ONE PIECE FILM REDのレビュー・感想・評価
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とてもがっかり。ワンピースを見た気がしない。
40億巻のネタバレ含む感想です。好き勝手なこと言ってます。
まず、前半がほぼミュージカル。これが1番キツかったです。曲に関してはウタには聞こえず、もろにAdoさんの歌のようでした。Adoさんには申し訳ないですけど、ウタはキャスティングミスだと感じます。上手だけど天使の歌声って言うぐらいなら、せめて前半の方の曲ぐらいは、がなったりしないもっと上品な歌い方がいい。死にかけの時も小さい時も、めちゃくちゃ大人っぽくて芯のある声で、いやいやまだ生きれそうじゃん⁉︎20歳ぐらいでは⁉︎みたいな……。別にこれはどうでもいいですけど、例えるなら「B'zの稲葉さんは本当に歌上手いし格好いいけど、歌の王子様って言われたら、そういう声とか歌い方じゃないよな〜」というような感覚です(?)でもこういうのは本当に好みだと思います。
ウタというキャラに関しては、もどかしさしかありません。いきなり設定詰めすぎ!ついていけない!25年間連載してきて影すらなかったのに、まさかの1話にオリジンぶち込んでくるのはすごいと思いました。シャンクスにはまだ謎が多いから娘っていうのはまだ飲み込めたけど、ルフィに幼馴染の存在はあまりにも寝耳に水。盛りすぎでは?とマーケティングの圧を感じますが、これまでの伝説ジジイ達を考えれば、21才の女の子にはこれくらいインパクトが必要なのかも。
しかし結局その設定も持て余していたような。過去回想の「ウタはいいのになんで俺はダメなんだ?」とか「自慢のお父さんで船長」みたいなくだりは退屈でした。ルフィは船に乗れないし、父とは会ったこともないしで、完全に聞き手。ここらへんでようやく、REDの主人公はウタなんだと認めました。感想として、「これはワンピースでやる必要があったのか」というのをよく見かけます。それはウタが歌手、アイドルだからこそできた、今までのワンピースより現代的なメッセージに対しての称賛、もしくは指摘かもしれません。私もこういった新しい試みは素晴らしいと思います。まだまだポテンシャルがあって、裾野の広いコンテンツなんだと嬉しい気持ちもあります。
しかし、恐ろしいぐらい世界観に合ってない。そもそもあの世界の最強メディアはまだ新聞で、インターネットなんて普及してないのにいきなりインフルエンサーみたいなことされても違和感があります。
そしてなにより、この映画の主人公はルフィではなくウタであるということ。本当にがっかりです。「主人公がルフィじゃない。これってワンピースなの?」私が思うワンピースでやる必要があったのか、はこれに尽きます。
そう思ってしまったら、回想でルフィがウタと友情を築いたとか、大切に思ってるっていうのが理屈ではわかっていても、感情移入という点で今いち補完できませんでした。ウタに入れ込める熱量がなかった。
とまぁいろいろ言いましたけど、自分の中でルフィの過去編がエースとサボの話ですでに固定されちゃってるっていうのも大きかったです。もっと柔軟に見られればよかった。
そもそもルフィの夢が新時代を作ることだったのもびっくり。これは私の読解力不足なんですけど、ヒーローになりたくないのに、それってどういうこと?今までの冒険だと、気に食わないやつをぶっ飛ばした結果、革命が起きちゃっただけじゃん。新時代を作るのが目的なら海賊じゃなくて革命軍でいいじゃん。これ誰か考察あったら、教えてください!それか原作で今後わかっていくのかな??本当に楽しみですね〜!
そしてウタの軸のない悪役っぷり。世界7割滅亡(仮)しようとしたけれど、理由が消極的すぎて最後にはウタも被害者なんだよな……みたいな雰囲気さえありました。結論だけ言えば自死なんでしょうか。でも、行動理由は他人の願いを叶えるため。あぁ〜いじらしくて健気だなって思ってたんですけど、途中からそうもいかなくなり。いや置いてかれた理由わかってんのかい!!後戻りできない!?え!?なんで!?戻るんじゃなくて止まれや!そこで!!!一旦配信をやめて考える時間を設けてみては!?!?となってしまいました。それでモヤモヤしながら、40億巻読んだらこれらの行動は国滅亡の罪悪感から自分が救われたいがためのものだったっていう。そういうのって人間臭くて可愛いですけどね、若い女の子があんまり不器用で泣けてきますけどね、40億巻読まないと伝わんないじゃん。映画で言ってよ!
あと、置いてったシャンクスもちょっと悪くないですか?他にやりようがあるでしょいくらでも!大事な娘かもしれないけど、ウタは赤髪海賊団に誇りを持ってるクルーなんだけど⁉︎シャンクスについて知らないせいで、この判断を全く推せない。
あとこれは偏見ですがウタの行動は平たく言ってメンヘラなので、メンタル強い人が多すぎるワンピース界では浮いて見えた、もしくはまったく新しいキャラだったのかもと思いました。尾田栄一郎先生はどんどん魅力的なキャラを生み出すので、ほんとすごいし原作本当に楽しみです。
そしてウタが主人公となった代償として、他のキャラがもうスタンピード以上に収集が付かなくなってた。信じられないくらい麦わらの一味の活躍が少ない。ジンベエやっと仲間になったのに、2分ぐらいだよ総出演量。主人公のウタと絡みがないからモブみたいな扱いでした。ベポのドリフ見たいなボケも微妙としか言えん……。ブルーノに瞬間移動要員、バルトロメオにサイレント要員取られたトラ男は一体なにをしていたのか……。ツッコミ要員?しかしバルトロメオはボケボケで面白かったです。あとコビー!!コビーが英雄として扱われてるし、皆を取り仕切ってるのすごくよかった。まあ用心して来てるわりには、対策ガバガバで笑っちゃったけど。
赤髪海賊団に関しては、今までよりは長尺での登場だけど期待したような派手な戦闘はしてなかった。そもそも戦闘シーンが少なかったし、まぁ総力戦だから当たり前か。40億巻をみたらどういうふうに戦ってるのか書いてあって面白かったけど、読まなきゃわからないと思う。しかしウソップとヤソップはあんな簡単な再会でいいの??ルフィとの再会は今後!っていう制約でよく乗り越えたなとは思うけど、これから原作でシャンクス達の活躍が期待できる以上、この映画自体今じゃなくてもよかったんじゃないかというのがある。REDっていうからシャンクスの話かと思ったし、まさにシャンクスについて知りたいのに、その娘の話されても……。この肩透かしを食らったせいで、ウタはすごく魅力的なのに、まだなんとなく拒絶感がある。例えるなら、ソシャゲのガチャがすり抜けたような脱力感(?)訳わからないことを言ってしまいましたが、要はウタはある程度シャンクスの掘り下げがされた後なら、もっとちゃんと好きになれたと思うんだな、ということ。
最後に、個人的にすごく残念だったのがサニー。ミニキャラ化して自我まで持たせたのに、可愛いだけで全く活躍しない。出番全部で1分ぐらいだったんじゃないの?フランキーと絡みもしなかったし。メリー号は空島で自分で修理してたし、エニエスロビーに皆を迎えにきたけどな。しかも鳴き声がサニー。プリキュアのマスコットみたい。メリー号はありがとうって伝えていったけどな。せめてガオン砲撃て〜!最後のルフィがサニーに想いを馳せて、「海賊王に俺はなる!」っていうエンドも謎。え、なに……??サニーがなにしたっていうんだ。
総じていうとわたしにはこの映画はまだ早かったということです。ワンピース大好きなのにこんなに飲み込みづらいのははじめて。なんとかなりたい。
追記
アニワンと本誌を見る以上、ウタの存在は正史なんでしょうか。シャンクスとウタとの7年間の絆の前では、シャンクスとルフィの約束が小さく思えて、1話がなんだかしょっぱく見えてきちゃいました。連載ってワンダーランドだから振り落とされる方が悪いんですけど……。
劇場版ワンピースとしての正解
映画館であることの利点が最大限生かされているように感じた。大音響で聞く音楽はとてもよかったし戦闘シーンも十分多く楽しめた。
ウタとの別れのシーンはルフィの成長を感じられてよかった。
40億巻通りに製作してよ
シャンクスについてはほぼ描かれません。
構成が悪い
キャラとか材料は良かったのに、とにかく構成が悪い。物語中盤から終盤にかけて途切れ途切れで過去の回想やら挟むせいで、ストーリーやキャラに対して感情移入ができませんでした。冒頭よりウタの過去から入れていればもう少し面白かったのかなと思いました。期待していただけに残念です。
勝手な物語への見解(ヒロインが報われるまでの壮大な話し)
この映画の主人公はウタです。(ここの見方でかなり作品に対する印象が変わってくると思う。)この映画で彼女は全然報われてないんです!言っちゃえば悲劇のヒロイン。幼少期には、父親として慕っていたシャンクスに捨てられて、青年期には、エルジアを滅ぼした原因が自分にあることがわかってしまい、その罪の意識から弱者である一般市民などのファンのために新時代を作ろうとするが、結果人々を傷つける形になってしまう… (報われなさすぎる😰)
しかし彼女には、作品の最初から最後まで一貫して持っていた夢があり、それが『歌でみんなを幸せにすること』なんです。そう、この映画は最後の最後でウタちゃんが報われるんです。彼女の死と彼女の歌によって…
彼女は最後にトットムジカに囚われた人々を、歌で救い、そして死んでしまいます。しかし彼女の歌は、死後も聞き継がれていきます。それがエンディングに現れていて、故にエンディングに出てくる人々は笑顔なのです。(やっと夢が叶ったね!🥺)
それに彼女が作ろうとしていた新時代もちゃんと受け継がれましたしね‼︎
麦わら帽子と共に…
『いつかこの帽子がもっと似合う男になるんだぞ!』(ワンピースで言う帽子を被せる行為って、意志の引き継ぎを表してると思うんだよね!)
果たしてルフィはどんな新時代を作ってくれるんでしょう‼︎😁😁
---付け足し---
たしかに作画も、演出も、ん??と思う部分は多々あった。例えばルフィがウタに近づくためにガトリングを打つシーンは作画に疑問を抱いた。ヤソップとウソップのシーンも、ここでこの演出大丈夫か??とも思った。しかしそんな、違和感をも吹き飛ばしてくれる素晴らしい演出が多くあったから私はこの作品を高く評価できた!ワンピースとしてはそこまで素晴らしくはないかもしれないが、映画とは小説などと違いストーリーが全てではない。アニメ映画なら尚更‼︎見てる人に対してその時の状況を伝えるために、大袈裟な演出などを付けなければならない。映画は五感で楽しむものである!そこに小説のような物語の正確性を求めてしまっては、キリがない。僕のレビューを見てくれてる人がこの映画の2時間と言う短い時間で、心躍り、手に汗を握り、時には泣くことができていればとても幸いです。中には、物語の感想だけにとどまらず、評価している人を貶すようなコメントを見かけますが、人それぞれの感性があり、感想があります。物語に対して、制作者に対してリスペクトのない評価は、時に暴言になります。クソとか、下痢とか、そう言う言葉は見ててとてもこころが痛みます。
色々な感想を見ていて気になったので、この場を借りて意見を述べさせていただきました。長い文ですみません!🙏🙏
最高でした
まず、評価が分かれてる、というかやたら酷評してる人が多いけど、これから観る人は特に気にせず見に行って各々好きに感じてほしいです。
やたらひどい言葉を使ってる人は論外やし、ワンピース好きほどつまらないとか書いてる人多いけど、勝手にファン代表面しないでほしい。ジャンプ本誌も読むし全巻持ってるくらいには好きやけど、めっちゃよかったぞ。
映画でしかできない話やキャラ作りを存分に楽しんでるなという感じで、私はこの映画もウタちゃんも大好きになりました。
またウタちゃんに会いたいのでリピートすると思います。
伝説のジジイの話やなくて、平和を夢見る少女の話なので、これまでの映画とかとは全然違うテイストにはなってます。
映画サイドも宣伝してますが、公式YouTubeでウタ日記が公開されているので、そちらを見て、ウタのライブに行くぞ!てテンションで行くとより楽しめると思います。(私は見てから行っといてよかったな、と感じました。)
Ado the movie 〜ワンピースを添えて〜
ワンピースの映画じゃなかったな。
Adoをウタとしてワンピースの世界に登場させた
プロモーション映画みたい。
シャンクスがマウンティング女子の道具で悲しい。
私はあのシャンクスの娘!そしてルフィの幼なじみ!
歌で世界を変えちゃうぜ!そんな感じ。
Adoを意識したのか、電伝虫をYou Tubeみたいにしてて気持ち悪い。だが確かに歌は上手い。
オープニングの新世界も良かった!
けど次の、私は最強からクドイ、歌詞もキツイ。
ダンスまでしてて無理。計7曲くらい?
本編終始Adoのライブって感じ。
最初立て続けに3曲聞かされて、今何を見せられているのだろうと自問自答していた。ワンピース観に来たのに。
後付けの娘や幼なじみ設定無理あるし。
シャンクス出る意味無かったんじゃないかな。
本当にAdoの宣伝に使われたんだろうね。
でもバトルの最後は格好良かったし、むしろウタじゃなくてシャンクス中心のバトル映画観たかったな。
シャンクスとルフィの決め技?のアレ無かったら、救いが無かった。
最後の取ってつけたような、海賊王に俺はなるも
気持ち悪い。今回の作品にはワンピース愛を感じないわ。
11日に行ったらもう入場特典無かったから、13日に特典の第2段目当てでもう1回行ったけど、特典だけ貰って観なかった。
AdoのPV見たいわけじゃないから。
2回も見れない。しょうもないライブキツイ。
あまりにもガッカリしたので、レビューを書きに来ました。ワンピース好きな人は後半30分から観るといい。
今までのシリーズの中では異色作 新しいワンピース の形
今回の作品に関してはコアファンとかアニメしか見てない人とか知らない人とか全部含めて単純に見た人の好みによるとしか言いようがない異色作です。
20年以上ずっと原作を読んでるワンピース ファンの1人として正直なレビューをさせて頂きます。これから観に行く人のためになればと思います。(若干のネタバレ含むかも)
今回はミュージカル映画のような作品と聞いていたのでそれ覚悟でいきましたが正直映画がはじまって冒頭のライブ映像はあとこれが10分以上続いたらどうしよう、、と思いながら見てる派でした笑(たぶんここでまず好みが大きく別れると思います!私はAdoが嫌いなわけじゃなくて今までのfilmのように冒険が始まるぞ!というようなワクワクな導入とは結構異なったのでついていくのに気後れしちゃった感ありました。)
けれどひたすら楽しく明るく幸せムードな始まりから中盤一気に不穏な感じの世界観に急降下していくストーリー展開が始まっていくのは思わず物語に入り込んでしまいました!私は面白くて好きでした!観た人がオマツリ男爵とよく比較してますがおそらくここらへんのムードの切り替え方が少し似てるのかなと個人的に思いました。あと訴えかけてくるテーマがあるとか。深いです。
ここらへんからシャンクス とウタの間に何があったのかとか過去を掘り下げられたりするんですけど、ウタという少女を知るためには最初のライブ映像を流すことでウタというキャラクターをちゃんと視聴者に認識させるためには大事な導入部分だったのかもなと少し思いました。
後半にかけては戦闘シーンも多くて見てていつものワンピース感もちゃんと感じられたので個人的には楽しかったです!とにかくシャンクス が喋って闘ってるシーンはやっぱレアだと思うのでそれを見れただけで私は行った甲斐があったなぁと思いました。
あと最後に流れるED合わせてバラード2曲はAdoってこんな歌も歌えるんだっていうのと単純にストーリー展開とマッチしてて感動しました。確か「世界のつづき」「風のゆくえ」名曲なので是非聴いてほしい。
総括すると今までのワンピース filmシリーズのどの作品とも異なります。今まではルフィが作品の敵を最後にぶっとばしてすっきりして爽快!で終わってたと思うんですけど、
今回は全く異なる雰囲気の展開だったので、この物語はどういうふうに落とし所を見つけるんだ?と気になりながら見ることができました。
あと何と言っても音楽がテーマになっているのでミュージカル調な部分に慣れていけるか慣れていかないかが好みの分かれ目で、ここが結構人によって違いますよね。そしてFilm REDってあるだけにめちゃくちゃシャンクス 活躍して色々堀りさげられる??と期待していくとこれもまた違いますね。そもそもシャンクス自体これからやっと原作で謎が解き明かされていくであろうキャラクターなので映画でそんなに多くを語らせることが出来ないんですよね、、
でもルフィと間接的に共闘するシーンや動いて喋ってるシャンクス なんてなかなか観れるものではないですし、お父さんな姿とか、、赤髪海賊団の活躍もかっこいいので少しでもシャンクス好きな方は見に行くのおすすめします。最後の30分だけはもう一回映画見に行きたいなぁと思いました。
個人的には冒頭のライブ映像はそこまで好き派ではなかったしついていけなかったけど、終盤気づけばライブ観客の1人に溶け込めた感覚はありました。Adoの歌のうまさと彼女がいたからこそ今回の音楽×ワンピース という映画の形に深みが出て成立したのは間違いないと思います。
あと展開が今までと違うのもあって個人的に終わった後の感覚はZを観た後の哀愁漂う切ない気持ちになりましたね。予告では明るい感じが漂ってるのである意味ミスリードでおもしろかったです。原作も少しずつ終わりに近づいてきていることも実感しました。
今回ばかりは好みが分かれると思うし、多分運営もそれを覚悟して作ったんだと思います。でも尾田っちがやりたかったことだしマンネリ化しないための令和の新しいワンピースの形としてはこれはこれでありかなと思いました。
FILM UTA!!!
絶対に認めない
ダメですね。
FILMシリーズは基本全部楽しめましたが、今作は無理でした。
最たる理由は設定・展開の雑さと、原作崩壊です。
まず良いところから。
ウタの音楽は文句無しに良かったですし、コンセプトも好きです。
ワンピース映画はストーリーで魅せようとすると絶対に尾田原作には勝てないので、バトル特化・キャラクター特化の作品がやっぱり良いと思います。
本作はウタというキャラクターに特化しつつ、アニメ映画ならではの音楽で魅せる構成になっており、他映画や原作との差別化がしっかり図れておりました。
ただのadoのライブじゃんという意見もありますが、前情報を入れてたこともあり私はそこに関しては全く気になりませんでした。
以下酷評。
設定がとにかくガバい。
夢の中で理想世界を作る能力ってたまにファンタジーで見る設定ですが、ウタウタの実は夢の世界に誘うだけで、記憶改変能力は無い。
なので海賊が夢の世界に入れば普通に荒らし回るし、民衆も時間が経てばそろそろ帰りたいと騒ぎ出す。
この能力では楽しいだけの世界を作ることは不可能で、そもそものウタの計画が破綻している。
結局のところウタは、寂しさと絶望から罪無き人を巻き込んだ集団自殺を試みた人格破綻者でしかないので、同情の余地こそあれど好感を持てる部分が皆無だった。
それをあたかも「可哀想な悲劇のヒロイン」みたいな扱いで物語を進めるので、全く乗れなかった。
いくら同情できる生い立ちがあろうと人を傷つける行為は許されないし、ウタが許されるのであればアーロンだって悲劇のヒロイン扱いされてしかるべきになってしまう。
それ以外にも、いきなりファン全員の前でシャンクスの娘だと暴露するデリカシー0のルフィ、海賊嫌いで集まってるのに「ウタとシャンクスはやっぱり違う!」と一瞬で開き直るファン、ただの小娘相手に無抵抗でやられる億超え海賊達など、お話を進めるために都合良く展開していく様が見てて辛かった。
また細かいことを言えば、海水をかけられただけで力が抜けてしまうルフィや、天竜人が傷つけられてるにも関わらず大人しく引き下がる海軍大将など、ワンピースの世界では「あり得ないこと」が幾度と起きていたのも世界観の矛盾を感じる。
やはりワンピースを題材にするからには、ワンピースの世界設定は絶対に守ってほしいし、ここもこの映画に乗り切れなかった理由の一つ。
最後に絶対に許せないこととして、シャンクスがクソ野郎になってしまったこと。
シャンクスはウタをエレジア島に置き去りしたが、その理由付けが雑すぎる。
まず一連の事件をシャンクスが引き起こしたことだと嘘を付く必要性を感じない。他の海賊がやったことにしたり、ウタとは関係なく怪物や悪魔が現れたことにすればいいのに、なぜわざわざウタがショックを受ける嘘をついたのか。
また、シャンクスがウタを置き去りにした理由が一番あり得ない。そもそも親が子を置き去りにするなんてことは絶対にあってはならないことで、そういう演出をするからにはそれ相応の理由付けを求められる。ましてや文明が崩壊した島で、見ず知らずのおっさんと二人きりにして取り残すなんてのはあり得ない。
音楽の才能を大事にしてほしかったのは分かるが、直前わざわざ「それでもシャンクスと一緒にいたい」というウタの気持ちを確認した上で置き去りしたのは正気の沙汰とは思えない。
シャンクスと一緒にいればウタが犯罪者になってしまうから?7年間も海賊船に同乗させておいてその理屈は通らない。そんなことを気にするのであれば、最初彼女を拾った時からマキノに預けておくなり、海軍に引き渡すなりできたはず。
一連のシャンクスの行動は、「何かの縁だ」と軽い気持ちで育て始めたが、海賊として同行させるには邪魔なので体良く言い訳をつけて厄介払いしたようにしか見えない。
本作のシャンクスが、ミステリアスでかっこいい原作のシャンクスと同一人物だとは絶対に認めない。本作のシャンクスの存在は心から無かったことにしてほしいし、原作で本作を匂わせたり、リンクさせたりすることは二度とないよう切に願います。
映画としてはダメだけどそもそもこんなもんか
同人誌レベルの内容をめっちゃ豪華にあれもこれも盛り込みましたって感じ。ワンピ映画はいつもそうだから今更だけど。
映画はウタのライブシーンから始まり、いきなりAdoの歌を一曲フルでかまされるのだが、始まってすぐなのでウタというキャラクターについての情報が何も開示されないまま、つまりウタがどんな人間なのかわからない、ウタのことを好きでもなく嫌いでもない状態で「もっと楽しんじゃおう!」って言われるのがきつかった。その感情に反して中の観客は大盛り上がりなので余計に冷めてしまう。完全につかみで失敗しているといえる。
なので映画を見る前に、とにかくYouTubeでAdoがうたってるウタの歌を何度も聞いてウタを好きになってからでないと、この映画は楽しめないようにできているので、その覚悟をしてから見ましょう。毎日寝る前とかに聴くといいと思う。
原作至上主義ワンピースファンにはやっぱりきついかな…
そもそも時系列的にいつの話だよってところでつまづいてしまうような人はゲロ吐くと思う。
泣いた
adoが天才
初日と1週間後とで2回観ました。
2回目はDolbyAtomsで鑑賞したのでそれの比較も含めて感想を!
初日の感想!とにかくadoがすごい.....!
今回の映画はとにかくウタがメイン歌がメインなわけで圧巻でした!ウタが歌う度鳥肌が....。
ネタバレにならないようざっくりですがライブシーンも戦闘シーンもウタが歌えば映画と言うよりライブを観に来たの!?という感覚でした。
ストーリーだけみると物足りない感じも少しはしますがウタのキャラ設定や楽曲が良すぎて十分楽しめます。
ということもあり2回目はできるだけいい音質で!!!と思いDolby Atomsで鑑賞。
+200円ですが正直いらんかなと思いました。
音の作りがかなり繊細のようで音量と音圧(?)がかなり物足りないです。バラードや雨の音などは確かにいいのかもしれないですがDolby Atomsのウリである音の動きというものはあまり感じられずセリフはワンシーンだけ後ろから聞こえた気はしました。
やっぱり初日に聴いた、1曲目からの勢いと思わず涙と鳥肌が出てしまうような感動はだいぶ薄くなりました。
DolbyAtomsの悪いレビューは少なそうなので参考までに一応置いておきますかとにかく!映画自体は絶対みることをおすすめします!
休日を数時間無駄にしました
戦闘シーンとAdoの歌は良かったが…
まず最初に、私は幼少期の頃からワンピースを見ていたワンピースファンだ。
(別にマウントなどではなく、ただ私がワンピース嫌いだから批判している訳では無いという証明のようなものだと思って欲しい。)
そして、Adoファンではない。
どちらかと言うと好きよりの普通と言った感じだ。
それを踏まえて見て欲しい。
さすがワンピース、戦闘シーンは多少ごちゃごちゃしていたが楽しかった。
Adoの歌も迫力があってすごい。素晴らしい。
あまり面白いと思えなかったのはストーリーと作画(そしてキャラ設定とその他。これに関しては私個人の意見なのでスルーしてもらって構わない)。
簡潔に述べると、ストーリーは薄い感じだと思う。
今までの漫画、映画などと比べてしまうから薄い気がするのだろう。
話やキャラもごちゃっとしていて、ストーリーは微妙だ。
なにより矛盾があった。
ワンピースの世界でこれはどうか、と思ってしまう矛盾が多かったと思う。
それにキャラがごちゃごちゃしすぎて、それぞれのキャラの出演時間が少ない!スタンピードでさえ、おぉ…となってしまったのに、REDでも?!また?!となってしまった。
麦わらの一味の活躍も少ない!
主人公ルフィだよね?!あれ?!と、正直見てる最中困惑してしまった。
((あとシャンクスの話をもっとくれ…!))
途中から、あぁこれはウタが主人公なんだな、諦めようとなったが…
これはちゃんと飲み込めていなかった私が良くないのだろうか〜…
そしてウタちゃん。
あれ?ワンピースって新聞が主な情報源では?
いつからネット世界(?)になったんだ?!
映画は映画、そう割り切るしかないとわかっていても、それでもなんだか納得いかないところがあった…。
(これを老害と言うのだろうか?)
個人的な意見だが、ウソップとヤソップをここで出していいのか?とも思う。原作で楽しみにしていたのに映画で軽く描かれていて少し残念。もう少しあとに見たかった!
作画今まで以上に雑な気がする。
私の気のせいだったら申し訳ないが、短時間で頑張って詰め込んだ映画という感覚だった。
キャラ設定。
ウタがわがまま。なんと言うかとにかく変な人。ストーリーとしては悲劇のヒロインとして進んで行ったけれど、個人的には全然悲劇のヒロインとして見れなかった。
(違うけれど、感覚としては子供の心のまま大人になったような?)
残念だったのが、シャンクスのイメージが壊れてしまったことだ。
酷い奴、という烙印が押された。
勝手に決めつけただけだが、悪い印象というのは消えないものだ。
(個人的にシャンクスのイメージだけは壊したくなかったと思っている。)
そして最後に、Adoの声と声優の声、Adoの声とウタのキャラが合っていないということだ。
2回目だが、Adoの歌は素晴らしく、迫力があり聞いていて楽しかった!!!!!!
(歌のシーンがありすぎて途中つまらなくなりつつあったし、ストーリーが入ってこなかったが、歌の能力なのでそこはまぁ良しとする。)
ただ、ウタのキャラ設定が天使なのに対して、Adoの力強い声は少し合わない気がする。
Adoのがなりや歌い方はとても素敵だと思うが、映画を見ている時、【ウタ】ではなく【Ado】の姿が頭に出てきて話に集中できなかった。
これはウタちゃん?!?!いやAdoさん!!!これはAdoさんだろ!となった…。
それは100歩譲っていいとして、声優を名塚佳織に採用するのならAdoは適任ではないし、Adoを歌唱に採用するのなら、名塚佳織は適任ではないと思う…。
名塚佳織も歌上手いので、そのままやらせれば良かったのでは?と思うところがある。
(私のただの考えだが、歌手でもある名塚佳織に歌唱をやらせずAdoを採用したことを考えると、そろそろワンピースも年齢層が上がってきたので、話題性を持たせ若年層を引き込みたかったのだろうか?)
結論としては、映画だからこんなもんか、程度では済まされないほどストーリーは薄いし設定はガバガバで矛盾がある(個人的にそう思う)が、戦闘シーン(ウソップヤソップは別として)、Adoの歌は良かったと思う。
他のワンピース映画と比べてしまえばつまらないと感じてしまうし、古参(コア)ワンピースファンからしたら、比べなくてもパッとしない……面白くないと感じてしまう映画なのだろう。
音楽映画と割り切って楽しめたら良かったんだろうけど
まぁ今回の映画は好みが別れるだろうから、映画館に足を運んで見ることをおすすめする。
だが、ワンピースファンなら期待しすぎは良くないかもしれないとだけ言っておこう。
酷評が多いからわざわざ金を払って見に行きたくないとか言う人(笑)は地上波で放送されるのを気長に待ったらいいと思う。
これからメリーやZを上回る映画が出てくることを期待する。
全981件中、541~560件目を表示