ハケンアニメ!のレビュー・感想・評価
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良かった
管理部門ではありますが、割と似たような内容の業界(ゲーム開発)にいるので身近に感じました。たくさんの関係者を調整しながら、かつ、クリエイティブでユーザーを楽しませるものを作る苦しみとできあがった楽しんでもらったときの喜びは共通なのかなと思いました。ラッシュをスタッフで観に集まるシーンで最初は監督は最後尾でついて行きますが、最後は皆の先頭を行くシーンとか随所のシーンも良かったです。尾野さんが自社の幹部陣に取り囲まれているシーンは碇ゲンドウがゼーレの会議に出てるシーンを思い出したり、主人公がもらったエクレアに「チョコじゃないのかよ」と突っ込んだところはクスリとしました。クレジットの後にもシーンがあるのでご覧ください。
リアル・感動・笑える三昧
ハラスメントと思わなければ時にウィンウィンをもたらす
【レビュータイトル候補その2】
2位じゃダメなんですか?
アニメ作りで視聴率を競う話。
ストーリーもギャグも良い、構成力も高く、普通に楽しめる作品である。
実写だが作中のアニメも良くできており、ある種、アニメと実写が見事融合している作品だとも言える。
観る価値高し。今年は大当たり作が多いか。
良い点
・演技水準が高い。皆。
・良いキャラの面々
・最近不適合役の多い中村倫也であったが、今作では結構マッチしている。
・信頼
・全容を見せていないのに作中アニメが感動的
悪い点
・梶裕貴がほぼほぼ本人役。こういう現実回帰要素は作品への没入感が落ちる。そのせいでまさに作中でも語られる人気要員になってしまっている。キャストとしては良いが。
・途中から見てと言うドケチ根性
・数値の意味合いが簡略化され体を成していない。分かりやすくはなるが。
・オチがやや読みやすい
その他点
・実際のところ放送開始後にあれこれ出来るものなのだろうか
「ハケン」を勘違いしていた
できるだけ事前情報を入れないで映画を見たい派なので、てっきり派遣社員がブラックに働かされる、最近多いお仕事コメディかと思ってスルーしていました。
評判いいらしいよって家族が言うので一緒に見に行ったら(見るまで家族も自分と同じく誤解していた)、熱い熱い映画で大変良かったです。
調べたら原作小説があってタイトルも同じなんですね。
でも原作を知らない層で私のようにタイトルで誤解して見に行ってない人が多そうなので、その点は実にもったいないと感じました。
きっとこの映画は現場の方からしたらあり得ない理想も含んでいて、全てが現実に即しているわけではないことは理解できます。
それでも人間このように自分の目指すものに向かって、もがいて生きたいと思わせてくれました。
劇中アニメが視聴率で競うという形を取りますが、最後には作り上げたものが順位関係なく誰かに「ささる」ことを心から実感し報われる。
この映画も私に間違いなく「ささり」ました。レビューを読むと他のたくさんの人たちにも。
それが制作に関わった全ての方々に届きますように。
結構面白い
意外と面白かった。アニメを作るまでの工程を知れた!
最初は声優さんなどと関係が上手くいかなかったけどだんだんみんな心をひとつにして制作に取り組んでいてかっこよかった。自分みたいな子供に届いて欲しいっていう思いが最後ちゃんとたいようくんに届いていて感動した。
ハケン(覇権)にこだわるな!
吉岡里帆、中村倫也はじめ俳優さん、みな良かったですね。
映画ではハケン(覇権)という言葉が使われていましたが、それそれのアニメ監督(および制作グループ)が、ベストを尽くして自分がやりたいことを実現していく過程を追っていました。
・中村倫也は、8年前にやりたかったができなかった主人公殺しを実現するため最後まで粘る。
・一方の中村倫也に憧れてアニメ制作を始めた吉岡里帆は、主人公殺しの予定で制作していたが、最後の最後に殺さない方向(希望を持たせる方向)に変更した。
ここが面白かったです。
でも映画としては、どっちがどうでも関係なく、それぞれがそれに集中して全力でやっていく姿が良く伝わりました。
何事も(恋愛でも仕事でも)、結果ダメでも全力をだしたならば、後悔は少ないし切り替えもうまくいきますな♪
良質な密度の濃い映画
感動しました
僕はこういう感動系ドラマに弱いんです。
天才と呼ばれる王子監督と新人の斎藤監督の差?みたいな。
天才の王子監督はスタッフに対しては自分の意見を押し通して作りたいものが作れるけれど新人の斎藤監督はスタッフが言うことを聞いてくれなかったり。
人の違いがはっきりしている、いろんな人がいるというのはドラマ的でいいと思います。
その上で、新人だからうまくいかない部分もあれば、実績があって天才と呼ばれていても天才のレッテルのために重圧を感じたり、制作会社に縛られて描きたい結末を描けなかったり。
そういう不自由な部分?
脇を固めるスタッフも、行城プロデューサーはカップ麺とコラボしたり、番組の露出を増やすためならどんなことでもやる嫌な人のように見せておいて、実は斎藤監督の入社面接の場にいてその夢を知っていて、できる限りの方法で全力で協力していたとか、斎藤監督が「可愛いだけで実力不足」という評価を下していた声優が、実はアニメの場面のモデルになった実際の場所へ行くなどして役になり切るために頑張っていたり、自分はただの客寄せで実力不足だと承知しながら、それなら客寄せで多くの人に番組のことを知ってもらおうとしていたとか、中盤意向そういう一面だけ見てもわからない隠れた部分を明らかにしていくことで良い人も嫌な人も、優秀な人も能力の低い人も、みんなが自分なりの方法で番組を成功させる同じ目的を目指しているっていうのもよかったと思います。
そうして斎藤監督と声優の関係が改善されたら上映会の後で「声が良くなった」と言われるようになっていったり、最終回の最後のセリフについて「言い方は任せる」っていうのは、声優が監督と十分な信頼関係を築いてコミュニケーションすることで監督の頭の中のキャラクターを理解したとか、つまりチームが成長した、強くなったってことでしょう?
王子監督が最終回のコンテを有科さんに渡して言いたいことはあるかって尋ねたのに対して、監督はこれで良いのかって聞き返した場面も。
終盤は感動して泣くポイントがいくつもありました。
映画を観た後本屋へ行って原作の文庫を買ってしまいましたよ。
とても良かったです。
仕事に前向きになれる
ハケンは覇権であって、派遣ではない
てっきり業界のブラックな内幕ものかと思ったら、マジで胸アツのお仕事ドラマでした。最初は、主人公の新人監督がイケてなく空回りな感じが、段々と周囲の人たちとの関わりから仕事の本質が分かっていくのは気持ちよく、観客も一緒に成長して行く感じです。凄まじい重圧と執念の狭間にのたうち回るクリエイターと、それを実現させようとするプロデューサーやスタッフの情熱と心意気に、分かっていてもジーンときます。劇中劇のアニメ作品もしっかり作風を分けて作ってあり、吉野監督のクオリティへのこだわり振りは、まさに劇中の二人の監督みたいでアッパレです。役者では、主人公の成長を眼力で表現した吉岡里帆にグッときました。中村倫也の緩急つけた演技もいい感じです。プロデューサー役の柄本佑は、場をさらってしまう美味しい役どころでしたね。
誰でも楽しめる!
クリエーターは観た方が良い
こんな魂が震えた作品が
埋もれてしまうのは本当にもったいなく
一人でも多くの人に観てもらいたいと思ったので、
レビュー書くことにしました。
ここ最近のお仕事映画の中では間違いなくダントツです!
2回ほど観に行きましたが
何度観ても胸の底から湧き上がってくる涙が止まらない。
やりたいことがある方、
好きを貫いてものづくりをされてる方には
間違いなく刺さる内容だと思います。
騙されたと思って観て何かを感じてもらいたい。
ただ...
・ブラックだのやりがい搾取だのすぐに口にする人
・お仕事映画はとにかくリアリティ重視!という業界かぶれの人
上記に当てはまる方には刺さらないので要注意です。
アニメの裏側、そして人に勇気を与え教えてくれる神映画!!
いやぁぁぁ!!ずっと公開を待ち望んでいました!
我が推しの吉岡里帆ちゃんの主演作品「ハケン×アニメ」アニメ制作陣の裏には、1つの作品を手掛けるためにどれだけの人間・どれだけの時間とお金が掛かっているのか、普段知り得る事が出来ないお仕事の裏の顔こういった作品がより多く増えれば、このような世間の光を浴びる事が少ない人々がより注目され、よりたくさんの人に感謝されると考えます!いつも素晴らしいアニメを我々視聴者に見せて下さりありがとうございますと伝えたいです!
新人監督で幼少期の自分のようなアニメはアニメの世界「現実にヒーローや魔法少女は、いないと」と思っていた斉藤瞳は、公務員からアニメ業界に入り当時の憧れであった王子千晴よりも素晴らしい作品を作り覇権を取るという。アニメーション業界の裏を描いた今作、、自分はこういったお仕事系の映画は、あまり見ずに飽きるかなと思っていましたが、全くなかったです!だってりほりほが可愛いすぎて"(∩>ω<∩)"飽きさせることなく、新人女性監督の苦悩をものすごく上手に描かれていたので頑張れ瞳さん!負けるなって感じで前のめり状態で作品を見ていました。作品を手掛けるにはまずは、企画・脚本・キャラデザを考え次に絵コンテ・作画の打ち合わせ・線画撮影・美術とCG・仕上げ・撮影と段階を踏んでそこに声優陣が声を当てて最後に制作陣全員でのチェックをしてやっとで1話完成とこれだけの工程を挟んでやっと1つの作品の第1歩を歩き出せると考えると毎シーズン事にあれだけの大量な作品が別々の時間帯で熾烈な争いをしていたのだと考えるとすべての作品に必ず愛があるんだなと感じました。素晴らしい!そして私が感動したのは、瞳と声優の郡野 葵とのシーンです。瞳が思うトワコと葵が感じているトワコの微妙なすれ違いが作品に大きなひびを付けるんだなと感じた時は、その数センチの隙間を埋めるために凄く神経を使うし色々と考えなくては、ならないんだなと思うと凄く大変だなと思いました。
けれど、和解のシーンで声優の葵が聖地巡礼を兼ねてキャラクターの一つ一つにどれだけの力量を与えいるのかを知ると案外簡単な事じゃないかなとも思いました。そして監督とマネージャーとの関係性も複雑な立場である監督も何を切り捨て何を与えることでその作品が視聴者にどう見せることが出来るのか、それを行城役の柄本佑さんが上手くそして有科役の尾野真千子さんが表現されていたのですごく良かったです!そして忘れてはならないブルボンのルマンド男子中村倫也さん変わらずの気だるさ演技からのガチ本気モード有名台詞の上手い使い回しに圧巻でした。本当に誰を掲げても素晴らしい作品だったなと思いました。文句無しの満点!誰かの胸に必ず刺さる勇気と希望を与えてくれた最高傑作の映画でした。出来れば2回目の鑑賞もしたいなと考えております。是非皆様も……アニメの制作陣にの頑張りに噛じりつけ!
受け取ってもらえなければ意味がない
クリエイティブを視覚化して伝えるために、演出過多だったけど観ている層に届けようとする意志が伝わった!
クリエイターの中でもこだわりや熱量の違いが確かにあって、だけど燃える一人の情熱が他の人を引っ張っていく。
監督が本気を出して吹っ切れてから開花する様がスカッとする。
クリエイターは自分の作品が誰かに届くことを実感することで、今日を生きられる。自分の存在をこの世に肯定される気持ちになる。
だからこそ、寝食削ってまで思いを形に昇華させようともがく。
誰かのために頑張りたい!ではなくて、自分が生きていくために、この世界に生きていていいって、自分を肯定するために作品を作り続けるんだって言う純粋な思いが伝わる作品でした。
映画を観た後に
私も書きたい!と思えるのはこの作品の魅力だと思う。
ストーリーや設定、演出は無理があって過剰だけど、映画を観る層には視覚的に分かりやすく、親切な作りだったと思う。
だって、専門的な言葉を言われても分からないもの!
絵を描くんだなーって時にタブキーがなきゃiPadでお絵描きを効率よくできないよ!
クラウドにバックアップくらい取ってるよ!
って言っても分からないって。
視聴者に分かりやすく、視聴者の観たい根幹の部分だけしっかりと描いているので、気持ちがブレずに最後まで楽しんで視聴することができました。
明日、仕事頑張らなきゃな。
明日も私は生きていかなきゃな。
と思える良作でした。
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