ハケンアニメ!のレビュー・感想・評価
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いろいろガチだ。
派遣会社から来たアニメーターがやらかすコメディだと思ってたんだけどww....ぜんぜん違ったww
イケメンわがまま天才アニメ監督とその手綱をにぎる伝説のプロデューサーvs元公務員の新人アニメ監督と凄腕冷徹プロデューサーの同時間帯のアニメ視聴率対決の話し。
別に凄い展開とかはなく業界アルアルのエピソードだけで2人の監督がプライドかけてガチで良い物を作り出そうとして成長し、スタッフの協力を得て努力してそれを形にして行く姿を描いている。未読だが、たぶん原作が良いのだろうかなりエモい。
話に出てくる二つのアニメも声優もガチ高レベルの本物。たぶんそれに呼応する形で撮影部も頑張っている。本編内のアニメと比較されちゃうからヘタな絵撮れないよね。役者達4人の熱量も高い、私は特に男性部が印象に残った。天才と呼ばれた男の努力とプレッシャーを中村。沈着冷静、売る為なら手段を選ばない柄本、彼のジャンプ長塚京三のウイスキーのCM思い出したわ。
あとアニメ業界はまだフィルムの名残でラッシュ試写って言うのね。
かなり胸熱な作品でレビューも高評価なんだが、、、、見終わったあと日本のアニメや映画製作者の薄給について考えずには居られなかった。良いものを作りたい、前へ出たい!そんな若者のやる気を搾取してこの二つのブラック業界は成り立っている。
中国アニメーターに比べて日本アニメーターのギャラは半分以下だという記事を最近見た。日本の映画監督もそれだけで食えてる人はほとんど居ない。
欧米の監督のようにプール付きの家に住む事など夢のまた夢だ、、スタッフのギャラなど押して知るべし。
この映画を見て業界に入る人達の事を考えると悲しくなる、、、搾取構造、日本の暗部である。
刺さりました!
原作があることすら知らず、映画館での予告もあんまり記憶に残らず(ごめん)、とりあえず主要キャスト4人の名前だけで観に行きました。
観て良かった〜。刺さりました。
きっと大変なんだろうなってなんとなく思ってただけのアニメ制作の現場は、実際のそれを覗いちゃったんじゃないかと思うくらいリアリティーがあって圧倒されちゃったし、そうやって出来上がった作品は、チラ見だけでも感動しちゃった。
(でも、あんなに大変なお仕事で、ちゃんと見合ったお給料もらえてるんだろうか、こんなの見せちゃってアニメーターになりたい若者が減るんじゃ?なんて余計なこと考えてたのはナイショです)
アニメのチカラは、私ももらった記憶があるから知ってる。
熱い大人たちが、言っちゃえば命懸けで、作ってるんですよね〜。
彼らの届けたい想いが誰かに刺さって、そしてその誰かのチカラになる。
アニメもマンガも小説もドラマも映画も、作る人と届ける人がいて、やっとここに辿り着くんだよなぁ。
皆さん、いつもありがとうございます。
ところで、『サウンドバック 奏の石』と『運命戦線リデルライト』、それぞれ単独でアニメシリーズとして作るなんてことは、ないのかな?
原作の辻村さんがちゃんと12話分のプロットを書いてるし、なんだかすごい人たち(無知でごめん)があそこまで作ったんだから、あれで終わりはもったいない気が…。いや、あれで終わりだからいいのかな。。
吉岡里帆ちゃん、良かったな〜。彼女の出演作を全部観てるわけじゃないけど、当たりはずれ(失礼)があったもんね。コレはホント良かった。
柄本お兄ちゃんは最近すごい頻繁に見るけど、なんかずるいくらいずっとかっこいい。
中村倫也くんと尾野真千子さんはもう、さすがの存在感と演技力で。
最後のふたりの、あの"間"がサイコーでした。
コージーコーナーのエクレア、買って帰ろう♪
リアル・感動・笑える三昧
ハラスメントと思わなければ時にウィンウィンをもたらす
【レビュータイトル候補その2】
2位じゃダメなんですか?
アニメ作りで視聴率を競う話。
ストーリーもギャグも良い、構成力も高く、普通に楽しめる作品である。
実写だが作中のアニメも良くできており、ある種、アニメと実写が見事融合している作品だとも言える。
観る価値高し。今年は大当たり作が多いか。
良い点
・演技水準が高い。皆。
・良いキャラの面々
・最近不適合役の多い中村倫也であったが、今作では結構マッチしている。
・信頼
・全容を見せていないのに作中アニメが感動的
悪い点
・梶裕貴がほぼほぼ本人役。こういう現実回帰要素は作品への没入感が落ちる。そのせいでまさに作中でも語られる人気要員になってしまっている。キャストとしては良いが。
・途中から見てと言うドケチ根性
・数値の意味合いが簡略化され体を成していない。分かりやすくはなるが。
・オチがやや読みやすい
その他点
・実際のところ放送開始後にあれこれ出来るものなのだろうか
良質な密度の濃い映画
仕事に前向きになれる
ハケンは覇権であって、派遣ではない
てっきり業界のブラックな内幕ものかと思ったら、マジで胸アツのお仕事ドラマでした。最初は、主人公の新人監督がイケてなく空回りな感じが、段々と周囲の人たちとの関わりから仕事の本質が分かっていくのは気持ちよく、観客も一緒に成長して行く感じです。凄まじい重圧と執念の狭間にのたうち回るクリエイターと、それを実現させようとするプロデューサーやスタッフの情熱と心意気に、分かっていてもジーンときます。劇中劇のアニメ作品もしっかり作風を分けて作ってあり、吉野監督のクオリティへのこだわり振りは、まさに劇中の二人の監督みたいでアッパレです。役者では、主人公の成長を眼力で表現した吉岡里帆にグッときました。中村倫也の緩急つけた演技もいい感じです。プロデューサー役の柄本佑は、場をさらってしまう美味しい役どころでしたね。
誰でも楽しめる!
クリエーターは観た方が良い
こんな魂が震えた作品が
埋もれてしまうのは本当にもったいなく
一人でも多くの人に観てもらいたいと思ったので、
レビュー書くことにしました。
ここ最近のお仕事映画の中では間違いなくダントツです!
2回ほど観に行きましたが
何度観ても胸の底から湧き上がってくる涙が止まらない。
やりたいことがある方、
好きを貫いてものづくりをされてる方には
間違いなく刺さる内容だと思います。
騙されたと思って観て何かを感じてもらいたい。
ただ...
・ブラックだのやりがい搾取だのすぐに口にする人
・お仕事映画はとにかくリアリティ重視!という業界かぶれの人
上記に当てはまる方には刺さらないので要注意です。
受け取ってもらえなければ意味がない
クリエイティブを視覚化して伝えるために、演出過多だったけど観ている層に届けようとする意志が伝わった!
クリエイターの中でもこだわりや熱量の違いが確かにあって、だけど燃える一人の情熱が他の人を引っ張っていく。
監督が本気を出して吹っ切れてから開花する様がスカッとする。
クリエイターは自分の作品が誰かに届くことを実感することで、今日を生きられる。自分の存在をこの世に肯定される気持ちになる。
だからこそ、寝食削ってまで思いを形に昇華させようともがく。
誰かのために頑張りたい!ではなくて、自分が生きていくために、この世界に生きていていいって、自分を肯定するために作品を作り続けるんだって言う純粋な思いが伝わる作品でした。
映画を観た後に
私も書きたい!と思えるのはこの作品の魅力だと思う。
ストーリーや設定、演出は無理があって過剰だけど、映画を観る層には視覚的に分かりやすく、親切な作りだったと思う。
だって、専門的な言葉を言われても分からないもの!
絵を描くんだなーって時にタブキーがなきゃiPadでお絵描きを効率よくできないよ!
クラウドにバックアップくらい取ってるよ!
って言っても分からないって。
視聴者に分かりやすく、視聴者の観たい根幹の部分だけしっかりと描いているので、気持ちがブレずに最後まで楽しんで視聴することができました。
明日、仕事頑張らなきゃな。
明日も私は生きていかなきゃな。
と思える良作でした。
アニメ業界のお仕事映画
アニメのSHIROBAKOとは別の意味で面白い
派遣アニメだとばかり思っていました。
派遣社員がアニメのお仕事をやる話だとばかり…
覇権アニメだったんですね。うちのアニメが放送枠の覇権を取るぞ!と言う。
そう言ったアニメを制作する過程の映画。
SHIROBAKOの実写版見たいな映画と言ってしまえばお終いですが、今回の主役は制作進行では無く監督ですね。ただ制作進行も大きなポイントではありましたが。舞台裏は大概修羅場でそれはそれで面白かったです。
アニメ好きなら多くを語らずともこれだけで分かってもられるかな?
どうしても気になるのが劇中アニメで天才監督と言われた伝説の作品ヨスガ。普通ヨスガと言えばエロいあっちを思い出してしまいますが生きる勇気を与えてくれる様な作品だった様で、是非見てみたいものですね。主人公の女性監督もこのアニメを見て公務員辞めてアニメの世界に入ったと言ってましたし。
あと天才監督の作品と女性監督の作品も、それぞれ12話見てみたい。そうしないと自分の中でどっちが勝ったのか勝敗がつかない。
是非アニメ化希望。
それにしても出てくるアニメの聖地が秩父なのは偶然?コノハナとかココサケとかチラッと出てくるのかと思ってしまった。
刺され!(誰かの心に)
今年の新作映画で涙したのは初めてです😢
最高でした!邦画お仕事ムービーとして大傑作!
辻村深月の同名小説原作で、2つのアニメ製作会社を舞台にアニメの「覇権」の座をかけて対決する様を描いた本作。
原作の小説がもともと大好きで、自分が普段あまりやらない「観賞前の読み返し」を行いました。
原作では尾野真千子演じる有科&仲村倫也演じる王子パートが前半で多めに描かれて、その後に吉岡里帆演じる斉藤監督&柄本佑演じる行城プロデューサーのパートが後半に来ます。しかし、この映画はどちらかというと斉藤監督が主人公でそのライバルチームが有科&王子という感じでした。
なので冒頭に斉藤監督のエピソードが来たときは若干戸惑いましたが、その方が映画としてはかえって分かりやすいものになっていたので英断だったと思います。
何といっても劇中アニメーションの本気度が凄まじい!!
その絵コンテの段階やプリヴィズ段階の映像も出てきますが、それを全て「サイコパス」や「攻殻機動隊S.A.C」でお馴染みのProduction.I.Gが手掛けてるとのこと!
アニメーション製作の場面が映像を我々観客に見せながら展開されていくので過程が解りやすいし、「こんな風にいつも作られてるのか」と感心させられます。
キャラクターに声を当てる声優陣も実際の人気声優を起用し、アフレコが実際に行われてる場面も登場するので、梶裕貴さんや高橋李依さん、速水奨さんが実際に収録されてる場面も観れて本当に嬉しいです。
そして、主要人物であるスタッフを演じた役者陣も非常に良かった!
吉岡里帆や尾野真千子はいつも通り良かったのですが、特に素晴らしいのが王子監督を演じた仲村倫也と行城プロデューサーを演じた柄本佑です!
この二人は原作の人物をそのまま体現したかのように演技されていて、観てて本当にビックリしました。
内容としてはいわゆるお仕事ムービーですが、好きな事(やりたい事)をしたいと思いながらも、避けて通れない現実に苦労して、葛藤して...それでも「観たい人のために届いてほしい」というために頑張り、理想を貫きたいという彼らに感情移入しっぱなしでした!
自分はやはりアニメが好きです。
もちろん映画やドラマも好きですが、好きな作品がどのように、どんな思いで、どんなに苦労して作られているか知るのは容易ではありません。
ですが、「鬼滅の刃」しかり「呪術廻戦」しかり、映画だと先日観た「トップガン マーヴェリック」であったり、それぞれの作品のスタッフ・キャスト達が我々観客に対して最大限に満足させるために魂を捧げる覚悟で作ったことでしょう。
劇中では中盤や終盤にて、その色々な思いを込めて作ったアニメーションの放送を製作陣や視聴者が観るという場面がありますが、そのアニメのシーンと吉岡里帆や仲村倫也が観るシーンが交互に映される場面に色々な事を感じ取れて、涙せずにはいられませんでした。
そんな、作品の製作陣のドラマは「カメラを止めるな!」をも彷彿とさせるものを感じます。
だからこそ、アニメが好きな人、もの作りのドラマが観たい人には是非とも観てほしい傑作でした!
本当に、観て良かったです。
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