「シンプルに退屈に感じてしまった」ホリック xxxHOLiC ゆーささんの映画レビュー(感想・評価)
シンプルに退屈に感じてしまった
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原作を読んだことがないので、原作が悪いのか脚本が悪いのかはわからないけれどもとりあえずつまらなかった。
はじめのシーンで連想したのはSPEC(神木くんなのもあり)だったからか、もっと敵と戦うのかと思いきやあっさり勝つし、何を見せ場にしたかったのかが全くわからなかったな。全てが薄ーい感じだったから、一体何にもがき苦しんでいたの?感が否めない。友情により孤独から抜け出し、大切なものを見つけたからこそ臆病になり、ということならもっと友情の部分を見せて説得力を与えてほしかった。
女郎蜘蛛が暗闇で糸を張ってワタヌキと対峙するシーンの音楽と演出は、なんか「…35億」と言い出しそうな雰囲気を感じてしまってなんとも。。。ハマらなかったなー冷ややかな気持ちになってしまった。
使用されている絵もさほど種類が多くなく、ミセと神社の描写が多いが、たとえば映像をシンプルにすることで人の心情の移り変わりを逆に強く表すようなことはあると思う。この作品は、映像が変わり映えしないのに対し背景が主張しすぎていて、絵的な表現の面でも正直何を伝えたかったのかな?というのが全然わからず。そこも退屈な理由に感じた。元々蜷川実花の色彩自体もそれほど好みではないというのもあり、映像面でも満足感は大してなかったというのが個人的な感想。以前見た人間失格も期待外れだったから、今回の見てあーあわないんだなと思った。
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