「1969年てどんな年だったのか」ベルファスト ゆみありさんの映画レビュー(感想・評価)
1969年てどんな年だったのか
ベトナム戦争真っ只中のこの年、僕は数年前に移り住んだ基地の街にある団地のカギっ子でした。バディと違って僕は余所者で、アポロの月面着陸では学校中(?)が大騒ぎでした。バディと同じように家族で「チキチキバンバン」を観に行ってたので映像が出たときは心のなかで拍手してました。ゲーリー・クーパーの「真昼の決闘」は観なかったけど、ジャン・ポール・ベルモントの「勝手にしやがれ」をテレビで観たな。…自分の少年時代を思い出してました。この頃僕の家も含めてみんな貧乏だったし、街にはチンピラもいたけど、あんな暴動は"もちろん"なかったな。宗教って奴は!(…その高々25年前に日本も戦争してたんだっけね)。洋画を観てると必ず宗教が絡んでくる。欧米では深い話にはキリスト教は必須ですね。ところでベトナム戦争って誰のための戦争だったのか。戦争で病んだ米兵がよく事件を起こしてたな。あれっ、もしかして欧米の人って戦うの好きじゃない?気のせいかな。
アイルランドをルーツに持つイギリス人ポール・マッカートニーが"give Ireland back to the Irish"「アイルランドをアイルランド人に返そう」(イギリスでは放送禁止らしいです)って歌ったのがこの数年後。アイルランド人はカトリックなんだよね。そして北アイルランドはイギリス。これはもめるわ。ああ複雑だぁ。
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