「サンダーバード、宇宙大作戦、チキ・チキ・バン・バン」ベルファスト またぞうさんの映画レビュー(感想・評価)
サンダーバード、宇宙大作戦、チキ・チキ・バン・バン
ケネス・ブラナーの4つ下の私、作品内で触れられた上の3つやラクウェル・ウェルチ、アストン・マーチンには少し遅れてだが触れている。そういう意味で個人的には60年代はカラフルな記憶であり、ほぼ全てをモノクロで描くことに違和感。内戦を描くためのモノクロかもしれないが、内容が現代にも通じてしまう部分もあり、モノクロ=過去というイメージに矮小化されるリスクも。関係ないですかね。
舞台の殆どは家から学校の狭い範囲、子供にとっての世界の広さ=生活圏となっているがゆえに尚更(個人的に理解に苦しむ)宗教をベースとした、またそのリーダーが父の出来の悪い同級生であるなど、内戦の理不尽さが際立つ。
母の気持ちも変わらざるを得ない事態が続きロンドンへの移住が決まる。デンチは交換せず。
ちなみにいくら懐柔目的といえどあのクリスマスプレゼントは豪華過ぎ。国際救助隊のユニフォームなんて羨ましすぎる。
父母はかなりの美男美女なれど問題がないわけではなく、暖かくユーモラスな祖父母の存在が家庭内をゆるりと包んでいる。
追記、ベルファストというとタイタニック号の他にはカイとミハルが思い出されます。
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ゆ~きちさんのコメント
2022年4月10日
モノクロだと、時代に特別な意味を感じさせますね。1969年なんて、確かに昭和の平和な家族団欒を想起させる時代で、そこまで昔ではないですよね。
市民の価値観に今との乖離が大きかったことを表現したかったんでしょうか?