劇場公開日 2022年2月4日

「「これからの公教育」についての考察映画」夢みる小学校 れもん好きさんの映画レビュー(感想・評価)

4.5「これからの公教育」についての考察映画

2022年7月4日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

おそらくこの映画はひとつの学校に密着して
メリット・デメリットをまるごと記録するタイプの映画ではなく
「”公教育”について3つの学校から考察する」という類の映画ではないでしょうか。

私はこの学校の生徒の保護者ではありませんが、知り合いにこの学校の保護者の方がいてお話を聞いています。
自分でも学校見学をしています。

この映画の中で、卒業後の生徒の学力は以下のように描かれています。
◎きのくに子どもの村中学校を卒業した後、各地の高校に進学した生徒たち
のテスト平均成績が、全校生の上位3割以内であること
◎明治学院大学の辻信一先生ゼミに所属したきのくに子どもの村卒業生が
大学卒業論文が優秀で「総代」で卒業したこと。

この学校の学びは、「成績が優秀であること」より「自分らしく幸福に生きること」が優先されているのに
卒業生の成績順位について映画で言及するシーンには矛盾を感じますが、、、。

「序列をつけない、すべての子どもたちが自己肯定感を持てる教育」をする学校が、
きのくに子どもの村学園だけでなく、伊那小学校なども
日本に存在していることを知っただけでも、映画を見た意味がありました。

こんな学校が、各市にひとつあれば、
学校いけなくなる=不登校=フリースクール、ホームスクーリングなどではなく、
「学校」が好きで通い続けることができる子どもたちも増えるのではないかなあ…、
と思うのは私だけでしょうか。
学校そのものに多様性が欲しいですよね。

れもん好き
りあのさんのコメント
2022年7月4日

レモン好きさん
コメントありがとうございます。
私が引用したのはサイトに書かれていた元在籍者の方のコメントです。
URLが貼り付け出来ないようなので、きのくに山の学校とデメリットで検索してみてください。
ソースが1ヶ所では弱いと言われるなら、そうかもしれないし、その方が真実では無い事を書かれているのが明らかならレビューを訂正します。

りあの