劇場公開日 2022年5月20日

  • 予告編を見る

「クリエイターの抱えるストレス映画」ハケンアニメ! 涼介さんの映画レビュー(感想・評価)

4.0クリエイターの抱えるストレス映画

2022年5月22日
iPhoneアプリから投稿

タイトルや予告編から、アニメのコンペコメディかと思ってたんだけど違ってましたね。
そもそもハケンてカタカナで表現してるので、覇権、刃剣、派遣、歯犬、どれなのかなって想像してたんだけど普通に、覇権でした。
お話は、新人監督の斉藤が、憧れのカリスマ監督王子の裏番組を作る事になり、視聴率を争いながら制作を進めるというもの。主人公の新人監督斉藤を吉岡里帆。可愛いルックスも売りにされてるってのが、ちょっと不自然だけどマーケティング的には分かる気もする。そしてイケメン天才監督王子を中村倫也。ゆるいワガママな感じがはまってた。そして重要なプロデューサーを、柄本佑と尾野真知子。とても良かったです。制作スタッフや声優なども、凄く気持ちが分かってモヤモヤしっぱなし。話が面白くても売れるとは限らないので、王道ストーリーに持って行こうとするのも理解できる。
とにかく監督という仕事の大変さがズシズシ。劇中アニメの2点も、なかなかのクオリティで楽しめました。
ただ、アニメって放送が始まってるのに、制作中だったりするの?とか、放送回をスタッフ皆んなでテレビ観るの?とか、リアルが分からなかったわ。共感度MAXでとても楽しかった。

涼介