アキラとあきらのレビュー・感想・評価
全301件中、201~220件目を表示
竹内くんと流星くんを見に行ったし、実際そうだった。ドラマと違ってて...
竹内くんと流星くんを見に行ったし、実際そうだった。ドラマと違ってて、冷血上司はドラマでは魔が差したと冗談を言うのが見せ場なので、江口さんに期待してたらストーリーが違ってつまらなかった。
斎藤工より竹内くんの方がよくて、もうこういう役をやらせると右に出るものはないと思った。良かった。でも、どれやっても竹内くんだ、イマハ六本木クラスも。
流星くんより向井くんの方が育ちの良さやノーブルな感じがいいのだけど、おじたちを説き伏せるシーンとかは力があった。空手やってたから瞬発力あるのかも。
土下座とか兄弟のいがみ合いとか池井戸さんはこういう世界が好きなんだなあと思う。女の世界ではよく出てくる、想像的いがみ合い、男の方がより始末におえない。銀行がマウントの世界なのか。
あとは、ジェンダー観が古い。
流星くんの眼差しが本当に美しい。
目の保養映画でした。
128分では描ききれない
原作のボリュームから考えてもやはり128分にまとめるのは厳しいと感じさせる内容だった。
特に横浜流星演じる階堂彬の描写が薄く、優秀さを感じさせるところが皆無だった。
また幼い頃のエピソードなど人格形成への描写が少なく説得力に欠けていたため、「原作とかけ離れた人格」の受け入れを難しくしている。
逆に竹内涼真演じる山崎瑛はこの短い時間である程度描かれていると感じた。
ただし、これは原作に沿った人格であったため、ある程度頭の中で補足しながら見ることができたという背景もあると思う。
最後のスキームがどちらのアキラのアイデアかという部分は原作どおり。テレビドラマではこの部分が変更されており、山崎瑛(つまりはバンカー)の存在意義が薄れてしまっていたので、本作で原作どおりに描かれていたのは個人的に嬉しかった。
個人的に横浜流星を正統派イケメンだと思ったことはないけどいちいち表...
アキラとあきらを見て感じたこと
1 池井戸お得意の銀行モノにして、境遇を異にする二人の銀行員の運命的な関係を描く。
2 この映画は、二人の銀行員・竹内涼真と横浜流星の関係性を縦軸に、横浜流星一族の内輪もめを起因とする会社の危機の行く末を横軸としている。主人公に立ちはだかる巨悪との対立構造や時間的制約の中での無理難題の解決といった筋立てのキモがないため、全体的に小粒ですかっとしない。
3 竹内は、過去の自分の体験から雨降りの時は傘を差し出す銀行員を目指すのに対し、横浜は情に流されてはいけないと言う。竹内の人物造形は、エピソードを積み重ねており説得力がある。中でも左遷される原因となった顧客の対応は血が通っていた。これに対し、横浜側の人物造形は、総じて薄っぺらい。裕福な一族の中で、横浜の冷徹な性格や仕事振り、弟とのぎくしゃくした関係、親と対立する伯父たちの関係が形成されたエピソードはほとんど語られていない。また、横浜一族の同族によるグループ会社は名門とあるが、流星と父以外は人物像からして衝動的で経営者の器ではなく、リアリティに掛ける。経済的危機にしても会社内の人物が描ききれていないため切迫感がない。シナリオが弱い。
4 竹内は、邪気のない目を持つひたむきな銀行員を好演し感情移入できた。横浜は、ダブル主演ではあるが、竹内の落としたものを拾うだけの引き立て役となった。細く眉を整えた銀行員はいないだろう。奥田と江口の銀行員は、かくあるべしとのセリフもあり存在感を示した。最後に、竹内が銀行員を目指す切っ掛けとなった名もなき銀行員のその後の姿を見せてほしいとは思った。
池井戸作品の真骨頂
良いか悪いかで言えば
まぁ、良い映画だと思います。
将来を嘱望された動機入社の2人のアキラ、考え方とゆーか処世術の違いで明暗を分けるも、、、まぁ予想道理の展開のオンパレードで別に驚きもしないラストへ、ぶっちゃけ演技がどうこう思ったりもしないが竹内涼真が商談で顔に心情ダダ漏れしてる姿にこーはなっちゃいかんと思ったりw
あと、別にいいんですけど芸人多すぎ。
見応えがありました😁
主役二人が同名の意味はナシ
原作が上下巻とのことでしたが、特に破綻なく纏まっており、脚本家の手腕が光ります。
楽しみにしていた眼鏡スーツの萌歌さんが中盤まで出なくても気にならないくらい、テンポも良かった。
演者も達者な方が多く、主演ふたりは勿論のこと、江口洋介の重みのある演技が非常に印象的。
経年や血縁の配役も素晴らしく、特にユースケ・サンタマリアと児島の兄弟設定は上手いな、と。
ただ、厚みが足りないところは否めない。
特に山崎サイドは『過酷な幼少時代』がないため、繰り返される「育ちがいいな」も響かない。
左遷された件も、瑛の性質を深堀りしてはいたものの、現地でのエピソードは東京でも出来る内容で、いい人そうだった先輩がそれきりだったのが残念。
また、あらすじにある主役ふたりの『対立』はなく、信念は違えど初めから互いを認めているようにしか見えなかった。
それは後半のスムーズさに繋がった反面、彬の変化を小さくしてしまったように思います。
ラストシーンは私服の方が、シーンとしても自然だし、全編スーツだった反動からより開放感が出たのではないかなぁ。
とはいえ、決済印のアップは震えたし、専門知識なくても十分楽しめました。
それにしても、晋と崇はバブルに踊らされた面もあるが、龍馬は碌に調べもせず50億も動かし、起死回生の一手も瑛の発案で彬は頭を抱えてただけ。。
と、東海郵船の今後は不安です。笑
仕事への情熱を刺激してくれる物語
池井戸作品は、やっぱり土下座…⭐︎
物凄く感情移入出来ました。
横浜流星むりくり抜擢された?と思える映画
事務的
面白かった。
面白かったんだけど…。
胸が熱くもなった。
熱くもなったんだけど…。
なんなんだろ、コレじゃない感が拭いきれない。
原作未読にも関わらず、原作もこんな感じなのだろうかと疑問を抱く。なんかボタンをかけ間違えてるような気がするし、何か芯を食ってないような…そんな不遜な感想を抱く。
観ていて思うのは圧倒的にスピード感が足りない。
小説で言うならば、次のページをめくらせる衝動だろうか?そんなものが足りなかったように思う。
何かが抜け落ちてた。そんな印象…。
衝撃的なエピソードが巻き起こるも何故だかそこまでの波を感じない。
銀行の目線からしてみれば、とある一例に過ぎず、事務的に対応する事で結末を迎える。
なんか…そんな感覚が充満してるというか、なぜ傍観者である俺がハラハラドキドキしないのか不思議だった。苦悩が足りなかったんだろうか?
いや、ちゃんと描いていたようにも思う。
その度合なのかもしれない。
兄にも弟にも破滅の一歩手前って危機感が足りなかったようにも思う。対比が弱かったのかなぁ。
が
一つ心当たりがあるとするなら芝居の質だ。
冒頭で進行を務める人物と、児島氏の芝居には萎えた。両者とも芝居がかっていて、作為がとても鼻についた。だからなのだろうか?冒頭で失速し、要所要所でブレーキを踏まれたような気分にはなった。
いや、まぁ、それだけでは決してないのだろう。
救済策が案外、普通だったのもあるのかもしれない。
兎にも角にも、お金ってな万能だ。
西尾維新氏が化物語って作品で、そんな事言ってた。何にでも替えが効くと。
そのくせホントに大切な物は替えられないとかなんとか。漫画の方で読んだので定かではないのだが。
見応えある話だったと思うのだけど、何だったんだろうか…俺の中では今一つ盛り上がらない。
池井戸原作で初めてハズレをひいたような気分だ。
初めてといえば、初めて江口氏をいいなと思った。本作の江口氏はとても好印象だった。
人を助ける銀行員と身内に向き合う経営者
ベアリングは小さいけど大事だ❗️
久々の池井戸映画。濃いキャラが定番だが、今作は竹内涼真と横浜流星という超爽やか主演。
しかし、私が思う池井戸作品の共通点、目的の為に芯を曲げない諦めない主人公というテーマはブレてない。瑛(竹内涼真)はひとを助ける銀行員として。彬(横浜流星)は沈みかけた会社と社員を守る為。最後はタッグを組んでお互いの目的に立ち向かっていく。
子供の頃に実家の工場を銀行に潰され夜逃げし
た生い立ちの竹内涼真のアキラ。父親が作ったベアリングを大人になっても身につけている姿が彼の芯の強さの象徴に見えた。融資企画を通す為に会社上部と戦う。横浜流星のあきらはばらばらになった家族と親戚たちを修正することに奮闘する。どんなパワーのあるエンジンもベアリングがあってこそ。角が立つ人間同士にも通じるものがある。そんな事を感じる作品でした。少しオタクっぽいキャラの上白石萌歌さんの真っ直ぐな姿良かったです。江口洋介の堅物上司役からの最後のカッコ良さ。児嶋一哉と塚地武雄はもはや完全に俳優さんですね。
少し難しいところもあるけど、骨太で泣ける部分もあって満足でした。
よくまとめられたな!と思う作品
映画版は、竹内涼真アキラが どこまでも献身的ヒーローで かっこ良過...
映画版は、竹内涼真アキラが
どこまでも献身的ヒーローで
かっこ良過ぎるほどの脚本。
常に熱く直球芝居で平板に堕ちかねないところ。
しかし、冷徹な台詞を用意された、横浜流星あきらが、
内面の苦悩や熱量を抑制の効いた繊細かつ熱い演技で応え
2人のあきらの対比を際立たせた。
ユースケ・サンタマリア、江口洋介、奥田瑛二らの
計算された渋い演技にもしびれる。
back number「ベルベットの詩」も
余韻としてもよかった。
乗り越えられない宿命はない!
二人の生い立ちは違えども、二人とも精神的には悲哀を抱えて育ってきました。竹内は物理的なものであり、横浜は精神的なもの。いずれもトラウマのように彼らの人生を苛みます。その二人が出会って、大銀行の同期として活躍していく姿は、状況がどうであれ、苦闘の連続でした(特に竹内)。後半はほぼ東海郵船グループの復活に向けての戦いですが、同期の二人の熱い友情に、ただただ涙。何度も厚い壁にぶち当たるたびに竹内は思い出します。「乗り越えられない宿命はない!」と。そして、やがて経営の根底的な欠点が、家族の間にある亀裂であったことに気づき、見事に企業を復活の道へ。そのとき宿命は使命と変わっていくところが、実に秀逸で唸りました。人間にとって経済は単なる数字ではないのでしょう。企業もそうです。その存在は人を幸せにしてこそ、その使命を果たすものだと信じます。ラストシーンで、路上から拾い上げたベアリングを、横浜がハンカチで拭いて竹内に手渡します。出会った時と全く同じシーンでしたが、それは「出会いは運命である」ことを教えてくれています。きっと人生は、1分1秒まで全てシナリオ通りに展開しているのかもしれません。
全301件中、201~220件目を表示








