大河への道のレビュー・感想・評価
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知らなかった。死んだ後に地図が完成したなんて。
めちゃくちゃ面白い。市役所の会議から江戸時代へのシーンチェンジが手品のようにスムーズ。まくら(枕)から本編の落語が始まる感覚と似ている。
タイムスリップしたように江戸時代パートが始まると、市役所の人たちが、そのまま別な役として演じている。総務課主任の中井貴一は、高橋景保役だし、観光課課長の北川景子は伊能忠敬の元妻・エイ。
伊能忠敬の死を隠しながらの地図作成奮闘記が笑いを交えながら続くんだけど、『大日本沿海輿地全図』が完成する頃になると目がウルウルし始め、将軍へのお披露目のシーンではヤバイくらいに涙が止まらない。
中井貴一と松山ケンイチのコンビは息がピッタリ合っていて思わず笑ってしまう。北川景子もコメディエンヌとしてもピカイチ。気が強そうな見た目との落差があって面白い。
『ハケンアニメ!』に続いて、今週は大収穫です。
年齢を理由に挑戦を諦めることはないです
表題は、多分この作品の裏のテーマだと思います。
(加山雄三さんあたりが言えばピッタリでしょうね)
中高年の方は映画を見た後、気持ちよく劇場を去ることができる作品かと思います。
物語は現代と江戸期を切り替えながら、出演俳優がそれぞれの時代の人物を演じています。
(これはいいですね)
逆に、将軍閲覧の際に奉行がいきなりチャチャ入れたり知事を市の課長と主任だけで訪問したりするのは、イマイチな演出かと思います(まあ、ストーリー進行の都合なんでしょうけど)
少し気になったのが「鳥肌がたつ」という表現。この言葉について肯定的な使い方は比較的新しく、古くは否定的な使い方をしていました。
ストーリー進行に必要がないのに高齢・高名な脚本家がこの言葉を使うのには違和感を感じました。中高年の観客の方は多分、違和感があったのでは。
大河への道が結局どうなったか、題名からはわかりません。結論が気になった方は劇場へどうぞ。
個人的には良い纏め方だと思います。
日本地図に隠された秘話
立川志の輔の新作落語を映画化したとは知らずに鑑賞。歴史上の人物・伊能忠敬が主人公だが早々と亡くなるので実際は故人の遺志を継ぐ仲間の物語。異なる時代を生きるキャラクターを一人二役で演じてて演技を2倍楽しめるが物語としては平凡でメリハリに欠ける。
2022-88
名もなき人々の活躍
本作は落語が原作らしいが
それをまったく知らなくても楽しむことができた
千葉県香取市で観光のために
その地域の有名人である伊能忠敬の大河ドラマを作るために
脚本家に依頼をするが
その脚本家が「実は伊能忠敬は日本地図を完成させていない」と言う
ここで現代から江戸時代の物語になる
そこで伊能忠敬が亡くなったあとに
伊能が亡くなったことを隠して、
日本地図を完成させようと奮闘する伊能の弟子たちの物語を描く
この映画はコメディっぽいが
江戸時代のあたりはあまりコメディが少なく感じた
ただ、地図を披露するシーンは
地図の大きさもあり、圧倒的なシーンで個人的には感動した
本作はキャストがそれぞれ
現代と江戸時代の人物を二役をするが
それの演技もよかったと思う
ラストは大河ドラマ企画はしばらく無しになったが
自分が伊能の大河ドラマをつくるためか
脚本家に弟子入りするところで話は終わる
千里の道も一歩からということか
なぜか天文知識やら数学知識が求められるので要注意(補足入れてます)。
今年148本目(合計422本目/今月(2022年5月度)25本目)。
ということで「a-ha」から25分違いでこちらの映画。
この映画で述べられていること、つまり、「実際には伊能忠敬は日本地図を厳密には完成させていない」という点は、映画としては初めてかと思いますが、クイズ番組や雑学本等ではよく取り上げられていた話題(実はここも知っている方は結構いそう)、そこの斬新さはあまりないかな…というところです。
他の方も書かれている通り、現代日本(千葉県と千葉県の市の魅力を伝えるための観光(地域)行政という話)と江戸時代が交互に出る、というストーリー仕立てです。ただし、どちらの話をしているのかはちゃんと明示がありますし、そんなに何度も入れ替わるわけではないので(確か、どちらも3回程度の合計6回くらいだったはず)、そこで「今どこの話をしているのかわかりづらい」という論点は発生しにくいところです。
映画としては初めてでも、このこと(史実通りの内容)は少なからぬ方が知っていることで、それをどう映画というエンターテインメントに落とし込むのかという論点がやはりあり、そこは工夫が見られたので良かったです。
一方、それにこだわったのか(作品の完成にこだわったのか)、一部にわかりにくい点や、なぜかしら突如天文の話をしたり、当時(江戸時代)の事情を知らないと趣旨がわかりにくい点もあります。
予習必須とまでは言えないにせよ、「より理解度を上げる」ためにはちゃんとした事前のチェック(情報収集。公式サイト等)があればより有利です。
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(減点0.4/説明不足・日本語の誤用等)
・ 映画内でも触れられている通り、当時は測量技術がまだ未発達で、日本でも取り入れられていた三角比(三角関数ではない。映画内では「三角関数」といっているが、趣旨的には「三角比」が正しい)が使われています(これは今は関数電卓でも出せますが、当時にはすでに早見表などはありました(サインコサインという言葉が日本に来るのは、明治時代以降のお話であり、実質それに相当する概念が日本にもありました)。
この話がいきなり十分な説明なく出てくるのがちょっと厳しいかな…というところです(今では理系文系共通の高校1年の数学の話ですが、数学嫌いな方にはちょっと厳しいところです)。
・ この映画、ご覧になるとわかりますが、北斗七星(おおぐま座の一部。北斗七星は星座ではないので注意)と北極星が何度も描写されますが、具体的な言及はありません。
北極星の見える高さと、その場所の緯度は同じだということは小学4年では発展扱いで学習します(私立中学等では普通に出してきます)。このことは当時の日本でも知られていたのですが(つまり、何度も北極星を見ているのは、緯度の確認、ということです)、緯度ではないほう、つまり、経度については日本の当時の測量技術が未発達であり(クロノメーターに相当するものがなかった)、このことが映画内で振られている「蝦夷(北海道)・九州でゆがみがある」という部分です。
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(参考) なお、当時はまだ日本には「北極星」だの「北斗七星」といった語は存在「せず」、日本ではこの当時もまだ、中国文化から「輸入」した中国式の「星官」が一般的でした(88星座が普及するようになったのは、開国以降の明治以降の話です)。ただ、北斗七星は有名なので「斗」だけで呼ばれていたりという部分はあります。
(※) この「北斗七星と北極星が映るシーン」は結構あるのですが、妙に北極星(2.00等級)が明るく描写されているのは気になりました(→対比される北斗七星をなすいくつかの恒星よりも暗い)。あの明るさ・色(オレンジ・黄色)からすると、アークトゥルス(-0.04)やカペラ(0.08)を想定するほどの明るさですが、位置関係としてそれはないのですが、ここも気になったところです。
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・ ラストあたり、完成された日本地図が公開されるシーンは見どころですが、あのシーンをよく見ると、海岸線付近は非常に正確に作られているのに、内部、つまり、「海岸線付近でない部分」はほとんど描かれていない(何も描かれていない)ことが描写されます。
これは映画内の手抜きでもなく、当時の地図の作成の手抜きでも予算不足でもなく、当時、日本地図の完成というのは「ロシア等からの海をわたっての密入国対策」という問題に解決する幕府の方針でした。したがって、この観点では「海岸線にいたる部分はちゃんと描かれている必要はあるが、富士山の位置だの琵琶湖がどうだのというのは本質論ではなかった」のです。
・ 「鳥肌が立つ」というのは、(ホラー映画などでの)恐怖で皮膚に鳥肌が立つことを意味する慣用句であり、「何かに感動すること」を意味する表現では「ありません」(江戸時代から含めてこのような用法はなく、この「何かに感動すること」をこのように表現する誤用が広まったのは、平成に入ってから)。
これも誤用が広まっているので理解はしますが(日本国内では国語の誤用に近い)、意地悪な言い方をすれば「何を言いたいのか不明」です。
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落語家・立川志の輔による新作落語「大河への道 伊能忠敬物語」を映画...
落語家・立川志の輔による新作落語「大河への道 伊能忠敬物語」を映画化。主演は中井貴一。
失礼、すみません。テレビの2時間ドラマで。
軒並み高評価が多いようですが、サスペンフルやドキドキや逆転劇が好きなオイラには合わなかったかなぁ。
まあ、こういう作品だから単調になりがちなのは仕方ないか。
草刈正雄はいい味だしてたけどね。
全員一人二役
中井貴一さん、北川景子さん素晴らしい演技でした。岸井ゆきのさんもよかったです。
今回で、伊能忠敬さんが、日本地図を完成させてなかったこと知りました。
ラストよかったです。この作品で泣いちゃいました。ビックリ!
大河 髙橋景保観てみたいです。
玉置浩二さんの曲が良い!
歴史を知る作品として良かったと思います。史実はどうか別として日本地図と殿の言葉に感動してしまいました。千葉県の方は必見ですね~
型
80本目。
年配向け作品と言うのは頭にあるし、演技の分かり易さからも、それは窺える。
でも江戸時代のシーンになると、急に演技のクオリティが下ってしまう感じ、彼女が出てきた瞬間から。
あんまし合ってないと思う。
それにしても、何かこう型にハマった芝居って、分かり易さはあるけれど、如何にも日本って思ってしまう。
この偶然はもしかして、仕事について考える…五月病対策の一環?厚生労働省の差し金?
NHK関係者ではないので確かな根拠はありませんが、伊能忠敬が主人公の大河ドラマの予定はありません。なので、今のところ大河への道はまだ〝道半ば〟どころか、そもそもそこに向かう道すら描けていないというのが現実のはずです。
それを逆手にとってのこの原作(落語は聞いたことがないので小説のほう)と脚本はお見事❗️
時の将軍徳川家斉に出来上がった地図を献上する場面では、思わず涙がポロリ。中井貴一さんや松山ケンイチさんらの演技と演出が上手いので、見てるこちらまで、一緒に地図を作ってきた伊能隊の仲間に同期したみたいな感覚で泣けてきます。
忠敬さん(地元の人は親しみを込めてチュウケイさんと呼ぶ)は、あれだけの労力と時間のかかる作業を経て、歴史に残る凄い地図を作った人。つまり、地図には収まり切らない大偉業を成し遂げた。だから、大河ドラマという枠にも収まらない。
というのが、この映画のオチということだと思います。
同日に公開された『ハケンアニメ』もやはり仕事というもののあり方を、分かりやすく教えてくれましたが、この映画もそうでした。
『ハケンアニメ』のレビューでこんなことを書きました。
何かを成し遂げるための、要件。
①リーダー(監督)の熱量と動機に説得力がある
②ベテランや特殊技能を持つ曲者のやる気を引き出す
(仕方ねぇな、俺がやらなきゃうまくいくものもうまくいかなくなるんだろう?やるしかないよな)
③ 組織の決定に関わるキーマン(柄本佑さん❗️ハマり過ぎ‼️)の協力を取り付ける
『大河への道』の場合、①に〝根気〟と〝遺志を継ぐ者〟を加えれば、ほぼ同じことが言えると思います。
橋爪功さん演じる脚本家が、歴史から消えてしまう名もなき功労者たちのことを書きたい、という趣旨のことを言っていましたが、ここもまた、静かにジンワリと心に響いてくるのでした。
やっぱり中井貴一のコメディは楽しい。
予告編を観て、現代と江戸時代が行ったり来たりする展開だから、切り替えどうするんだろうと、ちょっと心配を抱えながら着席。
町おこしの為に地元の英雄、伊能忠敬を主人公とした大河ドラマを作ろうと頑張る市役所の池本主任を中井貴一、バディの部下木下を松山ケンイチが演じる。この2人のやり取り、面白すぎで笑いっぱなし。
企画を進める途中、脚本家の加藤からチューケイさんが日本地図を完成させてなかった事を聞かされる。そこから江戸時代へ移行。
わお!登場人物全員、一人二役だ!
しかも、立場までほぼ同じで、台詞まで同じなんて、笑える〜。そしてチューケイさんの意思を継いで幕府に嘘をつきながら地図作りを頑張るみんな、泣けた〜。
この映画、キャストがみんなはまってて、北川景子、岸井ゆきの、橋爪功、平田満、西村まさ彦、草刈正雄など、みんな楽しかった〜。
笑って泣いて大満足だったけど、最後は、ん?
現代の場面、要る?
伊能忠敬という人は地道に日本全国を測量して回ったわけだから、確かに大河ドラマにはならないなと思うが、志の輔の原作で思わぬところにドラマがあることが示された、それを中井貴一が映画化したということ自体が素晴らしい。さすがに主演の中井は好演している。この映画は色々な見方ができるが、時代は古いが、地図作りという、お仕事ムービーとしても見れる。時代劇部分のクライマックスのエピソードもフィクションだろうが、感動的である。ただ、私には現代部分はやや緩い気がして、正直、要るだろうかと思った。
見事なエンタテインメントだ
いかにも落語が元になった話らしく、笑いと涙の人情物語である。
中井貴一はコメディアンぶりを存分に発揮しつつ、堂々たる主役を王道に演じている。流石である。松山ケンイチが珍しくおふざけのトリックスターを演じていて、中井貴一の周りをかき回す。こういう役もできるんだと感心した。北川景子はいつもの美人役だが、ちょっと斜に構えていると思いきや、生真面目に役割を引き受けたりする。才女で美人で思いやりがある。与謝野鉄幹の歌「人を恋うる歌」を思い出した。
千里の道も一歩から。日本列島の海岸線をすべて描き出すという壮大な計画も、日々の細かい作業の積み重ねである。集中力と根気のいる大変な作業であり、それを何年も続ける訳だから、志を持続させる精神力は驚嘆に値する。
そういった作業をひとりではなく、集団で行なうのだから、気持ちをひとつにする必要がある。仲間をまとめあげた伊能忠敬の指導力の凄さが窺える話だ。波乱万丈の人生を歩んできた忠敬だからこそ出来たのだろうと思う。そして忠敬の死後も、集団の意志のエネルギーは衰えることがなく、機関車のように力強く目的地に向かう。もはや誰も止めることができない。
本作品を見れば、伊能忠敬をまったく知らなかった人も、その偉業がどれほど凄いものであるかを理解できる。そういうふうに作られた作品なのだ。現代のシーンでは伊能忠敬についての客観的な情報を提示し、当時の場面では測量と書き出しの苦労を描き出す。この両輪で伊能忠敬という人物が立体的に浮かび上がるという寸法だ。
落語は語りと身振り手振りだけで話をするが、上手な落語では客は話の内容を微に入り細に入り理解することができる。まさに本作品は、映画の形式をとった落語であり、中井貴一が作りたかった作品がそのまま実を結んだように思う。見事なエンタテインメントだ。
はじめの一歩
この映画は、はじめの一歩を応援する為の映画なのだと感じた。
映画の中で、伊能忠敬やその仲間が測量で苦労した話は、そんなに深くは描かれていない。 全体的に物足りなさを感じますが、はじめの一歩が大切なんだよと思いながら見ると、映画の中に沢山のはじめの一歩が見られます。
人は、資金や年齢、地位などをできない理由にして、歩き出さない方が、多くいると思います。自分もその一人だと思います。
そんな方へ、エールをくれる映画です。
追伸
日本地図の映像がありますが、もの凄く感動しました。
バランスの取れた歴史エンタメ作品
コミカル&シリアスで感動あり。というバランスの取れた面白い作品である。本作は、日本初の日本地図作成の実作業を担当した伊能忠敬の弟子達の奮闘を描いている。同じ役者が一人二役で、時代劇パートと現代劇パートを演じるという斬新な配役で、時代劇と現代劇を融合した意欲的な歴史エンタメ作品である。
千葉県香取市役所では、町おこしのため、郷土の偉人・伊能忠敬を主人公にした大河ドラマ制作プロジェクトを発足させる。総務課主任・池本(中井貴一)がリーダに任命される。しかし、脚本作りの段階で、伊能忠敬が日本地図完成の3年前に死亡していたという事実が発覚する。一方、1818年の江戸時代の下町では伊能忠敬が日本地図の完成を待たずに死亡する。彼の遺志を引き継いだ弟子達は、日本地図を完成させるため、大胆な隠密作戦を敢行していく・・・。
時代劇パートと現代劇パートを設けると、二つのパートが独立分離してしまう。そこで本作では、主要メンバーを二つのパートに配役して一人二役にすることで、二つのパートをうまく繋げている。
伊能忠敬の弟子達の、昼も夜もない、気の遠くなるような地道な作業を丁寧に描写することによって、日本地図作成という偉業を際立たせている。ピーンと張りつめた静寂の雰囲気のなかで作業する弟子達の真剣な眼差しから、何としても日本地図を完成させて、異国の脅威から日本を守る第一歩にしようとする熱気が伝わってくる。
正に、“敵を知り己を知れば百戦危うからず”である。日本という国の正しい地形を知ることが日本が己を知る第一歩である。
本作のハイライトは、終盤の日本地図である。今まで沢山の日本地図を見てきたが、別格である。圧倒的な迫力と美しさで胸が熱くなる。伊能忠敬とその弟子達の想いが凝縮されている。やはり緻密で高精度の技術で作られたものは美しい。
ラストシーン。池本の取った行動は清々しかった。伊能忠敬のように、人生、決断した時が行動する時である。年齢制限はない。
その後は蛇足でしかないラスト
3年前に佐原に行ったが、
確かに伊能忠敬についての記憶は何もない。
何と影の薄い人なのか、仕事が偉業なのか?
映画のコピーも!
⽇本地図を完成させたのは伊能忠敬ではなかった!?
彼は地図完成の3年前に亡くなっていた!
と言う通り、
伊能の面目は丸潰れである。
しかし、大日本沿海輿地全図が画面いっぱいに写し出された時、とてつもなく大きく精緻で驚愕してしまう。
それはまるでミケランジェロのシスティーナ礼拝堂天井画を見上げたときと同じ衝撃だ。
さて、本題の映画はどうなのか?
はっきり言って、
江戸城の大広間で徳川将軍に公開した場面で終わってしまっていた。
その後は蛇足でしかない。
確かにあのデッカい地図を作成するのも一歩の測量からだが、あの大きさと一歩の無情さを比類できるものではない。
だが、その空しさを知りつつも一歩の徒として歩むには、大河への道も同じかもしてないが、夢と希望と意志を持てば歩み出さなければならなくなる。
ああ実物を見てみたいものだ。
伊能忠敬記念館は、千葉県香取市佐原イにある、1998年創立の記念館。
測量器具、測量図、日記など、国宝である伊能忠敬関係資料が保管されている。
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