「観てよかった想像を遥かに超えていた。」HOMESTAY(ホームステイ) まさのすけさんの映画レビュー(感想・評価)
観てよかった想像を遥かに超えていた。
原作の「カラフル」は未読でこの作品を鑑賞しました。突然手術のシーンであり男の子が死にかけの所から始まりそして時が止まる展開と素早い話で驚きでした。予告を観ても尚どう言った話になるんだろうと思って居ましたが、こうゆうお話は昔に小説に読んだ「陽気な死体は僕の知らない空を見ていた」の話と似ていて(こりゃ面白いな」と思いました。他人の死をその他者が介入し死の真相を解明する。そこには、並々ならぬ理由と闇が存在する。介入した者でさえ精神がおかしくなってしまうだなと感じた。設定が面白く感動する魅力には、もう1つの要因があると私は思う。それは、キャストだ。
主人公を演じた長尾謙杜君は、なにわ男子のメンバーで俳優業もしていて自分の中では、「俺のスカートどこいった」で出ていた時の演技とは、また一皮剥けていて上手でした。次に幼なじみのあきら役をした山田杏奈さんは、表情の起伏が激しく表現されていて可愛くもあり寂しそうな顔をするのは、上手だなと思いました。今後の活躍あれば応援したいです。美月先輩役の八木莉可子さんも可愛いただただ可愛い。そしてやっと認知されてきた同性愛と言う難しい役を上手く演じていて凄かったです。そして1番の驚きは、みつる役の望月歩君この子の印象は、「アンナチュラル」での話で出た高校生役で演じられており凄く上手だったので今回も観れて良かったです。兄として死にかけた弟とどう接するかそして自分は、どう会話してあげれば良いか苦難を乗り越えた兄という難しい役に上手く演じられて居たなと思いました。皆さん若いのに上手だった所が作品をより良いものにしたんだと思います。
ですが、大物の俳優・女優が更に味を引き立てていたなでした。管理人役で出た濱田岳の安心した演技母役の石田ひかりさんも気弱な母を上手く演じ父役の佐々木蔵之介さんは、渋い渋すぎる所が厳格な父親を上手く出していたなと感じました。
やはりキャストが良いと作品の指揮がより上がりますよね。
作品の感想を言うと、この世を生きる者に無色透明生きる意味必要とされない人間居ないと言う事をこの作品は、教えてくれます。誰だって誰かを必要として生きている。そう感じました。小林真が感じた孤独感もシロが感じた人間の表面上の顔全てが上手く綺麗に描かれていて凄いなと感じました。
普通にお涙ちょうだいだけの映画では無く現実の世界で起こりうる事だなと考えさせてくれる映画でした。Amazonプライムだけでなく円盤化しないかなぁ〜って思います。ありがとうございました。