「悲劇的な社会を生きる。」ベルファスト Y Kさんの映画レビュー(感想・評価)
悲劇的な社会を生きる。
アカデミー賞作品賞にノミネートされていたので、観させていただきました。
感想
映画愛が伝わってくる作品でした。
ほぼ全編モノクロ映画の中で数少ない輝きを見せている場面の演出としてカラー描写の映画鑑賞シーンが描かれていたので、この点については監督の映画愛を感じました。
私は反戦映画と思って見ていたのですが、この作品はケネス・ブラナー監督の半生描くドキュメンタリー風映画だったので物語展開としてはあまり動きがなく、冗長に感じました。
宗教の価値観による争いという時代背景は、現在のロシアvsウクライナ戦の様で悲しい気持ちになりました。
子供が巻き込まれる抗争は起こるべきではないと深く痛感致しました。
総評
人生の豊かさに有り難みを感じる事が出来た作品。
モノクロ描写の中にも感じる色味描写が興味深いと感じた。
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