「プライドとコンプレックスの入り混じった表情」シラノ bionさんの映画レビュー(感想・評価)
プライドとコンプレックスの入り混じった表情
楽曲がすごくいい。ミュージカルとしての歌はもちろんのこと、インストメンタルとしてバックで流れる曲が感情を揺さぶる。
原作のシラノは、容貌が醜悪というハンディを持っていたが、今作では低身長というハンディを背負っている。『ゲーム・オブ・スローンズ』では、肉体的欠点を知略と勇気で跳ね返したティリオン役を演じたピーター・ディンクレイジがシラノ。ピーター・ディンクレイジは、プライドとコンプレックスが入り混じった表情をするのがホント上手い。
『Swallow/スワロウ』お姉さんのヘイリー・ベネットが歌が得意とは知らなかった。天衣無縫な笑顔で周りの男を虜にするロクサーヌにピッタリ。
前半の華やかな舞台セットと対照的なダークな戦場のセットが物語の行く末を暗示する。結末がわかっていても涙をこらえることができない。
運悪く『ウエスト・サイド・ストーリー』と同時期の公開になってしまったが、負けず劣らず素晴らしい作品なので、多くの人に見てほしい。
bionさん、コメントありがとうございます。エンドクレジットをじっと見てたらノート以外の街でも撮影してたようです。でも最後の修道院場面はノートだと思います。あと上に登って鐘がある場所も映ったと思いますがそこもノートだと思います。階段大変そう、でも登る価値ありますよと言われて登ってやっぱりよかった!でした。
こんばんは。プライドとコンプレックスを見事に演じてましたね!(あの映画で飲み込んでた)彼女(まさに天衣無縫)もディンクレイジは歌も素晴らしかったです。音楽がさっぱりしていて、泣け泣けモードでないのが気に入りました。