「モノクロ映像の必然性は」ベルファスト いけいさんの映画レビュー(感想・評価)
モノクロ映像の必然性は
モノクロ映像メインの作品とのことで、重い内容を覚悟して鑑賞。
思いの外ポップな表現で繰り広げられたストーリーゆえ、全体を通して比較的明るく観れた。私は本作の歴史的背景にあまり馴染みがなかったため、表面的なところのみで観てしまったかも知れないが、確かにコメディージャンルの一面もあり。
オープニングは目を見張るほどのカラー映像で、その後は一部を除きモノクロ映像。スクリーンや眼鏡に反射する鮮やかなカラー等々、映像的にかなり工夫されていたと思うが、全体を通してモノクロにこだわった映像の必然性には少々疑問。変にこだわらずカラー表現の方がさらに映像美を押せたのでは、と個人的には思えてしまう。
とは言え、本歴史に疎い私がどうのこうのと言えるテーマではないゆえ、個人的な良し悪しは語る必要はないし、語ることはできないと言ったところか。
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