「洗剤抱えてうるうるにやられた」ベルファスト momoさんの映画レビュー(感想・評価)
洗剤抱えてうるうるにやられた
最初、思ってたより曲がポップだなと思った。
しかし、見終わって全編に渡り曲の効果が素晴らしかったことに気がつく。
そして、どのシーンを切り取っても映像が完璧に美しい。
今の厳しい現実のモノクロの続く中、非現実のカラーが効果的。
お前が1人で育てた。
言い切ったね、父ちゃん。
ワンオペ育児よく頑張ってるね。そして美しいね、母ちゃん。
しっかり者の兄ちゃん頼もしいな。
じいちゃんが教えてくれた算数も面白素晴らしいな。
じいちゃんを看取って、ベルファストに残るばあちゃん切ないな。
母親に促され、洗剤を返しに行ったのに洗剤を抱えたまま戻ってきて。
洗剤を抱えてうるうるしてるバディの瞳にノックアウトされた。
憧れの少女に花束を渡して、あの子と結婚できるかバディに問われた父ちゃん、完璧な答えだ。
そうだよ、対立や抗争より、愛だよ、違う考え方への寛容さだよ本当に大切なことは。
両親のダンスのシーンを嬉しそうに見ているバディも微笑ましかった。
繰り返し観たい作品だ。
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