劇場公開日 2022年7月1日

「予告詐欺?若すぎるバズ」バズ・ライトイヤー keytonさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5予告詐欺?若すぎるバズ

2022年7月6日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

 吹き替え版観に行きました。私にとってバズはダンディだけどちょっとズレている人物でしたが、今作のバズはウブで熱血漢な印象で「うずまきの髭ないし、思ってたのと違う」という印象でした。
なので私的には、「バズが活躍」ではなく、「バズ・ライトイヤーになる」というオリジンストーリーで、『トイ・ストーリー』のバズは今作の後のお話で仕上がるのかと推測しました。
 アンディが今作のバズを見て感動したのかどうかはわかりませんが、「未知の惑星を開拓して、新しい故郷にする」というアメリカ特有のフロンティア精神にアンディは尊敬したかもしれない、と妄想してしまいました。そういえば、ウッディもカウボーイ=アメリカの象徴だったなぁ。
 ポリコレ問題を抜きにして『バズ・ライトイヤー』が面白いかどうかというと、前半面白かったが後半イマイチという感想でした。4分間の宇宙航行が基地では4年経っていたという「浦島効果」は『インターステラー』を思い出しました。実験を重ねるごとにバズとその仲間の年齢のギャップがジワジワ大きくなる展開は背筋が凍った。
 イマイチな理由は後半のポンコツ三人組がわざとらしいほどふざけているのが不服でした。ギャグのテンポが「ミニオン」で有名なイルミネーションのテイストに近い。ピクサーの洒落たジョークではなく、動作で笑いを取っているのがウンザリ。
 ソックスは有能で可愛いし、IVANというAIも面白かった。人間よりも機械に笑いを取られた自分に喝!!

keyton