「個人的に当たりが少ない邦画の中で、久々にオススメしたくなる良作!」ハケンアニメ! beast69さんの映画レビュー(感想・評価)
個人的に当たりが少ない邦画の中で、久々にオススメしたくなる良作!
アニメ派では無いのですが、良く行く映画館で何度も流れた予告編を観て、
「コレは良さげかも!」と興味を惹かれて、初日に観に行きました。
最近、たまたま邦画を観る機会が多く、ネットでのレビューは良かったりしても、自分にはそれほど響かない・・・というパターンでガッカリが続いていたところです。
久しぶりに、邦画で良い作品に出会えた!そんな事に安堵。
同時に俳優陣、監督、原作者、スタッフ、関係者全てにも感謝したくなるような良作でした。
辛口評価をしがちな私ですが、今回は久々の良作が嬉しく、ちょっと甘く最高評価です。
モノづくりをしていく上で、必ず立ちはだかる壁や葛藤が鋭く、深く描かれています。
現実の制作現場でも困難なテーマとして立ちはだかるであろう大問題にも目を背けない。
何を本当の理想としていくのが、作品や自分や視聴者達に対しての真摯な向き合い方なのか?
そんなクリエイターの苦悩にも、きちんと焦点を当てています。
こんなに素晴らしい映画なのに、初日は意外と客入りが多くなかったのが惜しいです。
アニメ好きな人は多数いるはずですが、こういう実写映画はそれほど惹かれないのでしょうか?
アニメ制作現場を描く以外に、作中に出てくるアニメ作品2作も、かなり力が入ってます。
それとも少し宣伝力が足りなかったとか、他にも色々な理由があるのかもしれません。
こういう真の良作こそ、多くの人に観ていただき、ヒットしてもらいたいものです。
メインの俳優さん達の魅力や、脚本の素晴らしさなど、まだまだ色々と書き足らないのですが、貧乏暇なしの私ゆえ時間が無く、今回はこの辺で書き終えたいと思います。
エンドロール後に、オマケ映像が出てくるので、最後までジックリとお楽しみ下さい。
多くの心ある映画ファンの人達に、この映画が届くのを心より祈っています。