「子ども心で」バズ・ライトイヤー うちみさんの映画レビュー(感想・評価)
子ども心で
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本作のポスターやパンフレットを見たとき、バズの宇宙服(アルファ・スーツ)のデザインがめちゃくちゃかっこよかったんです。「あ、これはきっといいSF映画になっているだろうな!」とビビッときて、公開を心待ちにしていました。
思ったとおり、スーツや宇宙船、ロボットなどのデザインが自分にぶっ刺さりました。かっこよくて最高、それらを見ているだけでも楽しくて夢中になりました。バズがテスト飛行から帰還するたびに、基地や施設などの環境が洗練されていく(バズ以外がどんどん年を重ねていく)という流れもすごくよかった。そこらへんに置いてある(背景と化している)汚れた装置や、砂埃をかぶった機械などもいちいちかっこいい。ボタン類なんかもめちゃいい形してましたよ、ボチッとなって押したくなります。
キャラクターも魅力的なヤツばかり。ソックスの完璧な仕事ぶり、パートナーぶりは、『スターウォーズ』のドロイド・R2-D2を思いおこします。ねこが必ずするあの仕草が、バーナーを作動させる動きで笑いました。
個人的にはイエローのロボット兵士・ザイクロプスがツボ。カプセルトイなどのおもちゃが発売されたらガシガシ買うつもりです。
本作に『トイ・ストーリー』とのつながりを期待していたかどうかで、評価がわかれそうだなと感じました。本編冒頭の語りのとおり、子どものころのアンディになりきって観るのも楽しみ方のひとつですね。私はそんな楽しみ方ができたな〜と思ってて、「おっさんだけど子ども心はまだあるのかもしれない!」と嬉しくなりました。
2022/7/10 新宿ピカデリー
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