「未来の義務教育の姿」夢みる小学校 早輪子さんの映画レビュー(感想・評価)
未来の義務教育の姿
『いただます1&2』は、子どもたちのあるべき姿、学びの場が生き生きと描かれていて素敵な映画でした。どちらの作品も、出てくる幼い子どもたちは皆、キラキラした目をしていました。
『夢みる小学校』では、幼い子どもたちが成長し、進む次の教育環境である学校で何を学び何が大切なのかと、子どもたちの姿から伝わる作品。オオタ監督のいずれの作品もあたたかく人として大切なものがそこにはあります。
映画を見ながら、そうなんだよ、そうだよねと、上映中ずっと涙が止まりませんでした。伝え方は本当に難しいのに、批判や否定、押しつけではなく、こうなれば社会がよくなるんじゃないの?と、誰も傷つけずハッピーな気持ちにさせるほんとうに素晴らしい映画だと思いました。
誰のために何のために勉強するのか?そして誰のために何のためにだか分からない校則に拘束され、皆と同じでなければおかしいと言われる「学校」。私は親が怖くて行っていましたが、そんな学校が大嫌いでした。
学校に行きたがらない人間らしい子どもたち、学校に行かない子どもに悩んでいる親子さんたち。そして教師になる夢をもつ子どもたち、若い人たちに観てほしい。言葉で伝えるより映像で伝えることの影響力は強いです。本当に素敵な作品をありがとうございました。
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