劇場公開日 2022年5月20日

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ハケンアニメ!のレビュー・感想・評価

全409件中、161~180件目を表示

3.5エンドロールまで観てね

2022年6月9日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

楽しい

あまり人が入っていない様ですが、もったいない! 物凄い力作。いい映画です。

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西国くん

4.5味わい深い人間ドラマに感動

2022年6月9日
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【鑑賞のきっかけ】
本作品は、興行収入としては、今ひとつのようですが、映画ファンの間ではなかなか評判が高かったのと、原作者の名前を観て、鑑賞を決意しました。

【率直な感想】
<「辻村深月」が原作!>
彼女の現在の作家としての売りは、「直木賞・本屋大賞受賞」作家です。
でも、彼女のデビュー作は、「ミステリ小説」(メフィスト賞:講談社主催)です。
ミステリ作家の中でも、「直木賞作家」になれるのはごくわずか。
なぜなら、直木賞作品には、「人間ドラマ」が欠かせないから。
彼女は、ミステリの中でも、「心理サスペンス」が得意で、人間の細やかな心情から生まれる驚きや意外な展開のある作品が多い。
もちろん、その中で、人間ドラマがきちんと描かれています。
そこで、彼女の原作は未読でしたが、作風からして、人間ドラマを中心とした「心理サスペンス」の要素が入っているのでは、と感じ、鑑賞を始めました。

<作品のみどころは、深い人間描写>
本作品を、「ミステリ」と紹介している人は見かけないし、確かに純粋な「ミステリ」ではありません。
でも、「心理サスペンス」という視点で作品を鑑賞していくと、かなりの感動作になるのではないかと感じています。
冒頭、主人公の女性・齋藤瞳は、アニメ制作会社の面接で、「どうして、国立大学卒で県庁勤めているようなあなたが、当社を選んだのか」という問いに対し、「王子監督を超える作品を作りたいから」と答えます。
そして、「7年後」とテロップが流れ、本編突入。
新人監督である彼女の作品が、テレビで、王子監督復帰第1作と、同時間帯で放送されることになり、アニメ作品一騎打ちになっている状態で、物語は進行し始めます。

この冒頭の面接シーンは、物語の中盤以降、その続きがあったことが明かされます(ネタバレになるので内容には触れません)。
その続きには、2つのシーンがあるのですが、1つ目のシーンでは、彼女の深い心情が明かされ、これまでの彼女の行動原理が分かります(深い人間描写)。
もう一つのシーンでは、彼女を取り巻くある人物の本当の気持ちが分かるものとなっていて、その心情に驚かされることとなります(「心理サスペンス」の要素)。

この「深い人間描写」と「心理サスペンス」の根拠は他にもありますが、ネタバレになるので一例だけ挙げさせていただきました。

<見た目と全く違う物語>
この作品は、あらすじの紹介を読むと、アニメ業界の裏側を描き、その激しい競争で対立し合う、カリスマ監督と新人監督の物語に見えてしまうのです。
表面上は確かにそうですし、実際、題名の「ハケン=覇権」とは、アニメ業界のトップで、DVDなどの映像ソフトの売上第1位となることを指しているとのこと。
でも、この作品の主眼は、どちらが競争に勝つのか、ということではなく、主人公と彼女を取り巻く主要な登場人物たちの深い心情を「ミステリ」の要素を巧みに取り入れて、「味わい深い人間ドラマ」として描くことに成功していることだと思います。

<エンド・ロールにも注目>
作中には主人公が監督した「ロボットアニメ」と、カリスマの王子監督による「魔法少女アニメ」の2作品が、本当にテレビで放映されてもおかしくないような画質で、流れるシーンがいくつもあります。
そして、エンド・ロールを見ていたら、「劇中アニメプロット 辻村深月」の表記がありました。
そうなのです。この劇中アニメ2作品のプロットが、物語展開として、私が主眼と考えている「味わい深い人間ドラマ」と絶妙に交錯していくのです。

【全体評価】
正直なところ、「期待以上」の作品でした。
映画作品として、かなり出来栄えの良い作品だと思えるのですが、既に、上映各館での上映回数は減り、このままだとあと1~2週間で上映終了かも。
私には、幅広い客層で、受け入れられそうな作品に思えるのですが…。

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悶

4.0仕事頑張る系王道映画。 ポジティブな気持ちになれる良い映画。 テン...

2022年6月9日
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仕事頑張る系王道映画。
ポジティブな気持ちになれる良い映画。
テンポもよく良かった。
中村倫也と柄本佑がカッコよかった

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せーじ

4.0派遣じゃ無いのね(^-^)

2022年6月9日
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知的

幸せ

最近、若い女優さんでは、長澤まさみさんか、黒木華さんか、と良く思っていたけど、吉岡里帆さんもやるなぁ、と思った。ドライブマイカーより10倍面白い。やはり映画は脚本。TOPGUNよりずっと良い。

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JAY

4.0何でもアゲル君・・・それ違法だから・・・

2022年6月9日
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 アニメ業界の裏側と奮闘する新人監督の願い。一つの作品に仕上げるにはたとえ1シーズン12話のTVアニメであっても想像つかないほどの人員と予算が必要。そしてまとめ上げる監督とプロデューサーの絆という点でもスタッフの人間関係には目から鱗が落ちるほどでした。脚本を絵コンテから作るという点も・・・

 デジタルが主流となっている昨今のアニメ。昔のフィルム、手書きセル画の苦労はさらに厳しい状況だったと思うけど、CGが活躍してもスタッフとの打ち合わせなどの苦労が見えてくる。アメリカでは3DCGが中心となっているものの、二次元にこだわりを見せてくれる日本産アニメにも頑張ってもらいたいところです。

 同じ土曜日の夕方5時という枠で、注目される気鋭の新人監督・斎藤瞳による「サンドバック 奏の石」と伝説の天才監督・王子千晴による「運命戦線リデルライト」の対決。劇中アニメもそれなりに惹かれてしまうし、視聴者やテレビ局の意向によって最終話も変わっていく過程など、興味深いところが満載。特にデジタル色彩のこだわりとかも・・・

 魔法は現実じゃないけど、魔法を越えた何かを与えてくれること。大切なものを無くしても得るものがあること。瞳が幼い頃に良いアニメに出会えていたら・・・等々、リア充には理解できないであろうアニメの魅力についても語られていた。まぁ、アニメに拘わらずフィクションの中にこそ真理があったりするものだと思う。

 もう一つ気になったのが、両アニメが放映された直後における人々の会話。高校生たちは大人以上に評論家のように語り合っていて、純粋に心に刺さったのは子どもたちだけだった。昔なら、学校で昨日見たTV番組が話題となるとき、高視聴率の裏番組をこっそり見ていると仲間外れにされた気分になったもの。今じゃ録画すればすむことだし、すぐに配信されるので両方視聴することができるけどね・・・個人的記憶では「ミラーマン」vs「シルバー仮面」「アイアンキング」とか。

 そしてヒーロー、ヒロインが最終話に死亡する問題。子ども時代には「主人公は最後に死ぬかどうか」と話題にしてたものだけど、『鉄腕アトム』にしろ『あしたのジョー』にしろ、死んだかどうなのか曖昧にしていた。『巨人の星』だって本当なら星飛雄馬は死ぬ予定だった(高視聴率ながらも『宇宙猿人ゴリ』に視聴率抜かれた)。・・・ちなみに石川県では『巨人の星』は土曜の18:00からでしたが、裏番組では『ハレンチ学園』を放送していて、おいらは仲間外れの方へ・・・

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kossy

4.0アニメを愛する全ての人に刺さる渾身の一本

2022年6月9日
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泣ける

興奮

新人監督が自信をアニメ業界に導いたカリスマ監督とアニメの覇権を巡って死闘を繰り広げる本作。
自分の作品に対する思いを誰かに届けたいその一心で全員が持てる力全てを振り絞るあまりのかっこよさに目が離せなかった。
アニメ製作に直接携わるクリエイターがフォーカスされがちな中、プロデューサーやPR担当のアニメのあらゆる面で関わる全ての人間が一切の妥協を許さず、自分の想いを表現する熱量に圧倒され、刺さりすぎた!
新人監督の健気に信念を持って好きを貫く吉岡里帆の爽快さ、カリスマ故の苦悩や繊細さを存分に表現した中村倫也は映画の推進力を大幅に上げていた。
中でも柄本佑、尾野真千子の冷静だがうちに秘める圧倒的な熱さでアニメを支えるプロデューサー陣に心を奪われた。
クリエイター、アニメを愛する人への最高の愛とリスペクトが込められた作品!

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カイト

2.5素敵なアニメの欠片を拾おう

2022年6月7日
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単純に楽しい!という映画ではない。
自分の仕事にもよるのかな。
クリエイティブな仕事をしている人にとっては自分の仕事を考えながら観てしまうから単純に楽しめる感じではなく色々考えてしまうかも。
映画大好きポンポさんも仕事のことは考えながら観たが、観た後に余計なものが削ぎ落とされたのでスカッとして良かった。
ハケンアニメは、チームワーク無くしてはいい作品が作れないことは分かっているけど、つい締切や大人の事情でそこそこのコンセンサスでやつっけてしまうことへの反省を突きつけられた気がした。
作中のふたつのアニメをもっとちゃんと観てみたいなと思いながらアニメの欠片を拾い集めて想像力で補ってプチ感動した感じでした。

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momo

4.5スッキリした♪

2022年6月7日
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楽しい

幸せ

凄く面白かった♪
アニメ制作に関するお話。同じ時間枠で同時に始まるアニメの視聴率・人気をめぐり、苦しみ・葛藤・理不尽さを各々の視点で描く。

もう入り込んだ。題材はアニメだが根本は何かを作る時に起こる様々な障害・弊害を乗り越えるということ。色んな人の力が合わさってひとつのものが作られる! ハッピーエンドともバッドエンドとも言えるものでは無いが、見終わったあと凄くスッキリした♪

映画の中で作られてるアニメが、サラッとしたあらすじ以外知らないのに、ラストシーンに涙するというね(^_^;)

おすすめできます。
すごく面白かったですよ♪

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chitto

3.0"可もなし不可もなし…"な映画

2022年6月7日
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なぜだか全く心に刺さらなかった…ホント、自分でもびっくりするぐらい(笑)

分かりやすいストーリーで、難しいものは何も無かったのに…。

なぜなんだろう?

良いアニメーションを作りたい…というのは分かるけれども…。

作り手の情熱とか、そういうものの描かれ方が、今ひとつステレオ・タイプな描写というか…台詞には熱い言葉が散りばめられて、もう満載なんですが…約2時間強、ほとんど傍観者のようにスクリーンを見つめていた。

ホント、心が動かず…笑

しかし、Filmarksでも評価は良いようなので、気になる方はどうぞ!笑

*柄本佑演じるプロデューサーが、唯一新鮮味のあるキャラでした。でも、…最後跳ねるところ…あれはいらんでしょ。キャラに一貫性が無いなと、思いました。なんか"詰め"が甘いな(笑)

*他に観たい洋画が2本あって、悩んだ末、評価も良かったこの作品を選んでみたけれども…やっぱり、こういう時に選ぶ邦画って、リスク高い(笑)…ちなみに、『ニューオーダー』『オフィサー・アンド・スパイ』と競合した(笑)…時間的なこと、映画館までのアクセス等々を考慮してのことだけど…こういう時は、ちょっと無理してでも、やっぱり"観たい"映画を観に足を運ぶべきだなと改めて思った…笑

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stoneage

4.5ものづくりの心意気

2022年6月7日
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やきすこぶ

5.0知られざるアニメ制作の裏側

2022年6月6日
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楽しい

興奮

アニメを作る人々を描いた今作でしたが、結果から言うと、今年観た映画でトップクラスに良い作品でした。僕自身アニメは嗜む程度に見る身です。もちろんフィクションも含まれているとは思いますが、1つのアニメを作るのがどれだけ大変で、複雑なものなのかとても実感できました。また、今作で描かれていた、アニメ作りを通して起こる、人間同士の衝突や結束、葛藤、アニメが人に与える影響など、すべてがとてもうまく表現されていて、とても見応えもありました。何かを全力で取り組む人たちは本当にかっこいいし、それを見て僕自身もとても元気をもらえた作品でした。吉岡里帆最高!!

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素人映画感想家

3.5サウンドバック 奏の石 が見たい。

2022年6月6日
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アニメ作りは、大変だなと感じた。
映画の中で制作されている サウンドバック 奏の石 が、非常に見たくなった。

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へなもん

3.5めちゃくちゃアニメみたくなる!

2022年6月6日
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アニメの感動させポイント。わかっていても涙が出てしまう。
サウンドバック全編観たい。

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くろすけ

4.0ものづくりにグッと

2022年6月6日
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泣ける

笑える

幸せ

ものづくりしている人には、自分に置き換えて思いを巡らせながら楽しめる映画。一方で、ものづくりしていない人にピンとくるのかなと疑問がわいた。また個人的には、話の展開が理想的すぎるきらいがあった。
とはいえ、もっと多くの人たちに観てもらいたいと思った。

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こうばしい

3.5演出が気になる

2022年6月5日
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サラダチキン

3.5誰が彼女にエクレアを渡すのか。

2022年6月5日
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ワンワン

4.5小気味良いテンポと清々しい感動

2022年6月5日
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泣ける

楽しい

幸せ

時間があったので、何となくで見た映画でしたが、終始小気味良いストーリー展開で、原作を知らない人でも引き込まれる映画でした。
主人公やその他の登場人物にも、何かしらの共感を覚え、ジワジワと込み上げる物を感じる、そんな清々しい感動を味わえる映画ですね。久しぶりに、この映画を見て良かったと思える映画です。

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たかっち55

5.0感動

2022年6月4日
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原作が好きなので観に行ったら映画も凄く良かった!吉岡里帆、演技うまかったんだな!中村倫也、柄本佑も凄く役にぴったり。とても良い映画だった

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rururu

4.0いろいろガチだ。

2022年6月4日
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派遣会社から来たアニメーターがやらかすコメディだと思ってたんだけどww....ぜんぜん違ったww

イケメンわがまま天才アニメ監督とその手綱をにぎる伝説のプロデューサーvs元公務員の新人アニメ監督と凄腕冷徹プロデューサーの同時間帯のアニメ視聴率対決の話し。
別に凄い展開とかはなく業界アルアルのエピソードだけで2人の監督がプライドかけてガチで良い物を作り出そうとして成長し、スタッフの協力を得て努力してそれを形にして行く姿を描いている。未読だが、たぶん原作が良いのだろうかなりエモい。

話に出てくる二つのアニメも声優もガチ高レベルの本物。たぶんそれに呼応する形で撮影部も頑張っている。本編内のアニメと比較されちゃうからヘタな絵撮れないよね。役者達4人の熱量も高い、私は特に男性部が印象に残った。天才と呼ばれた男の努力とプレッシャーを中村。沈着冷静、売る為なら手段を選ばない柄本、彼のジャンプ長塚京三のウイスキーのCM思い出したわ。
あとアニメ業界はまだフィルムの名残でラッシュ試写って言うのね。

かなり胸熱な作品でレビューも高評価なんだが、、、、見終わったあと日本のアニメや映画製作者の薄給について考えずには居られなかった。良いものを作りたい、前へ出たい!そんな若者のやる気を搾取してこの二つのブラック業界は成り立っている。
中国アニメーターに比べて日本アニメーターのギャラは半分以下だという記事を最近見た。日本の映画監督もそれだけで食えてる人はほとんど居ない。
欧米の監督のようにプール付きの家に住む事など夢のまた夢だ、、スタッフのギャラなど押して知るべし。

この映画を見て業界に入る人達の事を考えると悲しくなる、、、搾取構造、日本の暗部である。

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masayasama
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