまり、ウェスタン(西部劇)に対するネイティブアメリカンのアンチテーゼ)
ネイティブアメリカンとアボリジニへのプロパガンダ映画だから我々日本人が見ても分かろうはずもない。
しかし、
映画の中で語っている事は沢山ある。
1.同化政策(ローマ法王がとった行動を知ろう!)
2.ウクライナ、ガザ地区の問題(広義でゲットーの問題)
3.徴兵制の問題
4.マインド・コントロールやカルト宗教の問題
5.電力発電所の様なエネルギー問題
6. 食料問題
7.愛の無いAIの問題(この部分だけオカルト的だが、機械を人間がコントロールしていると逆説的に見るべし)
8.女性への差別問題
9.そして、ファシズム復活の問題
10.パンデミックと疲弊する資本主義の問題
11.アメリカ(?)の医療制度の問題
これだけの語った上で、2045年のナチス復活を西側諸国(?)へ、アンチテーゼしている。
これだけの低予算で、良くぞ!これだけの作品を作ったものだ!と僕は称賛したい。
まさに少女終末旅行である。僕にとって今年一番の洋画だと感じた。
これは出鱈目フィクションなんかではないし、近未来ではなく、歴史を凝縮して、101分で語った映画だ。
出演者にゲルマン系の白人が一人もでていないのは何か意図が隠されている。
原題 Night Raiders
製作年 2021年
製作国 カナダ・ニュージーランド合作
劇場公開日 2022年1月28日
上映時間 101分
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