「ケネスブラナーの故郷への愛と人々の温かさのつまった作品」ベルファスト Sugiさんの映画レビュー(感想・評価)
ケネスブラナーの故郷への愛と人々の温かさのつまった作品
バディの周りにいる人々が温かさに溢れていて、ほっこりする会話のシーンが多く、雰囲気がとても良かったです。
その雰囲気により、街が分断されていってもベルファストに残ろうとする人々の気持ちに見ている人が共感しやすくなっていたのだと思います。
カトリックとプロテスタントの対立が一つのテーマにあり人々の分断の様子に今の時代を風刺しているような感覚がしました。
モノクロ映像であることは、ケネスブラナーの昔を回想する感覚を見ている人にも味わってほしいという意味があるのかなと感じました。
ケネスブラナーの故郷に対する愛を感じながら笑って楽しめる素敵な作品です。
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