アキラとあきらのレビュー・感想・評価
全250件中、221~240件目を表示
安定の面白さ〜このシリーズ好きなら是非!!
金曜レイトショー『アキラとあきら』
以前、ドラマでもやってた池井戸潤原作の銀行シリーズ
生まれ育った環境の違う2人の”あきら”が、各々の境遇をバネにバンカーとして対峙する。
同期入社の2人の思想は水と油ながら、共にエリート行員として突き進むのだが・・・
人生そんなに甘くない。
終盤は、バンカーと経営者として倒産危機に直面した企業の立て直しに人生を賭けて立ち向かう!
ある程度筋は読めますが、テンポも良く、役者さん達の演技にも引き込まれるので、あっという間の128分
竹内涼真・横浜流星W主演ながら物語を引っ張る主演感は・・・
竹内涼真さんに軍配って感じですが、横浜流星さんの冷たい演技は安定してますね。
この作品の場合主演男優賞の選定どうなるんだろう!?
ゾンビ作品に韓国ドラマのリメイクと賛否浴びながらスキルアップしてる竹内さんに主演男優賞獲って欲しい!
横浜流星と竹内涼真が良かった
父親の経営するプレス工場が倒産し貧乏な幼少期を過ごした山崎瑛と、大企業の御曹司だが会社を継がなかった階堂彬の2人のアキラはメガバンクに同期入社した。人を救うバンカーになるという理想を持つ山崎と、情を排し冷静に仕事をこなす階堂という正反対の性格の2人は入社早々のグループ対決からライバルとしてしのぎを削っていた。しかし山崎は、債権先の子どもの命を守るため銀行に不利になる情報を伝えた事で左遷されてしまった。一方、順調に出世する階堂も、父の急死から親族同士の争いや弟の独善での経営で父の遺した会社が倒産寸前に追い込まれた。山崎は階堂の会社を救うための稟議を上申するが、・・・てな話。
なかなかスリルがあって面白かった。
横浜流星と竹内涼真の演技が良かったし、江口洋介やドランクの塚地も良かった。
ユースケと児島もバカな弟役が似合ってた。
140億くらいで倒産するくらいの規模の会社の社長が運転手を付ける必要は感じなかったが。
売上数100億のグループ企業なら自分で運転しろよ、なんて思った。
とても面白くて感動するエンターテインメント映画
TOHOシネマズ日本橋にて鑑賞。
「乗り越えられない宿命なんて無い。必ず乗り越えられる」という言葉が心に残るエンターテインメント映画の佳作。
さすが、池井戸潤原作の映画化🎥
とても面白かった‼️
マスクの内側が、「感動の涙」でビショビショになったのは、初めて😂💗
池井戸潤原作の映画は本作が3本目で、3本とも公開時の映画館で観ている。
『空飛ぶタイヤ』で運送会社vsトラック製造会社のドラマに感動し、『七つの会議』では会社を舞台に野村萬斎の凄い演技にアッパレだった。
本作では、対照的な宿命の二人の青年(アキラとあきら)が銀行を舞台に、情熱と思いやりを行動で見せてくれるエンターテインメント映画であった。
この「他人を思いやる気持ち」が心にグイグイ来るので、感動させられて泣いてしまうのだ…(笑)
物語は、「小さな町工場の息子」と「大会社の御曹司」を対比させながら、育ち方は違っても人間の目指す理想は……というドラマ。
(詳細は長くなるので割愛)
ドンドンと物語が面白くなっていくが、やはり「池井戸潤の原作映画に外れ無し!」だと思ってしまう。
<映倫No.122883>
見どころは二人の熱演
バンカーのパーパス
宿命に立ち向かう二人の姿がカッコ良かった。
『アキラとあきら』鑑賞。
*主演*
竹内涼真
横浜流星
*感想*
原作は知っていますが、読んだこともないです。また、ドラマ版は観たことはありません。でも、七つの会議、空飛ぶタイヤは観たことはあります。
銀行の話は少し難しかったけど、めちゃめちゃ面白かった。
小さな町工場が倒産して、過酷な幼少時代を過ごした山崎瑛と、大企業の御曹司の階堂彬。
ライバル同士だった二人は同期入社し、初めは、反発し合いながらも、少しずつ認め合うのが熱かった!
個人的に瑛(竹内涼真)目線と、彬(横浜流星)の目線の描き方がとても良かった。過酷な幼少時代を過ごした瑛、大企業の御曹司として育てられた彬。瑛と彬を交互にストーリーが進行し、交差する所がまた良かった。
山崎瑛は、数々の困難に抗いながらも、恩人の言葉を思い出しながら、すぐに気持ちを切り替え銀行員として奮闘するところが良かったです。上司の不動(江口洋介)は、氷のように冷たいし、確実性じゃなければ、即却下する恐ろしい人物だったなー。
階堂彬側は、身内がイヤ~な奴ばっかで、腹立ちました。(^^; 幼少時代から親族同士の争いにうんざりしていた彬は、グループに継ぐのを辞めて、銀行員になります。
三兄弟の内のユースケ・サンタマリアと児嶋が嫌い!弟もプライドが高くて地味に嫌な奴でしたw
あと、彬が時折見せる口角上げた笑みが印象的でした。
ある経緯があって、グループの危機に直面した時、山崎瑛と階堂彬は、お互いの信念をぶつけ合いながらも、少しずつ認め合って乗り越えようと、宿命に立ち向かう二人の姿がカッコ良かった!
ラストも良かったですし、豪華俳優陣の中にお笑い芸人が出演してましたが、皆さんとても上手かったです!個人的にに塚っちゃんが良かった!声優の山ちゃんも良い味出してた。演技上手かった。
総じて、難しかったけど、めちゃめちゃ面白かったです。ラストが素晴らしかった!\(^^)/
サラリーマン特にバンカーのジレンマ
手に汗を握ったり爽快感よりも人情味
#64 銀行員の仕事
がただお金を貸すだけではなく、経営のコンサルティングまでおこなっていたとは知らなかった。
だってら何故バブルの頃むやみやたらにお金を貸して焦げ付きを出してしまったんだろう?
それは置いといても、この誠実でまっすぐで困っている人を助けるアキラの役は竹内涼真のイメージにぴったり。
横浜流星のあきら役は、ちょっと違う感じがしたがどっちのあきらをやるかと言えばこっち側か。
あきらがアキラに向かって言う「おまえ、育ちが良いな」というのは、裕福な家庭に育ったという意味ではなく親から愛されて育ったという意味なんだろうな。
WOWOWドラマ版も見てみたくなった〜。
経済エンターテイメントとしては面白いが、情や善意を信じ過ぎてはいないか?
情に厚い熱血漢と冷徹な合理主義者の出世競争の話なのかと思っていたが、後者の役割は、もっぱら江口洋介が演じる上司が担うことになる。前半、竹内涼真が演じる瑛に対比させる形で、横浜流星が演じる彬の冷血漢ぶりが強調されていれば、一族の諍いを和解させるための定番のシーンも、もっと感動的になったのではないかと、少し惜しまれる。
映画全体として観れば、紆余曲折のある話を2時間程度によくまとめているし、負債や融資といった取っ付きにくい題材を、分かりやすく、見応えのあるエンターテイメントに仕上げているのは立派である。
ただ、無能な上に性格もネジ曲がっている叔父たちが、ちゃんと痛い目にあって反省する場面がないのは、勧善懲悪という観点からは物足りない。
それから、人情や善意の大切さばかりが強調されているが、世の中には悪意を持った人間も確実にいて、そういう輩に裏切られたり、利用されたりすることがあるのも事実である。そうしたこともしっかりと描いて、瑛だけでなく、彬の言うことにも一理あるというバランスも取ってもらいたかった。
素晴らしい!…が、ちょっと時間が足りなかったかもしれない…。
序盤が惜しい!3時間コースでもいいので、瑛と彬の子供時代を時間をかけて、ゆっくりと描き、ある程度のプロローグをつくってほしかった。
この内容からすると、全十話のドラマにすると、かなり見ごたえがあるものがつくれるかもしれない。
中盤から終盤にかけては迫真に迫り、観るものをスクリーンの中に引き込んでいく。
三木孝浩という監督はやはり素晴らしいと思う。ラブストーリーはなくとも、人間の心を鮮やかに描き出す。
キャストも素晴らしい。杉本哲太、塚地武雅、戸田菜穂、上白石萌歌など細かな配役も効いている。エンドロールで酒井美紀の名前があった。劇中ではわからなかったが瑛のお母さん役だ。
時間は足りなかったが、128分という尺の中では最大限に面白かった。そして感動した。
back numberのエンディングテーマ「ベルベットの詩」が素晴らしい~♪
ぜひ、劇中でお確かめください!
#139
昔、この業界のすみっコで暮らしたことがある者としては◎
(ラストの稟議のスキームについてネタバレになるかもしれないので、ご注意ください)
下田のリゾートホテルの借入れに対して、不出来なオジの経営する東海商会と東海観光が保証している債務の合計は90億円。そしてオジたちの策略で東海郵船が保証してしまうことになった債務が50億円。実態として連帯保証は本人の借入と同義ですから、グループ総額のリゾート関連の借入は140億円ということになります。
ラスト直前まで、この借入はすべて三友銀行が融資しています。
経営状態が悪くて他の銀行は貸してくれないので、三友銀行が金利を高く設定しても、この二社は借りざるを得ません。
赤字続きで、返済が滞るリスクが高いのだから金利を高く設定しないと貸す側としては割に合わない、というのはひとつの論理です。まぁ経済原理(金利を高くすることで高リスクの融資ができる)の一種なのでやむを得ないと解釈するか、アコギなやり方だと解釈するのかは、人それぞれ⁈ですが…。
産業中央銀行が140億円を貸して、三友銀行の借入は全額返済させます。すると、金利も三友より低くしてくれるので、金利だけでも年間数億円負担が減ります。大日ビールへの売却で更に50億円返済できるので、この山崎瑛の稟議の結果、グループの下田リゾート関連借入は90億円となり、後は階堂彬の経営手腕で着実に返済していく。
事業見通しが甘いまま、多額の資金を貸し出し、下手をすると100億円に近い貸倒れ引当金を計上しなければならなくなったライバルの三友銀行をも救う全面的な肩代わりのスキームだからこそ、常識では〝あり得ない〟崖っぷちからの稟議なのです。
不動部長の、なぜそこまで?には銀行員としてのバランス感覚を超えてくる瑛の発想への驚きも含まれています。
型破りなのに、正攻法。
正攻法なのに、型破り。
それが瑛の真骨頂。
今の若者の皆さんは電子押印(回覧)も増えてきたので、実感しづらいかもしれないですが、少なくとも2000年以降0年代までは、稟議決裁はトップに回る以前の直属上司との勝負でした。あの緊迫感を経た後の『いい稟議だった』のひとことは何ものにも代え難いゾクっとくる瞬間です。
決裁権限をカサにきてパワハラ的な振る舞いをする上司も少なからずいましたが、それなりに勝負として楽しかったように記憶してます。
若い頃、徹夜で稟議書を書いていた頃の思い出を想起させてくれるエピソードが満載で、思ったより泣けました。
スリリングなビジネス上の真っ向勝負。
きっても切れない身内との相剋。
二つの要素が見事に絡まる素晴らしい作品に仕上がってました。
天才2人の銀行員の話し
土下座大好き、池井戸作品。出来自体は可もなく不可もなく。
全250件中、221~240件目を表示