ツーアウトフルベースのレビュー・感想・評価
全1件を表示
15万でグロック19は売ってくれないと思うよ。
冒頭15~20分のツマラナサが、ちょっと残念。と言うか、酷い。東映ビデオ配給です。シネコンです。個人的には、この手の作品が「東映」から出てきて、上映期間は短くてもシネコンに掛かる、ってのは歓迎です。クオリティは差し置いても、作り手側にチャンスを与えて行くことになるのは、邦画界にとってはプラスになると信じてるので。
なもんで、あんまり言いたくはないけれど、ぶっちゃけ感想です。
テンポ悪いんです。冒頭のおバカ二人のエピソード部分。もう、ただただウルサイ。「ツーアウトフルベース」と言うタイトルは「絶体絶命のピンチ」で物語に串を通すと言う意図でしょうが、なんか、ちょっと、易い感じもして。若い人には。これも刺さるんでしょうか?おじさんには、全然刺さりませんでした。
なんと言っても。
テンポ良くサクサク進むスピード感と、「なんでソコで溜める?」と言う理解不能な減速感の取り合わせ、っておバカ映画の命じゃないかと、個人的には思ってるんですが。スピード感が無いんです。ダラダラなんです。落ち着いて眺めてられるんです。そうなんですよ。冷静に見入ってしまう時間感覚が、フツーの映画なんです。おバカじゃ無いんです。これは痛い。
途中、ベイビー・ワルキューレを思い出してしまって。あれは面白かったです。飛ばしますもん。ガンガン。で話を止めます。再び、急加速。フルスピード。カーブ曲がり切れず脱線。的な。で、主役女子の真向マジのアクションと言う見せ場有り。飽きないんです。
こっちは、ちょっとダレましたかねぇ。メインキャスト3人に惹き込まれなかったってのもありますが。基本、チンピラ・ストーリーそのものに漂う中途半端感が全て。振り切るところもないし、なんでだろう?って考えたら。
「ツーアウトフルベース」の串が、はっちゃけの邪魔してるんですよね、多分。「良い話」で締めるには、描写も足りてない印象ですし。いや、高校野球部のエピソードが、もう少しあれば...
あ。これ。「サード」も思い出しちゃったかもしれませんw
いずれにしても、このサイズの作品、この調子でどんどん上映して欲しいです。
全1件を表示