「地上波放送でいいレベル」ONE PIECE FILM RED 正直ちゃんさんの映画レビュー(感想・評価)
地上波放送でいいレベル
賛否両論ある映画だとおもいます。
少なからず私はお金を払うレベルの映画ではないと感じましたが、同行者は今までで1番いいと感じたようです。
歌パートはつまらなさすぎて見続けるのがしんどい。
まず、Adoさんの歌声はウタの歌声としてはイマイチでした。
ビジュアルが歌声にあっていません。ウタ役の名塚さんが合わせているためウタの歌声として聴けるかな?という程度です。
某○○っぽいの曲の時は高く綺麗な声が出せるのに対して、ウタの時には低い声、幼少期でほんの少し高くなった歌声は正直やる気あるのか?と問いたくなるレベル。
『新時代』『風のゆくえ』は本編にもワンピースの世界観にもあっていてウタの歌として聞いていられましたが、それ以外は世界観もあってなくAdoさんの歌にしか聞こえません。
映画の中でも二つ以外の曲は流れても違和感しかありません。
歌パートは終始MV風で作られていて、映画・ウタのライブを見ているというより、YouTubeでMV付きの曲を見て聞いているようでした。
Adoさんの壮大なファンアートと言われるのも納得です。
歌が何曲もあるのは、ウタウタの実が歌に関係してて歌う事で力を発揮する実だと思えば納得できるのでそこに不満はありません。
ストーリーですがどの作品にもあるような、設定からしても二次創作(特に夢小説)にありがちな内容だったため個人的にはチープに感じました。
シャンクスは活躍しますし、お祭り映画なので普段絡まないキャラ同士の絡みが沢山あります。
ただ、他の方も行っているように父親役は極端な話バギーでも成り立つような内容です。
他にもこのキャラ居なくても良く無い?っといったキャラクターが多く登場します。
それに加えて、ウタの見せ方が死ぬほど下手クソ。
ウタの行動は映画だけ見るとかなりの面倒臭いウザイメンヘラです、シャンクスに置いていかれてからほぼ世間を知らずに育って来た為箱入り娘状態。
「ウタの歌をずっと聞いていたい、この世界から逃げたい」と言った1人のファンの意見を世界中の人々の意見と捉えて今回のストーリーの要である夢の世界に閉じ込める作戦を実行します。
やることなす事が箱入り娘のお嬢様状態で見ていて苛つくことが多いです。
ですが、特典の40億巻を見る事でウタに対しての印象が変わりました。
ウタにも葛藤があった事、本当はずっとシャンクス達が好きで恨むことができなかった事、海賊嫌いで世界を平和にしてくれる歌姫という世間の盲目的な期待に応えようと頑張った事等映画では触れられていない部分が細かく書かれています。
これを見て初めてウタというキャラクターを理解出来ました。
40億巻に書かれている事を何故劇中でやらなかったのか、40億巻で補完するからいいと思ったのか。
どうして尾田栄一郎はこの脚本を見てOKをだしたのか。不満しかありません。
内容が難しかったのか、子供からはわからないと言った声が多かったです。
今回のストーリーは普段から二次創作を読んでいる方が見るとありきたり過ぎて次の展開が読める為面白味が無いと思います。
絶賛してた同行者は二次創作を読まない為、同じような方は楽しめると思います。
Adoさんが好きであれば歌パートだけでも十分楽しめると思います。
ワンピースが好きでも二次創作を見ていなければ楽しめます。
私のようにAdoさんのファンではない・ワンピースは好きだし二次創作も沢山読むという方はおすすめしません。見たいので有れば地上波放送で十分です。