大河への道のレビュー・感想・評価
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歴史に詳しくなくても面白かった
時代劇の映画はあまり見ないが、日本地図がどのようにできたのか興味があった。現代と時代劇、コミカルと真面目なシーン、違和感なく楽しめた。ベテラン俳優だからなのか、言葉の重みというか説得力があるというか、セリフの間なのか、中井貴一の涙につられて涙が溢れた。こんな大河ドラマがあればいいのにと思った。
伊能は、次の間で上様をお待ち申し上げております。
NHK大河ドラマの効力というのは、まだまだ絶大なものがある。地方の町にとって、我が町ゆかりの人物が大河ドラマになる、あるいは大河ドラマに中心人物として登場することは、大河ドラマを観ない人でも嬉しいもの。
千葉県は、それなりに大河に登場する歴史上の人物はいたけれど、ドラマの中心人物にまではなっていないようだ。
大多喜町が本多忠勝の大河ドラマ誘致キャンペーンを張っていたが、ちょっと疲れぎみか。
この映画の中でも、伊能忠敬よりは本多忠勝か里見八犬伝…みたいな台詞があった。
立川志の輔の新作落語は未観賞だが、目の付け所がよいと思う。
中井貴一が落語を聞いて映画化したいと考えた根底には、時代劇への愛情がある。
現代に受け入れられ易い時代劇映画に仕立てられると感じたようだ。
そう言われるほど時代劇が衰退しているわけではなく、意外と新作時代劇は公開されていて、それなりの成績をあげたりはしているのだが。
企画として参画した中井貴一が脚本をオファーした森下佳子は、テレビドラマ界ではヒットメーカー。
彼女は初期段階で辞退を申し入れたらしく、その理由が「伊能忠敬の人生は大河ドラマになる」と、いうのだから面白い逸話だ。
本作はハートウォーミングコメディーとして、極めて善良な映画だと思う。
現代編と江戸時代編を二重配役で同一キャストが演じ分ける趣向も良い。
芸達者な役者陣だが、何をおいても中井貴一のコメディアンぶりに尽きる。
例えば、雨の中で傘をさして門扉の呼び鈴を押す場面。雨の雫で濡れた指をピッピッと払う仕草がさりげなく可笑しい。
こういう芸ができる貴重な俳優なのだ。
松山ケンイチとの掛け合いも息があっていた。
江戸時代編のクライマックスは、将軍への地図のお披露目である。
大広間に広げられた「大日本沿海輿地全図」を空中からなめるように見せるCG映像が、それまでに地図を筆で手書きする繊細な仕事を見せているから、感動的だ。
そして、伊能忠敬は既に亡くなっているという告発を受け、中井貴一演じる高橋景保が将軍の面前に伊能忠敬の代わり身を示すアイデアと、それに呼応する徳川家斉(草刈正雄)の台詞には不覚にも泣いてしまった。
香取市佐原にある「伊能忠敬記念館」に行ってみて知ったのだが、地図の完成まで伊能忠敬の死を隠蔽し続けたというのは周知の史実で、裏歴史という訳ではないようだ。
高橋景保が、シーボルトに地図を渡した罪で投獄され、獄死したという史実の方が、映画を観た後で知ったこととしては驚きだった。
歴史好きには刺さる映画
伊能忠敬についてあまり知らなかった私がみるとへぇーと学びになる内容でした。
キャストもよかった!昔役所に勤めていたけどあんな感じでしたよ。
いい雰囲気だった。
江戸時代からあれだけの知識がある人たちがいたのだという事実を知ることのできる作品でしたし、博物館も行ってみたいなと興味もわきました!
歴史地理の授業好きには刺さる映画で地域振興にも一役かっているところはすばらしいです!
脚本、原作
花戦さ以来久々の森下さんの脚本で期待したのですが、私的にはちょっと?と言う感じでした。テンポが悪いのか、原作か、考えてみましたが練り込みが足りないのかなと思いました。あまり時間かけずに撮ってしまったのかな。コロナの影響か。
時代劇と現代劇のハイブリッド
2022年映画館鑑賞23作品目
6月12日(日)一関シネプラザ
1700円
原作は立川志の輔の創作落語
企画中井貴一
監督は『花のあと』の中西健二
脚本は『包帯クラブ』の森下佳子
2001年の映画・加藤剛主演『伊能忠敬 子午線の夢』未鑑賞
オリエンタルラジオ中田が先生を務めた伊能忠敬の『しくじり先生』は何度も観た
舞台は現代の香取市
地域のまちおこしにNHKに頼んで地元の偉人・伊能忠敬を主人公に大河ドラマを制作してもらおうと提案した総務課主任池本
すぐさま採用され池本はプロジェクトの責任者に任命
県知事の要望で大物脚本家加藤に大河ドラマの脚本を依頼した池本だが
もう一つの舞台は江戸時代
文化15年(1818年)伊能忠敬の死後から数年
伊能隊は予算確保のため亡くなった忠敬がまだ生きていると偽りながら未完成の日本地図完成に邁進する
主要な役者全てが一人二役をしているのがわりと斬新
普通ならこんなことはしない
人件費削減にはなったかもしれない
わりとこういうのは嫌いじゃない
松山ケンイチのコメディーリリーフぶりが良い
中井貴一のツッコミが良い
日本人女性は着物姿が一番美しい
岸井ゆきののようなおかちめんこでも女っぷりがグンと上昇し恋心が芽生えそう
美しいといえば完成した日本地図
なんて美しいんだ日本列島
惚れ惚れした
人気No. 1セクシー女優のヌードよりよっぽど興奮した
とはいえ『ノルウェーの森』の突撃隊みたいに地図を見ながらマスターベーションはしないけどね
日本地図を完成することによって日本侵略を狙う欧米列強から日本を守った伊能忠敬ならびに伊能隊は日本の歴史教科書にもっと大きく取り上げられるべきではなかろうか
総務課主任・池本保治に中井貴一
伊能忠敬の師匠・高橋至時の長男で天文方の高橋景保に中井貴一
市役所総務課員・木下浩章に松山ケンイチ
高橋景保の助手・又吉に松山ケンイチ
観光課の課長・小林永美に北川景子
伊能忠敬の元妻・エイに北川景子
総務課・安野富海に岸井ゆきの
伊能家の下女・トヨに岸井ゆきの
香取市市役所職員・各務修に和田正人
忠敬の測量隊員・修武格之進に和田正人
香取市市役所職員・吉山明に田中美央
忠敬の測量隊員・吉之助に田中美央
香取市市役所職員・山本友輔に溝口琢矢
忠敬の測量隊員・友蔵に溝口琢矢
ラジオのDJ・梅さんに立川志の輔
医師の梅安先生に立川志の輔
葱抜きの鴨南蛮を注文する山神三太郎に西村まさ彦
勘定奉行の命を受け生きているとされる伊能忠敬について調査する神田三郎に西村まさ彦
総務課・和田善久に平田満
忠敬の測量隊員・綿貫善右衛門に平田満
千葉県知事に草刈正雄
11代将軍徳川家斉に草刈正雄
大物脚本家・加藤浩造に橋爪功
源空寺和尚に橋爪功
良い映画でしたよ
伊能忠敬の映画なのに伊能が登場しないというのは見事なアイデアだと思います。伊能の人生を描こうとすると尺が長くなるし、映像的にもずっと歩いているだけのつまらない映画になりかねません。伊能の死後から地図の完成までの3年間に期間を限定したのは正解です。かなり創作も入っているでしょうから、歴史ものとしての完成度はわかりませんが、伊能の偉業を知る入口としては良くできた作品です。
全体的にコメディーなので、本格時代劇を見たい人には向きませんが、肩の力を抜いて見るには丁度いい映画でした。観客の年齢層は高めでしたが、ところどころで笑いも起こってました。
ちなみに、個人的に大河にしてほしい偉人は「ジョン万次郎」です。
落語と映画の間に
中井貴一が立川志の輔の新作落語を気に入って制作した町おこし奮闘喜劇。
地元の誉れ伊能忠敬を忠敬オタクの公務員がひょんなことから大河ドラマにしようと悪戦苦闘する様と実際の江戸時代の忠敬周辺の人々の日本地図作りの闘いが交差する。原作の新作落語はおそらく面白いと思われるが映像にすることで喜劇センスを求められた結果、せっかくの題材の面白みがかなり喪われ喜劇部分とシリアス部分のバランス、面白みをうまく演出できていないように感じる。
ただクライマックスはとてもエモーショナルでありそこまでの下準備がうまくいっていれば傑作になったのではないだろうか。
飄々と我が道をいく老脚本家を橋爪功が好演。ただそれぞれ二役演じた豪華な助演陣は現代と江戸でのシンクロがもっと明確になれば、という点で惜しい。映画の面白さは細部に宿るもの、ということを強く感じた一作です。
伊能忠敬は何処へ
個人的に武田信玄、晴信には思い入れがあったので柔な印象の中井貴一さんは嫌だったけど、コメディは結構好き。伊能忠敬の死と地図の完成の時間差を背景にした作品で、思ったより熱量もあってよかった。
では今しばらく、先生には生きていていただきましょうか。
志の輔師匠の落語版を聴いてから、公開を楽しみにしていたこの映画。正直、落語では、ドタバタ劇に重きを置いていたせいで、なんで「忠敬が死んだことを隠す」必要があるのか上手く伝わってこなかった。映画では「隠す」必死さは伝わってはきたが、それでもなんで忠敬の死が地図作成中止に直結するのか、どうも腑に落ちない。幕府は、忠敬個人に大金を下賜していたのではなく、有益な事業に対して補助金を出していたのではないのか?それなら、代表者がいなくなっても、作業の実直な指揮者がいて滞りなく地図が出来上がるのなら、問題はないのではないか。その疑問がずっと引っかかっていた。
大河ドラマ誘致に奔走する香取市総務課主任の中井貴一の役柄に覚えた既視感は、「最後から2番目の恋」に出てくる鎌倉市観光課課長長倉和平そのままだった。役どころもそっくりなうえに、振り回される真面目キャラまでそっくりだった。まあ、中井貴一がクールな役とコミカルな役をさらりと使い分けができる役者だからいけるのだろうけど。だけど、今60を過ぎた中井貴一が、地方の市役所の主任っていうのはしっくりしない。主任ってせいぜい30代でしょう。年相応にいえばせめて部長クラス。あれで主任じゃ、かつてしくじりをしでかした、仕事ができないオッサンに見えてしまう。
「これは伊能の意志を継いだ高橋景保の物語だな。」ってところで大どんでん返しでズッコケてエンディング、、、と思いきや、「弟子にしてください。」「なるほどそれが主任にとっての第一歩ですか。」ときた。人生の後半なんのその、50を過ぎて歩み出した忠敬になぞらえて、しっかり最後は締めてくる。でもなあ、その志、急な思い付きにも思えた。
最近見た邦画で抜群に面白い
史実に基づきながら、とてもおもしろい映画でした。ぜひ、たくさんの人に
見てもらいたい、素晴らしい映画でした。人に鑑賞を進めることのできる映画です。
上映する映画館が少ないようなので、売り上げは厳しいと思うが、ぜひたくさんの
人に見てもらい、上位に食い込んでほしいと思う映画です。ぜひ記念館に行ってみたい。
泣いた。泣かされました。
絞って書くと、中井貴一、橋爪功。
二人ともコメディ風が多いけど語る時には語りますよね。 思わずセリフに身を乗り出してしまいました。
他の俳優さんたちもすばらしかった。
設定も面白かった。現代と江戸を同じ俳優が演じていて、楽しかったというより良かったです。
最後の上様(草刈正雄)と高橋景保(中井貴一)との会話には心が震えました。
中井貴一が懐からわらじを出すシーンはたまりませんでした。
中井貴一の時代劇を残そうとする意欲
志の輔の落語から、伊能忠敬の落語を聞いて、時代劇を残すため中井さんが、町の偉人である伊能を大河にするため奔走する職員と、脚本を頼んで調べるうちに、日本地図を完成したのは伊能でなく、周りの人々と分かり本当の話で時代劇と現代劇を交錯させて、とても笑いも有り楽しんで鑑賞できる作品でした。
忠敬はここに(っ˘̩╭╮˘̩)っ「忠」ぞうり
ちょっと実年齢を整理しとかないと
演じる役者との年齢の差があってイメージが狂う。
伊能忠敬(1745〜1818)大崎栄(?〜1818)
高橋至時(1764〜1804)
高橋景保(1785〜1829)※忠敬逝去時33歳
徳川家斉(1773〜1841)
元は立川志の輔の落語が原作で、この話に惚れ込んだ中井貴一が映画化の話を持ち込んだのが始まり。
この映画によって伊能忠敬以外の人物にもスポットが当たることになり、とりわけ天文学の師匠高橋至時、若先生こと息子の景保に注目したい。
この高橋親子は共に若くして亡くなっており、特に景保は大変有能でありながら投獄され獄死(自殺?)したにもかかわらず、罪が確定前として遺体を塩漬けの状態で保存され、確定後遺体を打ち首にされている。(シーボルト事件)
むしろこの景保を主人公にした大河が作れそうだ。
当時はロシア帝国の驚異がいよいよ北海道に迫ろうとしていた時期で、戦略的に詳細な地図は大変価値のあるもので幕府も事業として推進した。
もう一人、伊能忠敬と高橋景保、そしてロシアを繋ぐ人物に間宮林蔵(1775〜1844)がいるが、忠敬の弟子でありながらシーボルト事件にも関わっているのでチョイ役でも登場してほしかった。
高橋家の悲劇がクローズアップされることによって歴史に埋もれてしまった人物の知名度が上がることを望む。
ちなみに北海道が少しずれているのは、横方向(経度)の技術が未発達であったこと、最初に手をつけた地域でまだ不慣れな部分もあり、これは忠敬本人も感じていたようで、最後の九州の測量後に「ちょっと見劣りするのでもう一度測量し直したい」と幕府に願い出ている。(幕府は却下し江戸府内の測量を命じた)
♪エ〜リィ〜〜♪ 中井貴一さん、いいですね〜
威張って言うことではありませんが…歴史物はほとんど観ません。
先日も同行した同僚から車移動中大河ドラマのことを熱く語られ続け
「ごめん、NHKって災害時くらいしか観ないんで分からない」って言うと
「なんで観ないの?みんな観てるよ!」って!みんなって誰よ?!
まぁでも現代と過去との行ったり来たりが面白そうだったのと、ちょっと重くて長いのに恐れをなして『流浪の月』は次回体調のいい時にとっておいて鑑賞しましたが大正解でした。
もともと『ふぞろいの林檎たち』世代なもので、三流大学の仲良し三人組、時 任三郎さん(古畑任三郎の名前はここかららしいですよ!)警視庁24時?柳沢慎吾さん、中井貴一さん(仲屋酒店の次男坊、とってもいい人、仲手川義雄)彼らのやりとりにはいつもうなづいてばかりでした。♪エ〜リィ〜〜♪のメロディが頭をよぎります。
なかでも近くの赤門に配達に行く時の心情や、気が弱くて奥手だった彼が石原真理子さんに思いを寄せるくだり、仲屋酒店で母親にいじめられる義姉の味方をしたり、心優しい中井貴一さんにはいつも勝手に共感を覚えてました。
いい役者さんですよね!各作品外しませんからね〜シリアスな役からコメディまでそつなくこなしますよね!(最近はコメディキャラに寄りがち?)また脇を押さえる俳優陣がこれまた素晴らしいこと。
橋爪功さんはもちろんのこと、「銀ちゃんカッコいい!」の平田満さん、ここのところメキメキ頭角を表している岸井ゆきのさん、もちろん北川景子さん、松山ケンイチさんは言うまでもなく。
チュウケイさんは全く出てこないのに観たことのない『大河ドラマ』化をすればいいのに!ってつくづく思いました。面白かったです。
作品のレビューになっていなくてスミマセン。
私にしては珍しいチョイスの作品でしたが、結構楽しめました。鳥肌立ったし。
レディースデーでの鑑賞ということもあり、お客さん結構入っていました。
えっ?私?もちろん世を忍ぶ男の姿のまんまで行きましたよ…(⌒-⌒; )
女装で行きたかったけれど、さすがに地元では制約厳しい(笑)
北川景子さんみたく綺麗になりたいぃぃぃ…(///ω///)
女装での映画鑑賞は、この秋の新世界行きまでおあずけ。←相変わらず余計な情報ぶっこむなし!
でね、作中での割と重要なキーワードの“鳥肌”が立ちました。
正雄将軍様に、完成した広大な日本地図をご披露したシーンで。
マジ、ブルブルっときたのね!本当に見事な、20年近くの仕事の集大成で創られた
『大日本沿海輿地全図』(๑• ̀д•́ )✧+°ドヤァ!ですよ!
忠敬(ちゅうけい)さんに興味を持って、またWikipedia先生に、ぷち師事しました。
すると忠敬さん、本当に波乱万丈の人生だったようですね。
映画の劇中でも語られていましたけれど、日本地図を作るきっかけって地球規模のお話だったのですね。
新鮮な学びの喜びナイス。
もっと驚いたのって、既にあの当時の日本には、かなり進歩した学問と、それに類する機材があったってこと。
映画は史実をなぞっていたのですね。
忠敬さん、ご存命の間には地図を完成させていなかったのですね。
お亡くなりになられたことは伏せられて、後を継いだみなさんで完成させていたのですね。
リアルストーリーびっくりだ!Σ('◉⌓◉’)ナント!
中井貴一、企画ナイス。
シアターのみなさんと“クスクスっ”と来るシーンのツボが一緒だったので、結構楽しめました。
ヒューマンドラマパートとコメディーパートの両軸が絡み合った上に、メタフィクションの体でお話が進むんですね。
ともすれば収拾つかなくなりそうなところを、綺麗にまとめ上げていたと思ったです。
できれば“クスクスっ”とくるコメディーパートがもっと多ければ、なおよかったかも。
シアターの皆さんと空気感共有しながら観るのって楽しいから。
少々不満だったのは、松山ケンイチさんのコメディーリリーフがちょっとスベっていたところかなぁ。
どうせやるなら、もっと派手にやらかしていてもよかったかもです。
原作者である立川志の輔さんご登場のシーン、結構いい味出していらっしゃったです。
きちんと、すっとぼけたお笑いパートに寄せてくるあたり、キャラクターが立ってたです。
総評としては『大日本沿海輿地全図』(๑• ̀д•́ )✧+°ドヤァ!
が本当に圧巻だったので、そのシーン観て鳥肌立てるだけでもシアターで観る値打ちあるかも。
スクリーン目いっぱいに、ドーン!ですからね。ドーン!なんですよ。
あと、きっとみなさん同じツボのお笑い“クスクスっ”の空気感共有も外せないところです。
劇場に足運んで後悔はしていないです。
アッーーーーーーー!!!
そうだ!肝心なこと忘れてたよ!!!
結局この映画って忠敬さんは、一切!全く!これっぽちも!登場しないんですよ!←なんやねんなそれ(笑)
面白いけど…
脚本も良いし、演者は実力者ばっかりだし、面白いということに躊躇いはない。
節々に散りばめられるクスリとさせる笑いもいかにも中井貴一が出演する映画っぽいし。
最後の会議ウケた。
タイトル、てか主人公変わってるやん!大阪の大河になる上、誰も知らん人描いても視聴率取れんぞw
伊能忠敬の真実?みたいなのも素直に「へー」てなるし。
だけど、評価を付けるとなると「まぁ及第点かな」という感想になる不思議。
原作は知らんけどあえて腐した見方をするなら、伊能忠敬の「日本地図を作る」ということが如何に大変で如何に凄いことなのか、を描きたかったけどそれだと弱いから「大河に出来ない」部分をくっ付けたストーリーにしたんかな?て印象。
見て損はない、とは言わない。NHK当たりでもう少し低予算でドラマとして作っても良さそうな気もするし…
ストートだが、泣かされた。よかった。
細かいとこの疑問はあろうが、自分としては大当たりの映画だ。
役者さんは、みんな上手いし。
自分で、脳内補正してしまって、感動が深まったのかな。
ちょっと出てきたが、イギリスがこの地図を見て、
植民地にするのをあきらめたと言ってたよね。
現実として考えると、なんで日本が植民地にならなかったのか?日本と少しの例外を除いて、アジア、アフリカの国々なんて、ほとんど欧米の植民地になっちゃった。
普通なら、資源もなく、極東と呼ばれる世界のはじっこにある、島国がどうして?逆に不思議なくらいだぞ。
教育制度と、国民性と思える。
日本特殊論はやりたく無いけど、そう考えざるおえない。
イザベラバードなんかも、日本の特異性を書いてるし、
江戸時代という200年の平和な時を自国で成し遂げたのも、
謎。
現実だって、世界中で内戦やら、ウクライナ侵攻とか
起きちゃってるんだぜ。
明治維新で、欧米の文化取り入れて、発展出来たのだって
日本だけ。江戸時代の庶民の教育がある程度あったから、
マネが出来た。
発展途上国が、きちんと先進国の仲間入りした例なんか
あるのか?あっても、日本が支援した国々ぐらいじゃ無いの?
チャイ◯なんか、パクったり、援助されまくりで、
経済的には発展したように見えるけどさ。
実態は、どうなんだ。
追伸、これ、依頼する脚本家が橋爪じゃなくてもよかったんじゃないかな。若くて勉強家の人だったら、
忠敬と師匠の関係と同じになるし。
まあ、いい映画だった。笑って泣けて、いろいろ考えること出来た。
なんで、嫁さん逃げちゃって、戻ってきた?
本心は、尊敬してたって流れだったけど、
最後まで理由がわからなかった。
どこまでフィクションか、わからんけど、
まあ、そうしておこうぐらいの方が楽しめるかな。
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