「とどまる者、離れる者、そして死んでいった者へ」ベルファスト ソルトさんの映画レビュー(感想・評価)
とどまる者、離れる者、そして死んでいった者へ
悲しい話だが、戦争や紛争に伴って人は散り散りバラバラになる。
今まさにウクライナの方々がそうだ。とてもつらくてニュースは正視出来ない位だ。
ケネス・ブラナーの描く故郷「ベルファスト」にはおじいちゃんやおばあちゃん(ジュディ・デンチ)父母・兄・そして同級生の女の子などハートの熱い人々がいる。そしてそれぞれが違う人生をたどる。主人公(バディ)はジュード・ヒルが演じ、とても素敵な演技!!なんと兄弟や仲間って役名。深い・・・
おじいちゃんとやり取りはすべて記憶に残したい名言で、なかでも私はすきなのは「愛の底は憐憫だよ」って言葉。 憐憫:ふびんに思うこと。あわれみの気持ち。
勘違いしやすいですが、そこには愛の深い意味があり、バディの心には永久に刻み込まれたろうと推測しました。悲しい話だが、ケネス・ブラナーは映画愛にあふれていて、懐かしい映画が数作登場します。(ネタバレしたくないので、ひとつだけ。空飛ぶ車の映画・・主題歌を聞き口ずさむシーン。涙滂沱でした!)
お楽しみに!!!
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