「レース映画ですが、実は‥。」スリングショット カル―ステ・ガルベンキヤンさんの映画レビュー(感想・評価)
レース映画ですが、実は‥。
スリングショットとは、2台のレースカーが、スリップストリームを使い合って他の車を抜いていく走り方の事だと初めて知りました。で、たくさん出てくるキーワードが「チームワーク」。しかし、お互いが感情的にぶつかり合って、チームワークが壊れかけることが何回も出てきます。最終的には修復するんですが。
あと、女性のレーサーがバリバリ活躍したり、レーシングシュミレーターの世界王者(?)が本物のレースに出場したりで、「ほんまかいな?!」って感じもしました。当然、レーシングシュミレーターの王者は、本物のレースのライセンスを取り上げられます。が、レーシングシュミレーターのライセンスが有効と認められ、復帰します。どないやねん?!
レーシングシュミレーターの王者は、頭文字Dの車(レビンかトレノ。リトラクタブル・ヘッドライトのタイプ)で、夜中に秘密のレースに出るんですが実車とそうでないのは大きく違い、全くかないません。
で、男のレーシングシュミレーターの王者が、カートからレースにステップアップした女性のレーサーにかけっこで追いつこうとしてたから「レースをしてるんだ!」と気づきます。つまり「憧れの君に追いつきたいからレースをしてるんだ!」と気づくと言う。この辺は、青春バリバリ! 若さって良いねぇw 最終レースで優勝したのは女性レーサーで2位がシュミレーターレーサー。これぞ、ハッピーエンド! この映画は実はレース映画ではなく、青春映画だと気づきます。
ちなみに、レース中に昏睡事故を起こしたボスも優勝した瞬間に意識を回復します。どんぴしゃなタイミング!
結論ですが、ライセンスのことや女性レーサーがライバルチームに移籍しながらも、1~2レースでもとのチームに戻ってきたりすることなど作りに粗さが見えますが、大目に見れば面白く見えるでしょう、たぶんw