劇場公開日 2022年3月25日

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「鑑賞動機:デンチ様4割、海外での評判3割、ポスタービジュアル3割」ベルファスト なおさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0鑑賞動機:デンチ様4割、海外での評判3割、ポスタービジュアル3割

2022年12月9日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

ジュード君を見つけてきた時点で大成功かと。映画監督としてのブラナーはあまり相性が良くなかったけど、これは実にしっくりきた。撮りたいという強い意志が感じられた。
冒頭の現代/カラーから1969/モノクロへの切り替え方とか好き。基本的にはバディ君の目線なので、日常がいきなり破壊されたり、逆にバリケードが日常の風景になっていったり、ちょっと(戦争じゃないけど)戦場を舞台にしない戦争映画にも見えた。血の日曜日はもう少し後なのね。
ばあちゃんじいちゃんのお互いに承知で転がされているというか、息の合ったツーカーぶりというか夫婦コントシーンにホッとする。それに比べると、父さん母さんはまだまだ若い(青い)。それでも略奪の中でも人としての道理を通す母さん、分断を煽り立てる脅迫に屈しない父さん、二人ともカッコいい。
別エンディングは単独映像としても非常に味わい深いが、本編には組み込まない選択は正解だと思った。

なお